今日、「障害者自立支援法を考えるフォーラム7・18」に参加しました。
基調講演は
DPI日本会議事務局長 尾上浩二さん
「障害者自立支援法で私たちのくらしはどうなるのか」
です。
私自身、障害者自立支援法については全く詳しくありません。
ちょっと前にも、障害者自立支援法の講演に参加しました。
その時は、そういう法律ができるんだ、という漠然とした印象でした。
今日の尾上浩二さんの基調講演はとてもわかりやすく
重度の障害者をもつわたしたちには、とても厳しい法律だということを知りました。
さまざまな問題を抱えていますが、中でも
障害福祉サービスの利用者負担の問題です。
前に八代衆議院議員の講演会を聞いたとき、障害福祉サービスを
より多く受けた障害者がより多く負担をする定率負担という話がありました。
その時はなるほどと感じたのですが、具体例で考えてみると
うちのように重度の障害者は、生活するうえで
多くのサービスを受けざる負えず、その費用負担も膨大です。
基調講演では例として次の内容が話されました。
身体障害者 1級
日常生活支援 200時間
移動介護 20時間
ショートステイ利用
■収入 10万円
■支出 10万円
内訳:家賃 3万円、食費 3万円、水道光熱費 2万円、その他医療費・交通費など 2万円
つまり、現状のままでもまさにギリギリの生活をしている場合でも
障害者自立支援法では
障害福祉サービスを受けるために、受益者負担2万4,600円を支払う。
この2万4,600円は食費を削る?
まだうちは、障害児であるため実感はそれほどでも
ありませんが、この子供達が大人になったころのことを
想像すると恐ろしくてたまりません。
変えていかなければと、講演を聴いて実感しました。