孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

マメ2歳1ヶ月

2023-05-31 08:55:35 | 2歳から

去年の今ごろはまだ「笑顔が少ない」「表情が乏しい」と感じることが多かったマメ、

今は元気いっぱいです。

横目などの変顔でおとなを笑わせます。

いたずらっぽい含み笑い「うふふ」から思い切りの大笑い「あはは」まで、たくさん笑います。

何にでも興味津々で食いついてきます。

 

さて言葉について。

 

*「こわい」「こわかった」など、現在形と過去形を使い分けています。

意外なものをこわがるマメ。

ある日、スーパー婦人服売り場で「こわいこわい」(おわいおわい)を連発。

娘によると、頭のないマネキン人形がこわいのだそうです。

 

*自分のことを「○ーちゃん」と言えるようになりました。(○は名前の頭文字)

 

*「えーんダメ」(泣いたらダメ)「バイバイした」「○○なーい」などの二語文が出てきました。

これくらいしか例を出せないくらい、相変わらず二語文の歩みはゆっくりです。

でもまあ、ふえてはいるので様子見です。

 

*こちらの言うことの理解は、引き続き順調です。

たとえば、信号について教えるとすぐに理解し、その後も、交差点では赤と緑の点灯によく注目しています。

 

 

 

 


ベビーくもん

2023-05-30 07:58:51 | 2歳から

しばらくまえ、難聴児子育てブログを見ていて「ベビーくもん」ということばに出会いました。

公文教室(小学生が算数や国語をまなぶ塾)のことは知ってるけど、「ベビーくもん」って何だろう?

ネットでしらべて、つぎのことがわかりました。

 

①0・1・2歳児が対象

②教室から配布される家庭用教材を使って、自宅で母親が「学習」をすすめる

③「学習」の成果を確認するため、月1回、教室で先生と母子で面談する

④月謝は2000円くらい

 

なあんだ、あまり魅力的な内容じゃないなあ。

②と③がかったるいです。

 

しばらく放置していましたが、マメの言語発達のことを考えると「何もやらないよりはましかな」という気がしてきて、先日娘とマメと3人で娘宅ちかくの公文教室に行ってみました。

自転車で10分、というところです。

 

こちらの事情を話し、「ことばの発達をうながしたい」との希望をつたえると、先生から意外な提案が。

「(家庭教材配布方式でなく)教室でマンツーマン指導をおこなうことも可能ですよ」と。

「えっ、ほんとですか?」

それはもう、願ってもないはなしです。

週2回各30分程度で、月謝は7000円くらい、とのこと。

 

大いに乗り気になったわたしと娘。

さっそく、入会前提の無料体験授業を受けることになりました。

それがおとといの話。

初回訪問のときは、場所見知りのせいか大泣きしてしまったマメ、今回は余裕でまわりを見回しています。

 

気さくでほがらかな感じの先生。

マメの反応を見ながら、いろいろなアイテムを試行錯誤的に取り出してきます。

*大きな白い紙に、6B鉛筆でグルグルと線や丸を描く

*絵カード(動物など身のまわりのもの)を見せて、いっしょに名前を言う

*1~10の数字カードを同じ数字のところに置く

などなど、およそ20分くらい。

 

「20分間ひとりで落ちついてすわっていられてエライ」

「ずっと集中できていてすごい」

「マメちゃん、かなりかしこいお子さんですねぇ」

など、たくさんほめてくれてうれしかったけど、あとで考えると半分はお世辞(営業トーク)だったかもね。

 

効果のほどはわからないけど、ま、始めてみましょう。

週2回通うところができて、娘もマメも気がまぎれるし、

なによりこれで、わたしの訪問を週3から週2に減らせるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


96歳母のこと

2023-05-28 08:26:13 | 2歳から

ごぶさたしています。

 

今月5月から、96歳母が入所している老人ホームが、面会制限完全撤廃となりました。

そうなると、毎日でも会いに行きたいわたしです。

 

昨年秋、大腿骨骨折で救急車入院した母。

入院してすぐ誤嚥性肺炎を発症し、手術が延び延びになりました。

24時間の栄養点滴が始まり、その点滴チューブを引き抜くといけないからと、両手をミトンで拘束されました。

入院生活は3ヶ月にもおよび、その間、面会は禁止でした。

認知症で状況を把握できない母が、病院でひとりぼっちの不安な日々を過ごしていると思うと...。

胸もつぶれる思いでした。

 

ようやく1月なかばに退院し、あらたに居心地の良い老人ホームに入居した母。

面会も少しずつ認められるようになってきた矢先の3月。

ホームでコロナクラスターが発生し、1ヶ月以上の面会禁止。

さらにその間、入居者を居室から一歩も出さない、という苛酷な措置...。

 

96歳認知症の母は、これらの苦難を何とか乗り越えてきました。

危惧していた「生ける屍」のようにはならず、いま、わたしのこともちゃんと認識できています。

よくがんばったね、お母さん。

すごい生命力だったね、感心したよ。

 

というわけで、面会制限がはずれた今月、娘とマメを訪問しない日はだいたい母に会いに行っています。

週3回のマメ訪問だけでも「いっぱいいっぱい感」がすごいのに、これはあきらかにキャパオーバー。

あまりの疲労でダウン寸前になることもたびたび。

 

それでもやってしまう(やれてしまう)わたしの気力・体力。

わたしってほんとにスーパーマンなのかもね。

 

さて、マメに関しては「くもん教室」の話題があるので、次記事でお伝えしますね。

 

 


「ことばは伝達ツールなのだ」とわかった?

2023-05-14 13:26:01 | 2歳から

ゴールデンウィークに娘一家が泊まりにきていたときの話。

あるときマメがパパに何かの要求をして、いつもの「んー」を繰りかえしていました。

んー

んー

んー

そして、パパの手をグイグイ引っぱっています。

 

見かねたわたしが思わずひとこと。

「マメちゃん、『んー』じゃわからないよ。『パパやって』とか「パパはやく』とか言うんだよ」

すると、マメの顔に「!」みたいな表情が浮かびます。(「そっか!」って感じ。)

数秒後、『んー』が『パパー』に変化しました。

『パパー、パパー、パパー』と連呼しながらマメはうれしそう。

 

<『パパ』は単にこの人物のなまえというだけではなく、呼びかけや伝達のツールでもあること>

を、卒然と理解した感じでした。

 

その後、マメの言語活動が少しずつ変化してきました。

statement(叙述) から communication(伝達) へと。

「これはバアバです」から「ねぇねぇバアバ」へと。

 

先日も、ばんそうこうを貼ったひざを見せながら、

<玄関を指さし⇒「ドーン」⇒「いたいいたい」⇒「えーんえーん」>

と、ジェスチャーと表情をまじえながらうったえてきます。

<お外で、ドーンところんで、痛くて、えーんて泣いちゃったの>と言いたいのです。

「あらまあかわいそうに」などと相槌を打つと、満足そうにうなづきます。

(このやりとり、10回くらい繰りかえしました。ふー。)

 

マメちゃん、ようやく、ことばの何たるかがわかってきたのね。

これなら、二語文三語文の習得も近いかもね。

 

こういう考察・理論・期待を伝えたところ、夫と娘からは「へぇ~」「ふ~ん」という反応が返ってきただけでした...。

 

 


人気者マメ

2023-05-08 07:42:05 | 2歳から

ゴールデンウィーク中に、恒例の「一族大集結」がありました。

長男家族4人、次男家族5人、長女家族3人、計12人がわが家にあつまってきます。

食事の手配や段取りなど(その他もろもろ)、総合プロデューサーのわたしは相当な負担感。

「いやだなあ」「逃げ出してしまいたいなあ」と思いつつ、何とか一日を乗りきります。

『明るくほがらかなばあば』をニコニコと演じながら。

 

さてこの日、マメが意外な人気を博しました。

半袖半ズボンの夏服すがたのマメを見て、ふたりの嫁さんたちが大盛り上がり。

「手首に輪ゴムがはまってるみたい、かわい~い!」

「太もものむちむち感がすごい、かわい~い!」

マメのぷくぷくした赤ちゃん体型が魅力だったようです。

ふたりはぺたぺたとマメに密着。

そこに息子たちも加わり、しまいには孫の中二男子まで近寄ってきました。

「ほんとだ、ぷにぷにして気持ちいいねー」と。

 

とつぜんのアイドル人気に、こそばゆい表情のマメ。

3歳~7歳のお姉ちゃんたちにも遊んでもらい、大はしゃぎでハイテンションの一日となりました。

 

それを見て感慨深かったわたしです。

「ようやくここまで来たなあ」と。

 

2年まえの今ごろ、新生児マメの「小耳症」を知った息子や嫁さんたち。

『あ~あ、やっちまったなぁ』という内心の思いが、手に取るようにわかりました。

ぐずでのろまで、自分の面倒をみるだけで精いっぱいの**(ちゃん)が障害児を育てる?

育てられる? いや育てられないでしょ。

 

その後、娘とマメの周囲には何とも言えない「アンタッチャブル感」のバリアが張りめぐらされ...。

昨年8月に両耳難聴をカミングアウトしたあとは、そのバリアはさらに強化され...。

話題にしたら悪い、みたいな...。

(これって全部、わたしの被害妄想かもしれないけど。)

 

それがいま(正月につづき)、マメは「ふつうに成長している2歳児」として認知され、受け入れられている。

うれしいです、とてもうれしいです。

マメってね、本当に可愛くて賢い子なんだよ。

これからも、マメの成長をよく見ててね。