今日は夕方から、第8回大阪野外演劇フエスティバル参加、
劇団態変の「すがた現す者」男は旅に出たーチェ・ゲバラを観にいった。会場は「扇町公園特設NGR雷魚テント」だった。作、演出、金満里さんで、そのライブ演奏が桑原しんいちさんと青木直之とQさんだった。写真は公演前の桑原さんと青木さんである。
パンフレットの金満里さんの言葉は衝撃的だった。
”溺愛と憎悪というアンバランスに、自らの身が置かれるという運命に気付くことは、その不条理さに発狂を押えるのは容易ではない。人はどこかで気付きながらも、正常をよそうために、見ない振りをしてきたと私は思う。
溺愛と憎悪という、胎内のジャングルより生まれいずる者が人間としたら、その狭間を拾うよう、人類の運命を懸け、課せられたものがあるのでなかろうか。
情緒に流されず、科学する思考で、やわらかな未来を信じるまなざしの大人として。2008,9,22 金満里”
金さんの激しくも真摯な言葉に驚いた。桑原さんのアルゼンチンフォルクローレのなじんだギターと歌声に、情熱的な演劇がすばらしくあっていた。自分の怠惰な心がいっぺんに吹っ飛んだような一夜だった。