孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

絵本近況

2024-10-21 13:34:29 | 3歳から

不安定な日常の中でも、マメの絵本熱は冷めることなく持続しています。

うれしいです。

 

例の絵本棚、

いつもこんな感じに(ぎっちりと)本をレイアウトしています。

 

つねに数軒の図書館をハシゴして、マメの好みそうな本をあつめているのですが、

読んでみて、マメがそれほど興味を惹かれないものはどんどん回転・返却。

いっぽう、「読んで読んで」とお気に入りの本は、貸出期限延長などして繰り返し読みます。

 

このころは(2ヶ月まえ)、

「ともだちのひっこし」

「おこってるんだからね」

「まあちゃんのまほう」

に、とくにハマっていましたっけ。

 

先日、めずらしくじいじが絵本を読んでやっていました。

「え〜と、なになに?」と言いながら、何だかたどたどしい読み方。

 

あ〜ダメダメ。

あんな読み方じゃダメ。

もっと気持ちを入れて、メリハリつけなきゃ。

それに、文字が多い本の場合、全部読む必要はない。

ストーリーが分かる程度に、簡潔にはしょって。

まだ3歳児なんだから。

 

マメが「おとなに読んでもらう」のでなく「じぶんで(楽しんで)読む」ようになるのは何歳ごろかな?

それはわたしの悲願だけど、ほんとうにそんな日が来るかな。

来るよね、ぜったい来るよね。

 

その日を夢見て、今日も図書館めぐりに精を出すばあばです。

 

 


「ごっこ遊び」のコツがわかってきた

2024-10-15 13:24:41 | 3歳から

ここひと月ほど、週の半分近くを我が家で過ごすようになった娘一家。

 

不安定な日常の中、マメを手元で見守れるのはうれしい反面...。

朝から晩までつづく「ばあば遊ぼう」攻勢には閉口です。

 

最近のマメ。

お気に入りの遊びは、何と言っても「ごっこ遊び」です。

「お医者さんごっこ」「パン屋さんごっこ」「おまわりさんごっこ」などなど。

 

わたしは、こういった室内ちまちま遊びが大の苦手です。

かったるい、

やってらんない、

かんべんしてよ、

という思いで仕方なく付き合うのですが、最近、何となく遊びのコツがつかめてきました。

 

たとえば「お医者さんごっこ」。

アンパンマンを始め、十数個のミニ人形をテーブルの上に整列させます。

「つぎのかたどうぞ〜」と、マメが患者を招じ入れます。

「おなまえは?」

「なんさいですか?」

「きょうはどうしましたか?」

などと質問するマメ。

 

「めがいたいです」

「ああそれは、ゆーちゅーぶとてれびのみすぎですね」または

「たいようさんをいっぱいみたんですね」

 

「ちょっとちゅうしゃしますよ」

「いたくないからだいじょうぶ」

「くすりもだします」

「どうぞおだいじに」

 

マメにとって、人形相手にこういった会話をするのが「ごっこ遊び」の醍醐味のようです。

 

ふんふんなるほど、そういうことか。

つまり、ばあばの役割は、その「一人芝居」に立ち会うAD(アシスタント・ディレクター)ということらしいです。

ときどき合いの手を入れて、場面進行をうながしたり。

臨機に、患者のママやパパになったり。

救急車の運転手になったり。

 

「ごっこ遊び」における自分の立ち位置(業務?)がわかったことで、ウンザリ感が大分軽減されました。

マメが喜ぶなら、がんばって相手しようっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


97歳母の肩にすがって(?)

2024-10-10 09:06:02 | 3歳から

婿さんに復職の意志がないことがはっきりして、

考えなくてはいけないことがたくさん出てきます。

 

まず住むところ。

社宅を出たあと、どうする?

うちに住む?

でも、お互い気を使って疲れそう。

賃貸アパートは、月々の家賃が負担になる。

それならいっそ、中古住宅などを購入する?

資金計画は立ちそう?

 

つぎに、マメの幼稚園。

住むところが決まらないと、幼稚園も決めにくい。

それでも、ぼちぼちと見学をはじめなくてはなりません。

 

再度の引っ越しで、マメはまたしても情緒不安定になるかもしれません。

マメが不憫で愛おしくて、これまでにも増して猫可愛がりしてしまうわたしです。

なので、お別れ時はいつも愁嘆場。

「ばあばとバイバイするのがさびしい...」と泣きじゃくるマメ。

(家族3人、毎週2泊3日で泊まりに来ています。)

 

こんな中、わたしのメンタルも下がり気味。

例の「超優秀なわたしが本気出せば」の呪文も、効力が薄れてきました。

 

つらい、苦しい。

先が見通せない。

いったいマメはどうなるの?

 

数日まえ、こんな苦しさが胸いっぱいに広がる中、母の面会に行きました。

97歳母は認知症です。

2年まえ大腿骨を骨折してからは車椅子生活になりました。

近くの有料老人ホームに入所していて、週一回会いに行っています。

 

わたしのことは奇跡的に「ああ**、よく来てくれたね」などと認識してくれますが、ほかのことは、ほぼすべてのことを忘れてしまっている母です。

でも、元々の明るくほがらかな気質がそのまま保たれているのはうれしい。

 

いつものように、歌を歌ったり、しりとりをしたり。

そのあと、つい、

「お母さん、わたし苦しいの」と訴えてしまいました。

「どうしたの?」と心配そうに訊いてくる母。

言ってもわからないと思いつつ、

「耳の不自由な孫のマメのことなんだけどね...、父親が仕事をやめることになってね...」と話します。

涙がこぼれてきます。

 

「まあ、人生いろんなことがあるけどさ、乗り越えたらまたいいこともあるよ」

と、手を握ってなぐさめてくれる母。

 

...とまあ、心が弱っているわたしです。

 

でも、うつ病とかそんなんじゃない、そこはぜんぜん大丈夫。

というのも...。

 

先日NHKの「あさイチ」に、ゆりあんレトリバーが出演していました。

ネットフリックスのドラマ「極悪女王」に主演して大きな話題だとか。

ピッカーン!

面白そうじゃん。

これは見るっきゃないね。

 

すぐネットフリックスに入会(?)しました。

 

肝心の「極悪女王」は楽しめなかったけど、かわりに「地面師たち」に大ハマリ。

一日で、全7話を見切りました。

 

こういう(何かを楽しむ)気力や好奇心は健在なのです。

今度は、やはりNHKで紹介していた映画「侍タイムスリッパー」を地元映画館に観に行くつもりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


幼稚園プレクラス

2024-09-26 10:07:28 | 3歳から

きのうは、月2回の幼稚園プレクラスの日でした。

本当ならこの日、プレクラスのあとで、簡単な面接があるはずでした。

そして、来週10月1日から、めでたく満3歳入園となるはこびでした。

 

でもでもでも...。

 

婿さんの出社拒否がつづいています。

たぶんこのまま退職の方向に向かうと思います。

そうなると、今住んでいる居心地のいい社宅は退去しなければなりません。

せっかく見つけたステキな幼稚園ともお別れです。(社宅から徒歩10分ほどの距離。)

 

メールで事情を伝えた上で、「あらためてごあいさつ」ということで、きのうはわたしがマメに付き添いました。

たまたま、内容が「ミニ運動会」でした。

いつもより広いホールで

*かけっこ

*玉入れ

*障害物競走

*ボール遊び

を楽しみました。

 

張り切って走りまわるマメ。

すっかり顔なじみになったお友だち(マメのほかに数人)にも会えて、ニコニコとうれしそう。

帰りぎわの園庭では、大きいお兄さんお姉さんが「マメちゃ〜ん」と声をかけてくれます。

 

ああ...。

喪失感で胸が苦しくなります。

 

園長先生にはざっくりと事情を話し、温かく受けとめてもらえました。

「入園が見通せない状況でも、プレクラスはずっと参加していただいて大丈夫ですよ」とニッコリ。

ありがたかったです。

 

少し元気になり、マメと手をつないで帰ってきました。

「今日は楽しかったね」

「うん、マメちゃん走るのはやかったよ」

「そうだね、玉入れもじょうずだったね」

などと感想を言い合いながら。

先生からもらった胸元のメダルを、時々うれしそうにさわるマメでした。

 

社宅に帰って、娘や婿さんといっしょにお昼を食べました。

いっときは「青菜に塩」だった婿さん、今はすっかり元気になりました。

苦しいストレスから開放されて、「ほがらか」と言ってもいい感じです。

 

「いいんかい、そんなにのんきにしてて」とツッコミたくなるいっぽうで、

「元気がいちばんよね、ま、なんとかなるっしょ」と、自分に言い聞かせるわたしです。

 

 

 


連日のサポート

2024-09-18 06:11:24 | 3歳から

「青天の霹靂!」から一夜明けた火曜日、何とか気持ちが落ち着きました。

ファイトが湧いてきました。

何としても支える。

全力で支える。

婿さんを、娘を、マメを。

 

いっぽうでわたしを支えるのは、例の「超優秀なわたしが本気出せば、できないことなど何もない」という誇大妄想です。

 

婿さんは先週いっぱい仕事を休みました。

今後も、行けるようになるとは思えません。

原因が人間関係(パワハラ?)だからです。

退職が視野に入ってきますが、それならそれでいいか、という感じです。

 

数年ごとの転勤が、マメの教育にとって良いわけがない。

「転勤のない仕事に転職できないものか」といつも願っていました。

今回のことで転職(退職)の思い切りがつくなら、それもありよねと自分に言い聞かせます。

 

とにかく今は、婿さんのメンタルを悪化させないことが第一義。

そのためにわたしが考えた策は、「娘一家に密着する」というものです。

 

月曜から木曜まで、毎日娘宅に行きました。

明るくほがらかにふるまい、

長男・次男の挫折体験をさりげなく話題にし、

マメと遊び、

お昼やおやつを一緒に食べました。

 

金曜から月曜までは、うちに泊まりに来るようすすめました。

 

こうやって密着した8日間のあいだに、

婿さんのメンタルはみるみる回復していきました。

おだやかな笑顔が戻り、マメとも楽しげに遊ぶようになりました。

 

ヤレヤレ、ひと安心です。

 

さて今回のことで、娘はどんなようすだったかと言うと...。

「あっぱれ」だったと思います。

初日(月曜日)こそ涙ぐんだりしていましたが、その後はいたって平常心。

ふつうにテレビを見て、婿さんといっしょに笑ったり感想を言い合ったり。

つねに婿さんと手をからめあっていて、時々励ますようにギュッとにぎったり。

「**くんがそんなにつらいなら、仕事なんてやめたっていい」と、何の迷いもなく断言したり。

 

グズでトロい娘ですが、今回は見直しました。