『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

レトロ ストリート

2015年02月08日 | 日記

名古屋市地下鉄の伏見駅。
レトロストリートなる地下街に月に一度の骨董市を見に行く。
なかなか昭和チックな地下通りだ。
ポスターのスター達は大半はすでにこの世の人ではない。
が、みんな名前がいえるほど近しい。



あるところで糸車を見つけた。
小さい鉢植えやキセロの台にちょうどよさそう。
1つ500円、4つ買う。
お店は10店くらいだったのであっさり見終わった。
何だか消化不良だったのでロフトへ行ってみた。


3階に英国風のアンティークコーナーがあった。
やばい。
いい感じで古びた椅子やら引き出しやらが並んでいる。
うーん、何度か行き来してカゴを2つ、木製のアルファベットを2つ、そして椅子にも手を出してしまった。
重い。
電車で持ち帰るには特に。
しかし持って帰って大正解だ。
部屋に大変なじんでいる(はず)


重たいのにさらに荷物が増えた。
グリーンショップをのぞいたら、ジャスミンが並んでいたのだ。
あー、春の使者だ!と思ったら見過ごすわけに行かない。
お姉さんに育て方などききながら気分良く買って帰る。
アンティークとグリーンは相性がいい。
年輪を経た古いものがピチピチの若葉や新芽を引き立てるのだ。
ばあさんに抱かれた孫のように。
今日も生きている植物や生きたあとも道具として活かされている植物に癒されている。

嗚呼、ボタニカル!





アルストロメリア

2015年02月08日 | 日記

いとうせいこう氏が絶賛していたアルストロメリア。
近所の植え込みにそれらしき花が静かに咲いていた。
別名「インカのユリ」。南米からやってきたのだ。
カラフルな花びらには条斑というすじ状の模様が放射状に入る。
きれいでしかもワイルド、あやしい美しさだ。
こういう系にはかなり弱い。
たとえていうとルパン三世の峰不二子系。
外人でいうと、うーん、ミラ・ジョボビッチだな。



植え込みは古い団地の敷地にある。
もうお年寄りの姿しか見かけない団地だ。
休みの日になるとばあさん達がじょうろで水をやったり、植え込みのお世話をしている姿を見かける。
季節ごとにいろんな花が咲くのでそばを通るのが楽しみだ。
ヤツらは誠に幸せである。
丁寧に世話をしてくれる人がたくさんいるからだ。
安心して咲いていなさい。


さて、アルストロメリアの苗がきた。
週中にネットで頼んでおいたのだ。
思ったよりも葉っぱが厚くしっかりとしている。
やはりワイルド系なのだ。

     

開花時期は5月からときいたが、なに近所でもう咲いているのだ、じきに咲くだろう。
ものすごく楽しみである。
だって不二子とミラに囲まれるのだ。
やばい。
おっと、苗は3つある。
もう一人は…、よし、アンジーでいこう!
かくして俺の妄想はつづく。

嗚呼、ボタニカル!