孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

不眠の改善

2021-07-21 12:59:58 | 生後2ヶ月から

先日、不眠のつらさを切々とうったえてしまいましたが、その後、事態は改善しています。

「夜中の2時~3時台に目が覚めてそのまま朝まで眠れない」ということが、ほとんどなくなりました。

また、ときどきあった「そもそも寝つけない」(9時に布団に入って12時まで眠れない)という悩みも、ほぼ解消です。

 

睡眠改善の理由はわかっています。

「気持ちの落ち込みが徐々に回復してきたこと」が大きな理由です。

娘の出産からほぼ3ヶ月。

『意外に早い回復だったわね、頑張ったわね』と、自分をほめています。

 

不幸感のどつぼをさまよい歩いた3ヶ月。長く苦しい日々でした。

この間ずっと苦しみの大波小波が押し寄せ、先週あたりも、息ができないくらいのつらさに見舞われていました。

 

その、いわば「苦痛の底を打った」ような状況から、いま、水底を蹴って水面に浮かび上がることができているのですが、その辺の事情をお話ししますね。(次記事へ)

 

 


「発言小町」

2021-07-21 12:59:58 | 生後2ヶ月から

苦痛の底を打ったようなつらさのなか(1~2週間まえ)、ある眠れない夜、スマホで「発言小町」というお気に入りサイトを見ていました。

質問者の不安や悩みに対して、親切であたたかい回答が寄せられるのが、このサイトの好きなところです。

 

赤ちゃんの難聴については、とっくに検索済みです。

先日はもっと全般的に、赤ちゃん(の健康・発達)についての不安トピックをいろいろ検索してみました。

悩める質問主さんに感情移入しながら、善意の回答をつぎつぎに読んでいきます。

たとえば、「5ヶ月を過ぎるのに首がすわらない」と心配するお母さんには、「大丈夫よー。うちの子なんて7ヶ月目でやっとの首すわりだったけど、その後順調に成長しましたよ」的なはげましがたくさん。

 

みんな文章が達者でユーモラスです。

もっと深刻な悩みに対しても、「つらいですね。わかりますよ。でもね、何とかなるから大丈夫...」と、自分の苦労話をわりとあっけらかんと語るひともいて、読んでいると肩のちからが抜けてきます。

苦しい子育ての渦中にあるひとたちに、不思議な連帯感を感じて、勇気がわいてくるのです。

 

眠れない夜、このサイトがわたしを大きく力づけてくれました。

ほかにもわたしを落ち込みから救ったものがあって、それは...。(次記事へ)


眠れない!

2021-07-17 05:36:30 | 生後2ヶ月から

眠れない夜がつづいて困っています。

明け方早くに目が覚めてしまうのです。

4時台ならいいほうで、3時台、ひどいときには2時台に目が覚めて、そのまま朝まで...。

近くの内科医で睡眠薬(マイスリー5mg)を処方してもらいました。

 

睡眠薬というものに対するそもそもの抵抗感があるし、常用して効かなくなったら困るので、つぎのようなルールを決めました。

①毎日は服用しない(一日以上あいだをあける)

②服用量は最小限度にする(一錠を、ハサミで半分ないし3分の1に切って服用)

 

このあいだ、いつものように夜中にパッと目が覚めて、時計を見ると2時20分でした。

きのう睡眠薬をのんだから今日は使いたくない。どうかこのまま眠れますように。

でも眠れませんでした。暗いベッドのなかで、考えるのは孫娘と娘のこと。クヨクヨクヨクヨと際限なく...。

「これはたまらん」と思い、4時をすぎてあたりが明るくなってきたとき、出かけることにしました。

 

あまりに早朝すぎて、ひとのすがたはほとんどありません。

少し高揚した気持ちで1時間ほど歩きまわりました。「ベッドで悶々としているよりいいかもねー」と思いながら。

これからも、早朝覚醒で困ったときは外に出よう。(こう考えると安心感が湧いてきます。)

それに、あとで、とびきりの名案も浮かんできました。

「始発電車で大きなターミナル駅まで行き、そのままとんぼ帰りする」というものです。(片道30分、始発は4時59分)

これだと、電車の中で休めるから、寝不足の状態で散歩するよりからだが楽そうです。

 

つらい日々から来る心身不調。何とか工夫して乗りきっていかなくては...。

 

 

 


逆境に強い婿さん(2)

2021-07-10 19:35:13 | 生後2ヶ月から

娘の婿さん。

このひとにこんな強さがあるということは、一種のおどろきです。

だってこの青年、おとなしくて口下手で(娘ほどではない)、ひとと争うよりはがまんして引っこんでしまう、というタイプの人間なのです。

盆や正月に、一家(一族?)十数人が勢ぞろいするときなど、娘とふたり、隅の席でひっそりしています。

外交的な兄たち一家を、遠くからニコニコと眺めています。

(わたしたち両親だけになると、わりとリラックスして口数も多くなりますが。)

 

また、かなりの優柔不断で、おやつのハーゲンダッツアイスクリームをなかなか選ぶことができません。

いつも見かねて、「コレがいいよね」と娘が選んでしまいます。

 

そんな婿さんです。

逆境に強く男らしく見えますが、じつは、まだ弱冠34歳の青年です。

今回の苦難(赤ちゃんの障害)で、つらい不安を感じないわけがありません。

 

でも、そんな自分の気持ちはつゆほども見せず、妻をいたわり赤ちゃんを可愛がっています。

「大丈夫?」「無理してない?」と思います。

肩に手を置いてあげたい、手をにぎってあげたい、背中をさすってあげたい。

 

 

 

 

 

 

 


逆境に強い婿さん(1)

2021-07-09 20:20:59 | 生後2ヶ月から

娘の婿さんは、赤ちゃんの障害について、いちどだってへこたれた様子を見せたことがありません。

いつも穏やかに微笑んで、赤ちゃんをひたすら可愛がっています。

この青年のこういう態度(「逆境に強い」)、前にも見たことがあるなあと思い出します。

 

2年まえの4月始めでした。

6月の結婚式をまえにして、「お話があります」と、婿さんが訪ねてきました。

娘もとなりで緊張の表情です。

「じつは母がこの結婚に反対で、結婚式には出ないと言っています」とのこと。

「えっ!」とおどろくわたしと夫。

聞けば婿さんのお母さん、その数ヶ月まえの初対面時に、口下手でろくにあいさつもできない娘にガッカリしたとか。

 

さもありなんと納得したわたしです。

早くに夫を亡くし、女手ひとつで大切に育ててきたひとり息子さんです。

その息子が連れてきたのが、グズでのろまのうちの娘。それはお母さんがガッカリするのも当然だよなあ。

(ちなみに、青年実家がかなり遠方のため、結婚式前の「両家顔合わせ」みたいなものはやっていません。)

 

じゃあ、この結婚は破談ってこと?

でも、青年の訪問趣旨は「母の無礼なふるまいを許してください、これからも頑張って説得しますから」というものでした。

青年の結婚意志に揺らぎはなく、「お母さんの反対で迷いは生まれない?」と聞くと「それは絶対ないです!」ときっぱり。

『いったん「このひとを」と決めたからには心変わりなどあり得ない』という強靱な意志のちからを感じました。

 

けっきょくお母さんは結婚式に出席してくれて、その後、娘ともまあまあ良い関係になっているようです。

美人で聡明なお母さんでしたが(まだ50代の若さ)、飛行機でしか行き来できない遠方のため、あまり会う機会がありません。

 

ちなみにこのお母さん、今回の「赤ちゃんに障害があった!」に関しても、おだやかで落ちついた対応をしてくれてありがたいです。