上位クラスへ挑戦する方法

普段、下位のクラスにいると、なかなか組み分けで上がっていけません。

勉強をサボれば当然下がるのですが、がんばってもなかなか上がれないシステムになっているからです。例えば算数の問題の場合、基礎から応用までテーマによってやる問題のレベルがあるわけですが、下位クラスの場合、授業中にやれるのは基礎から標準までが精一杯。応用には手が出ないことが多いのです。

しかし、実際の組み分け試験では応用問題レベルが出題される。そうなると、それをやっているかどうか、で出来が分かれる。もちろん基礎も出来ていないといけないわけですが、最後のところ、応用問題レベルまで得点してはじめて上に上がれる点数になるところがある。

それが普段の授業ではできないから、下位クラスのままになることが多いのです。

だから、その流れを変えないといけない。

夏休みはそのチャンスです。つまりクラスでやれなかった応用問題レベルまでしっかり勉強すれば良いのです。授業中にもらってきたプリントやテキストには応用問題のレベルがあるでしょうから、それをやる。

ただ、また２学期になるとクラスでは応用問題のレベルをやらなくなる。やらなくなる一方で、基礎問題の宿題はたくさん出るから、やっている暇もなくなるところはあるのです。

だから、そこは少し間引いて、個別指導や家庭教師で応用問題レベルをやることでしょう。スタディールームオンラインで塾と併用する子どもたちはこの対策をしていますが、難しい問題ですから、最初ひとりでそれをやろうと思っても、解けないことが多い。

ただ、基礎ができるのであれば、応用問題を解かないと応用はできるようにはなりません。応用問題は複数の論理が組み合わされているので、それを分けて考える練習をしないといけないのです。

そのためにはやはり先生に習うのが一番でしょう。下位クラスになってしまったら、何らか応用問題のレベルに対する手を打たないと上位クラスへは挑戦できなくなります。

下位クラスはどうしても基本問題に終止する。

本当はそれでも良くて、志望校が決まった後、志望校の学校別傾向対策で応用力を鍛えればいいのだが、塾にいるとそういう割り切りができない場合が多いのです。組み分け重視の雰囲気に飲まれてしまうからですが。

だとすると、やはり応用レベルに対して手を打つための方法が必要です。

ただ基礎ができていなければ、当然、まず基礎をしっかりやらないといけないのですが…。

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