孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

幼稚園プレクラス

2024-09-26 10:07:28 | 3歳から

きのうは、月2回の幼稚園プレクラスの日でした。

本当ならこの日、プレクラスのあとで、簡単な面接があるはずでした。

そして、来週10月1日から、めでたく満3歳入園となるはこびでした。

 

でもでもでも...。

 

婿さんの出社拒否がつづいています。

たぶんこのまま退職の方向に向かうと思います。

そうなると、今住んでいる居心地のいい社宅は退去しなければなりません。

せっかく見つけたステキな幼稚園ともお別れです。(社宅から徒歩10分ほどの距離。)

 

メールで事情を伝えた上で、「あらためてごあいさつ」ということで、きのうはわたしがマメに付き添いました。

たまたま、内容が「ミニ運動会」でした。

いつもより広いホールで

*かけっこ

*玉入れ

*障害物競走

*ボール遊び

を楽しみました。

 

張り切って走りまわるマメ。

すっかり顔なじみになったお友だち(マメのほかに数人)にも会えて、ニコニコとうれしそう。

帰りぎわの園庭では、大きいお兄さんお姉さんが「マメちゃ〜ん」と声をかけてくれます。

 

ああ...。

喪失感で胸が苦しくなります。

 

園長先生にはざっくりと事情を話し、温かく受けとめてもらえました。

「入園が見通せない状況でも、プレクラスはずっと参加していただいて大丈夫ですよ」とニッコリ。

ありがたかったです。

 

少し元気になり、マメと手をつないで帰ってきました。

「今日は楽しかったね」

「うん、マメちゃん走るのはやかったよ」

「そうだね、玉入れもじょうずだったね」

などと感想を言い合いながら。

先生からもらった胸元のメダルを、時々うれしそうにさわるマメでした。

 

社宅に帰って、娘や婿さんといっしょにお昼を食べました。

いっときは「青菜に塩」だった婿さん、今はすっかり元気になりました。

苦しいストレスから開放されて、「ほがらか」と言ってもいい感じです。

 

「いいんかい、そんなにのんきにしてて」とツッコミたくなるいっぽうで、

「元気がいちばんよね、ま、なんとかなるっしょ」と、自分に言い聞かせるわたしです。

 

 

 


連日のサポート

2024-09-18 06:11:24 | 3歳から

「青天の霹靂!」から一夜明けた火曜日、何とか気持ちが落ち着きました。

ファイトが湧いてきました。

何としても支える。

全力で支える。

婿さんを、娘を、マメを。

 

いっぽうでわたしを支えるのは、例の「超優秀なわたしが本気出せば、できないことなど何もない」という誇大妄想です。

 

婿さんは先週いっぱい仕事を休みました。

今後も、行けるようになるとは思えません。

原因が人間関係(パワハラ?)だからです。

退職が視野に入ってきますが、それならそれでいいか、という感じです。

 

数年ごとの転勤が、マメの教育にとって良いわけがない。

「転勤のない仕事に転職できないものか」といつも願っていました。

今回のことで転職(退職)の思い切りがつくなら、それもありよねと自分に言い聞かせます。

 

とにかく今は、婿さんのメンタルを悪化させないことが第一義。

そのためにわたしが考えた策は、「娘一家に密着する」というものです。

 

月曜から木曜まで、毎日娘宅に行きました。

明るくほがらかにふるまい、

長男・次男の挫折体験をさりげなく話題にし、

マメと遊び、

お昼やおやつを一緒に食べました。

 

金曜から月曜までは、うちに泊まりに来るようすすめました。

 

こうやって密着した8日間のあいだに、

婿さんのメンタルはみるみる回復していきました。

おだやかな笑顔が戻り、マメとも楽しげに遊ぶようになりました。

 

ヤレヤレ、ひと安心です。

 

さて今回のことで、娘はどんなようすだったかと言うと...。

「あっぱれ」だったと思います。

初日(月曜日)こそ涙ぐんだりしていましたが、その後はいたって平常心。

ふつうにテレビを見て、婿さんといっしょに笑ったり感想を言い合ったり。

つねに婿さんと手をからめあっていて、時々励ますようにギュッとにぎったり。

「**くんがそんなにつらいなら、仕事なんてやめたっていい」と、何の迷いもなく断言したり。

 

グズでトロい娘ですが、今回は見直しました。

 

 

 

 

 

 

 

 


青天の霹靂!

2024-09-16 04:46:24 | 3歳から

1週間まえの月曜日。

難聴教室の送迎のため、9時ごろ娘宅に着きました。

婿さんが在宅していました。

「あれ、**くんどうしたの? 具合でも悪いの?」

沈んだ表情の婿さんからは、会釈もありません。

???

 

娘が横から説明します。

しばらく前から職場のストレスを口にしていた婿さん。

週明けの今日、どうしても出勤できなくなったとか。

 

え〜っ!!!

 

ショックの中で、心が(頭が)忙しく動きます。

落ち込んだ婿さんを家にひとりで残していくのはまずい。

難聴教室に電話して、「パパも行ってもいいか」と了解を取ります。

教室のあとは近くの大きな公園でランチ。

 

家に戻ってからは、婿さんや娘をはげましたりマメと遊んだり、大忙し。

夕方になって、後ろ髪を引かれる思いで引き上げました。

帰りの車を運転しながら、心は千々に乱れます。

 

*娘一家にとって経済的にも精神的にも大黒柱だった婿さんがコケるなんて、あり得ない

*最悪、職場復帰できず退職ということになったら、娘一家はどうなるのか

*今日一日、元気のない両親をじっと見ていたマメの不安を思うと、胸がちぎれそう

*ああもうどうしたらいいのか...

 

家に帰って、夫と苦しさを共有します。

ベッドに入って眠れぬ夜を過ごしながら、頭はフル回転します。

 

苦しい一夜が明けると、何とかひとまずは、当面の気持ちのスタンスが整ってきたのでした。

(つづきます)

 

 


マメ3歳4ヶ月

2024-09-04 13:20:14 | 3歳から

(これまでは「マメ*歳*ヶ月」(主として言語面)という記事を毎月更新していました。

でも、成長とともに月ごとの変化は小さくなるので、今後は2〜3ヶ月ごとの更新にしたいと思います。)

 

で、今回は2ヶ月ぶりの更新。

だいぶ遅くなりましたが、マメ3歳4ヶ月の言葉状況をお伝えします。

 

話し言葉に関しては、しばらく前から、完璧に近いコミュニケーションが成り立っています。

語彙がどんどんふえて、少し込み入ったことも難なく表現できるようになりました。

 

「茶色っぽいからチョコレートみたいって思ったけど、コーヒーなのかぁ」(コーヒーゼリーを見て)

「これは足が痛くて歩けない人が乗るんだよ」(車イスマークを見て)

「あの子持ち物が多いね、荷物が重くてかわいそう」(終業式間近の小学生を見て)

「これっておしりのウンチふくやつだよね、まいっか」(おしりふきで顔をふかれて)

 

発音状況も大改善。

「ん〜と...、マメちゃん今なんて言ったの」みたいな場面が激減しました。

 

文字言語に関しては、ひらがなが全部読めるので、目につくひらがなはどんどん読みます。

絵本のタイトル、エレベーター内の注意書き、街なかの看板

などなど。

 

でも、書くほうは全然です。

「自分の名前書いてごらん」

と手本を書いて誘っても尻込み。

「マメちゃんちっちゃいから書けない、もっとおねえさんになってから」

と言い訳しきりです。

 

ひらがなや数字の微妙な丸みやトメ・ハネなど、マメにはまだハードルが高いようです。

 

先日訪問すると、マメは「ひらがな文字盤おもちゃ」(長男一家のお下がり)で遊んでいました。

文字盤を押すと「あ」「と」など音が出ます。

録音して再生することもできます。

マメが何やら文字を押して録音しています。

再生を聞くと、

「ばあばあいたかたよ」

 

おお!

すごいじゃん!

自分で書けなくとも、文字をあやつることはできるのね!

 

その後もいろいろ録音してくれるマメでした。

「おいささここあそほう」

「ひこうきのてほかいとほてるいたね」

 

ちなみに、それぞれ

「ばあば、会いたかったよ」

「お医者さんごっこ(で)遊ぼう」

「飛行機(に)乗って北海道(の)ホテル(に)行ったね」

 

*濁点が使えるのは「ばあば」だけです。

*「行って」などの小さい「っ」も使えません。

*話し言葉では助詞を使いこなせるのに、書き言葉では脱落してしまいます。