孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

笑顔が少ない

2021-10-28 17:26:17 | 生後5ヶ月から

耳の不自由な赤ちゃんには、

①とにかく積極的に話しかけ

②一緒にほがらかに遊び

③外に連れ出して色々なものを見せる

ことが大切らしいです。

 

ところが娘は(婿さんも)、日ごろから極度に口数がすくない。

ほがらかに遊んだり外に連れ出したりも、どの程度しているのやら。

だって、赤ちゃんは明らかに笑顔が少なくて表情が乏しいのです。

 

危機感を感じるわたしです。

大丈夫?赤ちゃんは順調に育つ?情緒が豊かに発達する?

障害児を育てるなんて、やっぱり娘には無理なのよね...。

久しぶりに、ネガティブな暗い気持ちになっています。

やばいやばい。こんなメンタルでは、娘や孫を支えられません。


ろう学校の乳児教室

2021-10-28 16:58:00 | 生後5ヶ月から

娘宅近くのろう学校に行ってきました。

ろう学校では、幼稚園入園まえの0歳~2歳児を対象に「聞こえの教室」をひらいています。

そのことはネットや「こみこみライン」情報で知っていて、早く赤ちゃんを通わせたいと気持ちがあせっていました。

このほどようやくこども病院耳鼻科から紹介され、さっそく見学に行ってみたのです。

娘母子とわたしたち祖父母というメンツです。

 

0歳児担当の先生から親切でフレンドリーな対応があり、うれしくて盛り上がったわたしですが、ヒョイと娘を見ると何やら浮かない表情です。

「ありがとうございました」と学校を辞してからも、ブスッとして元気がない。

 

...こういうことは予想していました。

赤ちゃんが小さいうちは「耳が不自由」と言っても、あまりそのことを感じる場面はありません。

でも、大きくなるにつれて、少しずつ現実と直面せざるを得なくなります。

ろう学校訪問は娘にとって、我が子の障害をあらためて眼前に突きつけられるものだったのかも。

 

娘夫婦はいま、どの程度赤ちゃんの障害を受けいれているのか。

まだ受けいれられていないのか。

これからつらい時期にさしかかるなあと、苦しさと不安が胸にひろがります。

親がへこたれているのなら、祖父母のわたしたちが赤ちゃんを守らなくては、全力で守らなくては...。

 

 


魚の獲りかたを学び始めた(?)娘

2021-10-24 10:29:55 | 生後5ヶ月から

先日娘のところに行くと、

 

①バンボが買ってありました。

首や上体が安定してきたので、そろそろあってもいいかな、今度買って持っていこうかな、と思っていたのですが。

赤ちゃんをバンボにすわらせると、まだ居心地わるそうにグニャグニャしていました。

 

②離乳食を始めていました。

米がゆフレークをお湯で溶いただけのものだし、スプーンの当て方がへたでほとんど口に入りません。

でも、赤ちゃんは律儀に口をあけていました。

「離乳食はね、ああやってこうやって」と、当然わたし主導で始めるつもりでいたのに。

 

③パルシステムに入会していました。

その日が第一回目の配達日になっていて、玄関口でいろいろな食材を受け取っていました。

毎回おかずを持っていっているわたしですが、「今度からあまり持ってこなくていいよ」とのことでした。

 

おお、おお、娘なりに「魚の獲りかた」を学ぼうとしているのね。

感無量でした。

応援しなくては。


魚の獲りかたを教える

2021-10-17 08:08:35 | 生後5ヶ月から

魚を必要としているひとに対して、

「魚を与える」のでなく「魚の獲りかたを教える」ほうが、方針としてベターなのはよくわかります。

母親のわたしも、娘に対して、そういう対処を心がけるべきなのです。

そんなことは百も承知ですが、なにごとも「言うは易く行うは難し」なのです。

 

頑固(頑迷?)な娘を見ていると、「魚の獲りかたを教えよう」という意欲が減退します。

効率的なやりかたを学びたがらず、非効率な自分流にしがみつく娘なのですから。

つよく言うと、すぐにへそを曲げる娘なのですから。

 

説得したり説明したりするのも面倒で、ついつい「魚を持ってきて与えるだけ」になってしまいます。

(そうやって35年間過ごしてきました。)

 

でも、こんなことではいけない。

娘のためにいつまで魚を獲り続けられるか、わたしに残された時間はそう多くありません。

そろそろ、娘自身で魚が獲れるように仕向けていかなくては。

耳の不自由なこどもをかかえて生きていく娘に、「自分のちからで何とかやっていく」すべを教えていかなくては。

 

どういうふうにやっていったらいいかな。

行き当たりばったりではうまくいかない。

娘とのいたずらな衝突を避けながら、このプロジェクトを綿密かつ円滑にすすめていかなくては。

...少しファイトが湧いてきました。


感じの悪い娘

2021-10-15 17:44:47 | 生後5ヶ月から

ここのところ、娘が感じ悪い。

何か話しかけてもブスッと気のない返事が返ってくるし、ときには、癇走ったきついもの言いをしてくることもあります。

「いったいあの態度は何?」と、帰りの車中、夫と夢中で悪口を言い合う日々です。

 

腹は立つけれど、娘の気持ちもわかるのです。

『両親がしょっちゅう来てくれるのはありがたいけど...。

でもまるで、アタシには何もできないみたいよね。

アタシの赤ちゃんなのに両親がいろいろ指図してくるし、家の片づけのことなんかでも小言をいってくる。

ああ、両親に頼らなくても、アタシがもっと何でもテキパキできる人間だったらなあ』

これが娘の心の声だと思うのです。

 

娘は、人一倍、のろくてトロくてグズ。

いっぽう母親のわたしは、人一倍、行動力・理解力・工夫力にすぐれています。

そんなわたしは、ともすると、「(能力の低いあんたは)引っ込んでな」という態度を取ってしまうのです。

とてもじゃないが、娘のスローペースにつき合っていられないと。

とくに、障害のある赤ちゃんの子育てなどまかせておかれないと。

 

そんなふうに疎外される娘の心境を思うとふびん。

でも、赤ちゃんの成長を思うと、うるさく口を出さずにいられない。

何だかつらいです...。