わたしが <インテ> への刺激を受けた難聴児ブログは、3つが3つとも人工内耳のお子さんでした。
人工内耳とは、
*かなり重度の難聴、かつ、補聴器では聴力の改善が望めない症例を対象とし、
*手術で皮膚の下に埋め込んだ受信装置に、体外集音器から音を送る
というシステムです。
以前にくらべて、機器の性能は目覚ましく発達しているようです。
マメの参考にしようと難聴児ブログを検索すると、ヒットするのはほぼ人工内耳例になります。
マメのような、<60〜70デシベルの中等度難聴で補聴器使用>というブログはなかなか探せません。
ところで人工内耳についてのわたしの印象は、当初、かなりネガティヴなものでした。
<根拠1>
「筆談ホステス」の斉藤里恵さんが、高校生の時に人工内耳手術を受けるも、あまりの違和感で早々にあきらめてしまった。
<根拠2>
映画「サウンド・オブ・メタル」のロック歌手が、とつぜんの失聴後に人工内耳手術を受けるも、あまりの違和感に呆然。
さらに、頭部に装着する外部機器が、もう何と言うか宇宙戦隊員みたいで...。
そんなわけで、わたしの心の中では「人工内耳なんてダメよね」的なイメージが根強く...。
ところがところが。
上述のように、近年の高性能ぶりは素晴らしい! ようなのです。
3件のブログのお子さんたちは、人工内耳装用によって、30〜20デシベルの聴力をしっかり確保しているのです。
言葉の発達ももちろん順調。
<幼稚園インテ> も <小学校インテ> もかなり順調。
「だからさー」と、今さら気づくわたしなのでした。
このお子さんたちとマメとは状況が違うっつーの。
40〜30デシベルと30〜20デシベルは同じ土俵じゃないっつーの。
ネット情報を適切に取捨選択し、
自分ごととして正しく判断すること。
これって、むずかしいことなのね。
ことほどさように、
いろいろ勘違いをして、
勘違いにもとづく楽観でルンルンして、
そのことに今さら気づいて、
引っ越しで心が弱っているときのダブルパンチで。
とてもつらいです...。
でも、何とか、いつもの魔法の言葉を唱えるだけの気力が戻ってきました。
「(超優秀な)わたしが本気出せば、できないことなど何もない」です。
座り込んでへたばっている場合じゃあない。
マメの今後を見据えて、ベストな選択を探っていかなくては。