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~点足りない、は子どものモチベーションにマイナスにもなりうる

よく、○○中学の合格点は何点ぐらいですか?という質問を受けました。

毎年の合格点をホームページで発表している学校も増えましたが、まったく公開しないという方針の学校もあるので、まあ、やはり合格点は気になるところではあります。

ただ、合格点がわかってどうするのか?ということで言えば、結局過去問をやっていて、合格点に達しているのかを知りたい、というニーズであることが多いのです。

もちろん合格点を越えていれば良かったということになるわけですが、「あと10点よ」とか「あと15点」みたいに発破をかける言い方も当然あり得るわけです。

これを前向きにとらえる子どもたちももちろんいるでしょう。

「おしい、あと4点だ」

みたいなときはいい気持ちになるかもしれませんが、20点、25点と離れていると

「あ、無理か」

みたいな感じになってくる。これは確かに現実がその通りだから仕方がないと言ってしまえばそれまでなのだが、実は、知らなくていいことでもあるかもしれません。

実際に合格可能性とか偏差値は模擬試験でもこれからいやというほど聞かされるわけで、それとは別に毎回過去問をやって、あと何点、あと何点とかなったときに子どものモチベーションにプラスになるか、と言われるとそうではないかもしれない、と思うのです。

どうせデータは模擬試験で出るのであれば、過去問の方は点数よりも「わからないことをわかる」という方に比重を置いた方が良いのではないでしょうか。

電気がわかるようになった、浮力はもうできる、みたいなそういうイメージを持たせる方が子どものモチベーションにはプラスになるように思います。

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