孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

楽しい4日間だったけれど

2021-11-27 14:20:50 | 生後6ヶ月から

4日間娘一家を間近に見て、すっかり安心したわたしです。

赤ちゃんはイキイキはつらつだし、親たちは本当に赤ちゃんを可愛がっている。

赤ちゃんがキャーキャーはしゃぐ声とパパママが楽しげに笑う声が、しょっちゅう娘たちの部屋から聞こえてきました。

 

娘と婿さんの夫婦仲も相変わらずあたたかい。

ある朝、夫とわたしが娘を叱りました。

「**、髪がぼさぼさだよ。きちんととかしなさい」

「ほんとだよ、だらしがないよ」

(だいたい、36歳にもなって、こんなことで親から叱られる娘って...。)

するとそばにいた婿さんが「これからとかすんだもんねー」と、娘にやわらかくほほえみかけます。

(「あのさー△△くん、ちょっと甘やかしすぎだよ」と、うれしいような歯がゆいような。)

 

...そんなこんなの楽しい4日間が終わって、娘一家は他県に帰っていきました。

そして、なか二日あけたきのう、いつものように娘宅を訪問してみると...何だかようすが...。

(つづきます)

 

 


赤ちゃんはお転婆さん

2021-11-26 17:48:21 | 生後6ヶ月から

滞在3日目の22日(月)。

「今日はふたりで一日デートしたいから、赤ちゃんを見ててくれる?」と娘。

「もちろんOKだよ。楽しんでおいでね」とわたし。

 

こうして、朝9時から夜9時まで、12時間赤ちゃんを見ることになって。

赤ちゃんのキャラがはっきりわかりました。

赤ちゃんは、かなりのお転婆さん。いきいきハツラツで元気いっぱいなのでした。

 

何でもさわってみたい、見てみたい。

まだハイハイがじょうずにできないので、連続寝返り・後方ずりばい・仰向けブリッジ移動、などなどを組み合わせて、何とか行きたい方向をめざす。

そうやって何十分も夢中でひとり遊びして、あきてくると甘えたぐずり泣きをする。

抱っこすると、しめしめという表情をする。

ソファにすわると文句を言い、立って歩けとエラソーに命令するが、しばらくすると肩に顔を埋めてコテンと眠ってしまう。

そして、たっぷり眠って起きると、輝く笑顔をたくさん見せてくれる。

 

娘夫婦を尊敬する気持ちがわいてきました。

きちんと育ててるじゃん。立派だよ。

「笑顔が少ない、表情が乏しい、大丈夫?」などと思っていたのは杞憂のようです。

 

とてもとても安心しました。

 


オープンにシェアする

2021-11-26 16:16:38 | 生後6ヶ月から

長男一家は昼ごろ、いつものように明るくほがらかな幸せオーラを放ちながらやってきました。

始めは少し緊張して居心地のわるさを感じていたわたしも、だんだんリラックス。

長男一家に赤ちゃんを見てもらうことが、うれしく楽しいことに感じられてきました。

 

親たちも子どもたちも、たっぷり赤ちゃんを可愛がってくれてありがたかった。

4歳女児孫は離乳食のときに、そばにつききり。

ときどきスプーンを持たせてやると、うれしそうに赤ちゃんの口に芋ペーストを入れていました。

(スプーンがくると、パックリ口をあける食いしん坊な赤ちゃん。)

 

長男は、寝ぐずりを始めた赤ちゃんを抱き取って、根気よく上手に寝かしつけてくれました。

嫁さんは、なにやら親身に、離乳食アドバイスを娘にさずけています。

 

9人の人間が楽しく過ごした数時間。

すばらしい秋晴れだったので、庭や家のまえの道路に出て遊んだりしました。

娘も婿さんもうれしそうにニッコニコ。

夕方帰っていく長男一家に手を振りながら、心がホッと解放されるのを感じました。

 

これまでいつも、息子たちのまえでは、何となく娘や赤ちゃんの話題を避けていたわたし。

それとない「アンタッチャブル感」をかもし出していたわたし。

そんな必要はないのね。

赤ちゃんの障害を、もっとオープンに息子たちとシェアしていいのね。

(でも、両耳難聴のことはやはりまだ言えなかった。)

 

 

 

 


娘一家、長男一家と会う

2021-11-26 15:47:11 | 生後6ヶ月から

11月22日(月)に婿さんの代休が入って4連休になったからと、娘一家が泊まりに来ました。

19日(土)~23日(火)の三泊四日です、

可愛い赤ちゃんと穏やかで優しい婿さんをむかえて、心ウキウキ。

 

さてこの四日間、いろいろな感想や発見があったので、順に書いていこうと思います。

 

まず、滞在二日目の20日(日)に、長男一家が遊びに来たことから。

これは娘の方から「**兄ちゃんに会いたい」と声をかけて、実家集合となったようです。

娘一家は、次男一家とは夏に会っているのですが、長男一家とは5月末の赤ちゃんデビュー以来会う機会がなかったのです。

 

この日をまえに、わたしの心には複雑な思いがありました。

「長男一家に、障害のある赤ちゃんをじっくり見られたくない」という思いです。

な、な、何という差別意識のかたまり。

自分で自分を思いきり突っ込みましたが、その後ろ向きな気持ちを、自分でどうすることもできません。

 

何しろ、長男一家は完璧すぎるのです。

絵に描いたような幸せ一家なのです。

そんなひとたちに「障害のあるかわいそうな赤ちゃん」と思われたくない...。

 

でも、娘も婿さんも、そんないじましい思いとは無縁のようです。

兄一家に自慢の赤ちゃんを見せることが、ひたすら楽しみなようです。

(つづきます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人生ってこんな感じよね

2021-11-17 12:53:21 | 生後6ヶ月から

きのう、午後1時の予約で向かったのは補聴器専門店です。

 

先週月曜日に子ども病院耳鼻科でわたされたレンタル補聴器、じつは、いまだにうまく装着できずにいたのです。

病院に相談すると、補聴器専門店を紹介されました。(今回の補聴器、ここからレンタルしているそうです。)

 

大きなビルの5階。 クリニック的雰囲気の静かでおちついた店でした。

若い女性スタッフが対応してくれて、まず、数回つけてみてくれます。(それをスマホで動画撮影。)

つぎに娘がチャレンジして、しばらく試行錯誤したあと、「わかりました!」と納得の表情。

ああ良かった...。(わたしもチャレンジしたけどできませんでした。)

 

この間、もちろん赤ちゃんは大泣き。

動かないように頭を押さえられたりするのがイヤだったようです。

帰りの車の中では、泣きじゃっくりをしながら眠ってしまいました。

可愛いくていとしい赤ちゃん...。

 

ま、そんなこんなで、あの「へたばった気持ち」がずいぶん回復しました。

人生ってこんな感じなのよねと、長く生きてきたわたしは思います。

もうダメだ! と思っても、ちょっとしたことで気持ちがグーンと上向いたりするのよね。

だから、落ち込みのトツボにいても、やみくもに悲観する必要はないのよね。