孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

今からが正念場

2022-03-22 17:28:25 | 生後10ヶ月から

この3連休、娘一家が泊まりに来ました。

ふだんからしょっちゅう会っているマメちゃんですが、朝から晩までいっしょに過ごすのはまた格別です。

可愛い可愛いと夢中の3日間でした。

 

3日目の朝、「さあ今日もお耳をつけようね」と補聴器をとりだしました。

「うまくつけられるかなあ、自信ないなあ」などと言いながら「**くんどう?」と婿さんに補聴器をわたすと、てぎわよくサッサッとつけてしまいます。

「エっすごい、**くんじょうずだねえ」

「いやあ、たまたまうまくできただけです」

 

ピタッとつけられてハウリングがなく、何よりマメちゃんが心地よさそうにしていることで、婿さんもうれしそう。

そのまま3時間くらいつけていられたので、「良かったねえ良かったねえ」と大げさに喜んでみせました。

 

どうもこのパパさん、あまり補聴器に熱心でないのが気になっていました。

なぜか「(ちゃんと)聞こえている」と思っているようです。

パパとママにもっと自覚を持ってほしいところですが、以前にくらべればずっと前進しているので、あまりあせらずに常時装用をめざしていきたいと思います。

 

今からがマメちゃんの言語習得の正念場。

案外すんなり進めるのか、それとも悪戦苦闘の道のりになるのか、まだ予測がつきません。

ちょっと武者ぶるいが出てきます。

 

 

 


マメちゃんはどんな子?

2022-03-14 15:55:34 | 生後10ヶ月から

まだ1歳にもならないマメちゃんですが、だんだん個性がハッキリしてきました。

相変わらず笑顔が少なく、いわゆる愛嬌たっぷり赤ちゃんとはほど遠いマメちゃん。

「べつに面白いことなどなにもない」という仏頂面が得意のマメちゃん。

 

でも、わたしにはわかります。

じつはマメちゃんが「イキイキはつらつ」の赤ちゃんであることが。

 

1.離乳食をなかなかの食べっぷりで平らげるし、

2.絵本を読むと楽しそうに集中するし、

3.ひざに抱いて子守歌を歌うとじっと顔をみつめてくるし、

4.ほしいものや興味のあるものはすぐにハイハイで取りにいくし、

5.TV番組「いないいないばあ」のワンワンを見てよろこぶし、

6.抱っこが大好きだし、散歩が大好きだし。

 

「キャッキャッとはしゃいだりはしないけど、マイペースで日常を楽しんでます」って感じの聡明さを感じるのです。

 

<うわー、なんだこの特大祖母バカぶりは! キモイ、キモすぎる!>

<1~6はほぼどの赤ちゃんにも当てはまることで、べつに「イキイキはつらつ」でも「聡明」でもないから!>

こんなモーレツなツッコミが入ることは、じゅうぶんわかっています。

ただ...。

 

マメちゃんのママであるところのわたしの娘は、何度もお伝えしているように、かなり「ぽやん」とした人間です。

そういう母親に育てられるマメちゃんは、「ぽやん」の2乗になるのではないか。

マメちゃんには難聴という障害もあるから、「ぽやん」の3乗くらいいくかも。

そんなふうに悲観していたわたしにとって、マメちゃんの意外な「イキイキはつらつ」はほんとうにうれしいのです。

 

毎週2~3回マメちゃんに会って成長を実感することが、このごろ楽しくてたまりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


マメちゃんの発達は?

2022-03-13 17:16:43 | 生後10ヶ月から

わたしは数年まえから「アスクドクターズ」というサイトの有料会員になっています。(月額300円くらい。)

自分や家族が病気不安におちいったとき、質問するとすぐに現役医師が回答してくれます。

わざわざ質問しなくても、似たような状況の質問を読むだけで、求める回答が得られることもあります。

 

マメちゃんが生まれてからは、「乳児の発達」的テーマのQ&Aをよく読んでいました。

(小耳症や難聴については「こみこみライン」他でくわしい情報が得られるので、このサイトに頼る必要はなし。)

すると数ヶ月まえから、このテーマの新規投稿があると、わたしのメールアドレスに転送してくれるようになりました。

 

不安なお母さんからの質問は、だいたいつぎの2パターンです。

①うちの子はからだの発達が遅いのではないか(首すわり、寝返り、おすわり、ハイハイ、などなど)

②うちの子は自閉症(または知的障害)ではないか(目が合わない、人見知りがない、模倣をしない、などなど)

ほとんどの場合、医師の回答は似たり寄ったり。

「大丈夫、お子さんは月齢相当の発育ですよ(発育には個人差が大きい)、あまり心配しすぎないで」と。

 

それらの投稿(および医師の回答)をじっくり読みこんだ結果、マメちゃんの発達についてつぎのことがわかりました。

①マメちゃんのからだの発達は、標準ないしそれ以上

②マメちゃんの情緒的・知的発達も、順調で問題なし

 

つい数ヶ月まえまではまだ、「マメちゃんにほかにも障害があったらどうしよう」と不安を感じることがありました。

生後10ヶ月になった今、「大丈夫」の確信が得られてほんとうにうれしいです。

心身の発達について安心できるようになると同時に、マメちゃんの可愛い個性がハッキリしてきました。

(次記事へ)

 

 

 

 


新しいイヤーモールド

2022-03-12 12:34:01 | 生後10ヶ月から

新しいイヤーモールドができあがりました。

補聴器店で、担当の**さんがマメちゃんの耳に装着してくれます。

知らないひとに耳をさわられて泣き出すマメちゃんですが、見ているわたしたちは**さんの手際の良さにほれぼれ。

ものの2~3秒で、ピタリと耳たぶにはめこんでしまうのです。

すきまがないので、ハウリングはまったく起こりません。

マメちゃんもすぐに泣きやんで、なにやら居心地良さそうにしています。

 

少しもいやがらないので、帰りの車でもそのままつけていたところ...。

車のなかでたくさんたくさん「おしゃべり」するマメちゃんです。

あーあーうーうーから始まって、まんまーまんまー、ぱーぱーぱー、ぶーぶーぶー、など。

 

自分の声を聞いてるんだなあ、と思いました。

ピタリと気持ちよくフィットした(ハウリングのない)補聴器で、自分の声を聞いて楽しんでいるんだなあ。

そのことを言うと、娘も「そうだね」と感慨深そう。

 

11月8日に初めて補聴器(レンタル)を手にしてから、4ヶ月もの月日が流れました。

常時装用にはまだ遠く、モタモタ感はぬぐえませんが、まあ何とか前進はしています。

希望を持ってマメちゃんと補聴器を見守りたいと思います。

 

ちなみに、**さんとの関係は好転しました。

親切で行き届いた対応に、胸があたたかくなりました。

(今回も「勝負服第二弾」でのぞみましたが、そろそろ勝負服もたねぎれです...。)

 

 

 

 


勝負服に身を固めて

2022-03-04 15:08:47 | 生後10ヶ月から

新しい補聴器のハウリングが気になるので、いつもの補聴器専門店に電話しました。

「新しいイヤーモールドの型取りをお願いします」と。

<赤ちゃんの耳はどんどん大きくなるので、イヤーモールドをひんぱんに作り替えないと補聴器とのあいだにすきまができる ⇒ このすきまがハウリングの原因となる>と聞いていたので。

「はい、では**のスケジュールを確認します」との対応。

**さんというのは、こども病院での補聴器担当者です。(この補聴器店から病院に出向しているのです。)

 

で、きのうが**さんにイヤモールドの型取りをしてもらう日だったのですが...。

この型取りに、かなりの気合いを入れてのぞんだわたしです。

 

こども病院1月受診時に、書類不備で「マイ補聴器」が受け取れなかったとき以来、わたしたち一家を見る**さんの視線がどうも冷たい。

「このひとたちはうすのろ両親と出しゃばり祖母よね」と、いかにも見下した態度です。(わたしの被害妄想?)

これはまずい、この状況はマメちゃんのためにならない。

これから長いつきあいになるかもしれないこのひとと、こんな関係になってはいけない。

わたしたちの印象を、きっちり改善しなくては。

 

きのうは、わたし、娘、マメちゃん、3人全員が勝負服です。(おしゃれでなおかつよく似合う。)

**さんと顔があうと、ゆったりとほほえみます。

そして、「すごくていねいでフレンドリーなんだけど微妙に上から」な感じで**さんと話します。

もちろん娘にそんな芸当はできないので、わたしがかなりの演技力でがんばりました。

(40年近くフルタイムで仕事をしていれば、こんな状況には何度か遭遇しているし。)

 

無事伝わったと思います。

「わたしたちは、あなたに下に見られるような家族ではないのよ」

「これから先あなたには、敬意と誠意をもって、マメちゃんの補聴器に対処してもらわなくては困るのよ」

というメッセージが。

**さんの顔から冷笑的な表情が消え、ていねいに店から送り出されました。

 

イヤーモールドの型取り、マメちゃんはいやがって大泣きしていたけれど、わたしの心は晴れ晴れ。

新しいイヤーモールドは1週間後にできあがります。