孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

母親と祖母では立ち位置がちがう

2023-07-29 13:34:52 | 2歳から

(前記事からつづきます)

わたしの「子育て考察」を娘に話して聞かせたあと、さらに具体的に、、、。

 

「わからんちんの2歳児にイライラするのはあったりまえ」

「それって、母親失格でも何でもないからね」

「イライラして感情的になったときは、いつまでもクヨクヨしないですぐ気分を変えること」

「子どもだって、ヒステリックに叱られるだけでイヤなのに、そのあとママがずっとドヨーンとしてたらたまらないよ」

 

いろいろ話しているうちに、娘の表情も明るくなってきました。

そのとき娘からの質問。

「でもさ、お母さんはマメに対して全然イライラしないよね」

 

ああそこかー。

そうよね、なるほどねー。

 

娘よ、あのね、

母親と祖母とは立ち位置が違うのよ。

 

そう言えば、40年まえのわたしも、そこのところで大いに凹んでいたっけ。

同居していた夫の母(姑)は、幼い孫たちを完全受容するやさしいおばあちゃん。

昼寝の寝かしつけに失敗してプリっとしているわたしから「どれどれ」と子どもを受け取り、おんぶして何十分でも近所を散歩していたっけ。

わたしは、おばあちゃんの背中で安心して眠る子どもを見て、「負けた、、、」と思っていたっけ。

 

「若いときのおふくろはあんな感じじゃなかった、こわい母親だった、よく叩かれた」

と夫が話すのを聞いて、当時のわたしは「???」と首をひねっていました。

そのへんのことが、今ならわかります。

 

母親と祖母では、子どもとの距離感がちがうのです。

いっしょに過ごす時間もちがいます。

離れていられる時間がたくさんあって、その分、気持ちに余裕があります。

余裕から生まれる「受容」なのです。

 

、、、などなど、たくさんたくさん娘に話して聞かせました。

娘が元気になってホッとしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


子育てに関する考察

2023-07-28 14:03:44 | 2歳から

先日、娘が妙に元気なく、ときどき涙目になったりしていました。

「どうしたの?」と聞くと

「イヤイヤ期のせいかわからないけど、このごろマメがわがままでよく泣く。

ついイライラしてきつく叱って、あとで自己嫌悪になる」とのこと。

 

あーハイハイ。

まかせて。

ここはお母さんの得意分野だよ。

 

40年まえのわたしは「すぐイライラする母親」でした。

小さい子が苦手で、我が子といっしょにいてもあまり楽しめない。

感情的に叱り飛ばすこともしばしば。

そんな自分がイヤで、また子どもたちが不憫で、ベッドのなかでこっそり涙をこぼすこともありました。

 

どうしたら受容力の高い「愛情いっぱい母さん」になれるのか。

答えを求めて自己開発セミナーに参加しました。(「親業」と「シーナジー」)

カウンセリングにも通いました。(1回13000円 X 20回=260000円!)

 

もがき苦しんだ日々でしたが、子どもの成長につれてイライラは激減し、子どもと楽な気持ちで接しられるようになりました。

小学校3、4年くらいから成人後にかけて、3人の子どもとの関係はごく良好です。

 

数十年を俯瞰して眺められるようになった今、子育てについてのわたしの考察は以下のとおりです。

 

*世の中には、小さい子が得意なひと(Aタイプ)もいれば苦手なひと(Bタイプ)もいる

*それは個性であって、人間性の優劣とは関係がない

*子ども好きなAタイプ母親は、そもそもイライラが少ないし、たまにきつく叱ってもあとを引かない

*子どもが苦手なBタイプ母親は、自分の母親力に自信がないので、子どもを叱ったあとなどクヨクヨが止まらない

*AB両タイプとも、子どもを愛する気持ちに差があるわけではない

 

この知見を40年まえの悩めるわたしに教えてあげたかった。

でも、代わりに今、悩める娘に教えてあげられる。

 

しょんぼりしている娘の手をとって、上記のようなことを、ゆっくりとていねいに話して聞かせました。

(長くなるのでつづきます。)

 

 

 

 


保育園児はエリート

2023-07-20 20:15:26 | 2歳から

真夏だから暑いのは当たりまえ。

 

でもそれにしても、数日まえのあの猛暑はひどすぎますよね。
最高気温37〜38度って、常軌を逸してますよね。

 

テレビはさかんに「外出自粛」を呼びかけていました。
70代おばあさんであるわたしだって、クーラーの効いた快適な部屋で、麦茶を飲みながらアマゾン映画を見て過ごしたかった、、、。

 

でももちろん、そんなことは言ってられない。

 

どんな猛暑でも、娘とマメが待つ家に車で向かいます。
暑くて、公園などの外遊びはムリ。
そこで、市のホームページをくわしく見て、室内で涼しく遊べるところをさがします。

 

娘の市には児童館というような施設がほとんど無く(わたしの市には10以上あるのに)、保育園や幼稚園が施設の一部を開放して、それらしい役割をになっています。

 

娘宅から近いところをいくつかピックアップして、行ってみました。
やけにゴチャゴチャしたところ、明るく広々としたところ、色々です。
母親のほかに祖母もついて行くという、相変わらずの「ヘンテコリンさ」ですが、はたの目など気にしていられません。

 

しょっちゅう色々なところに連れまわされて「ナニ?」って感じのマメ。
知らない子たちに囲まれても、気後れすることなくマイペースで遊びます。
(とくに嬉しそうでもないけれど。)

 

午前中10時半〜11時半くらい遊んで家に帰り、昼食を食べて少しのんびりして、、、。
するともう、午後はどうやって過ごす?という感じになります。
お昼寝の習慣がなくなったのがつらい、じつにつらい。

 

極端な猛暑のとき以外は、車で公園に出かけることもあります。

日陰の遊具で短時間遊び、すぐ、となりの大型スーパーに入ります。
少し店内をぶらついたあと、かき氷などでおやつにして、、、。

 

娘宅を夕方引き上げるころには、70代のジイジとバアバは疲れと暑さで体力の限界です。

 

こんなとき、保育園に通う子たちが心底うらやましくなります。
あの子たちはどんな猛暑の中でも、室内または日陰の多い園庭で、おおぜいのプロ保育士たちに見守られながら楽しく遊べる。
栄養満点の昼食やおやつが出るし、みんな一緒にお昼寝もさせてもらえる。

 

あの子たちって、
エリートですよね。
特権階級ですよね。

 

マメだって、マメだって、保育園に通えていたら、、、。

 

 


マメと絵本(2)図書館へゴー!

2023-07-10 08:27:58 | 2歳から

ネット情報にたよらず自力でマメの絵本をさがす。

このミッションをたずさえ、張り切って地元図書館に向かったわたしです。

本好きなわたしにとって、この図書館は、日ごろから足繁く通うなじみの場所。

でも、こども本のある1階はいつもスルーしていました。

 

さて1階で絵本コーナーを見ると、数百冊の本がずらりとならんでいます。

分類はタイトル名ではなく著者名です。

こ、こ、これは...。

これではさがせません。

数が多すぎるし、絵本作家のなまえなどあまりわからないし。

 

職員さんの助けを求めてカウンターに行きます。

「2歳の孫のために絵本をさがしたいんですが」

 

「ああ、それならこちらです」

職員さんが案内してくれたところは<0・1・2歳児用>の書架らしいです。

100冊ほどの絵本がならんでいて、すでに購入したタイトルもちらほら見受けられます。

近くにあった椅子を持ってきて、ゆったりすわって時間をかけて選びます。

 

楽しい。

マメの顔を思い浮かべながらの本選びは、とても楽しい。

ネット口コミをたよりに、内容もわからないままアマゾン注文するのとは、ぜんぜん違います。

読みながらホロリと泣いてしまったりとか(「すりすりももんちゃん」)、意外なひとときもありました。

 

精選した10冊を借りて、ウキウキと図書館をあとにしました。

その後、マメに会いに行くたびに3冊くらいずつ持っていきますが、だいたい好感触です。

「すりすりももんちゃん」が気に入ったのは予想通り、「ももんちゃんぎゅっ!」もわるくありません。

「おつきさまこんばんは」「おおきいくまさん ちいさいくまさん」も良かったです。

 

この先も図書館で「しんちょうにしんちょうに」本を選んでいきたいです。

「絵本て楽しいな」とマメが感じてくれるように。


マメと絵本(1)本選びの方法

2023-07-09 12:37:40 | 2歳から

赤ちゃんのときは絵本が大好きだったマメ。

ならんで寝ころがって、

または、わたしやじいじのひざにすわって、

わたしが読む絵本を、何冊でもじっとおとなしく聞いて(見て)いました。

 

1歳を過ぎるころから、この「何冊でもじっと」という感じがなくなりました。

好きな絵本を1~2冊読むのがやっと。

それも、「仕方ないからつき合ってる」というオーラ全開。

最後のページに行きつかないのに立ち上がってしまうこともしばしば。

 

困ったなと思いつつ、ときどき新しい絵本を買い足したりしていたのですが...。

そのなかの一冊、「ノンタンぶらんこのせて」の食いつきが良かった。

 

ノンタン(猫)がぶらんこに乗っていると、友だちのブタやウサギが「ノンタンぶらんこのせて」とやってきます。

ノンタンは「ダメダメ」を連発し、ぜったいにぶらんこを代わろうとしません。

ついに、「ずるいよずるいよ」と友だちの総スカンに会います。

 

さてこの本、ノンタンが「ダメダメ」というたびに、アハハハと大笑いするマメです。

ノンタンの自己チューぶりが愉快なようです。

「ノンタンだめー」と、手をバツにしたりすることもあります。

 

「へぇー、マメはこの可笑しさを理解できるんだ」と、マメの成長ぶりがうれしかったし、

さらに、何となくマメの絵本の好みがわかった気がしました。

それなら、と思いました。

今までの絵本選びスタイルは変えた方が良さそうね。

 

今までの絵本選びはすべて、口コミ(というか誰かの推薦)によるものでした。

*難聴児子育て優秀ママさんのブログから

*ネットの絵本オススメサイトから

良さそうなものをピックアップして時おりアマゾンで購入し、そのままマメにあたえていました。

「ノンタンぶらんこのせて」みたいに気に入るものは半分以下で、あとはうーんどうかな...って感じ。

 

もう口コミ方式はやめよう。

マメが楽しめそうなものを、わたしが実地に選ぼう。

どこで?

図書館で。

 

というわけで、地元図書館にゴー!

マメのためにがんばるぞー!