今日は久しぶりの対局で、関西将棋会館に行く。王将戦の予選で、田中魁秀九段戦。いつもは電車で居眠り(熟睡)するのだが、目が冴えて困った。対局が始まっても寝ぼけ気味で、早々と仕掛けられて面食らう。
最近は対局となると憂鬱で、これではいけないと反省するのだが、登校拒否児童の心境に似ているのだ。ただ盤の前に座ると、まだ闘争本能は残っているようだ。
昼食前には決戦になり、少し指せると思った局面で、昼食休憩。ガード下のいつもの食堂に行くと、定休日だった。お造り定食が定番で(更科食堂では野菜炒め定食だが、昼間は混んでいる)楽しみだったのに。結局向かいの店でおでんと肉うどんを注文する。
午後からの戦いは冴えなかった。読みが集中できなくて、尻切れトンボで敗戦。
隣の対局が秒読みになっていたので、感想戦も早めに打ち上げる。
「どこがおかしかったかなあ?」記録係のO君に聞く。「と金を作る順で優勢と思いましたけど」「やっぱりそうだったか」
久しぶりに局面が脳裏に浮かび、離れない。
負けるとぐったり疲れて、自分が駄目な人間に見えてくるのだが、普段の生活が棋士とは思えない姿勢だからしょうがないかと、帰りの電車に乗り込む。
<下の局面で最善手がわからなかった>
実戦は▲7七金寄と自重したのだが、▲5四歩、▲6三歩、▲6四歩、▲3六角もあった。
昔なら村山君に渋々教えてもらったのだが・・弟子に聞いてみようか。