孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

自分の家と家族がいちばん

2021-07-29 21:10:27 | 生後3ヶ月から

明日金曜日、娘がこちらに用事ができたので、きのう娘を訪問したとき、娘と赤ちゃんを車で連れて帰りました。

後部座席の娘が、となりのチャイルドシートの赤ちゃんに、何やらしきりに話しかけています。

「ママはねぇ、**ちゃんが大好きだよ」

「どうしてかって言うと、すごく可愛いからだよ」

「**ちゃんのそばにいると、すっごくしあわせなんだよ」

などと、他愛もないことをぺちゃくちゃと。

また、顔に陽が当たらないよう手でかげを作るなど、まめまめしく世話をやいています。

 

このようすを見て安心したわたしです。

いつもの訪問時には、赤ちゃんの世話をわたしたち両親にまかせて、何となくだるそうにしている娘。

やはり耳の障害のことでへこたれているのかなあ、赤ちゃんへの愛情もうすれてしまったのかなあ、と。

どうも、そんなことはないようです。

 

また、こんな発言にも安心しました。

「3日も家を離れるのはいやだなあ」と娘。

「えっ、たまに実家に帰れてうれしいんじゃないの?もっと泊まったらいいのに」とわたし。

「ううん。自分の家で自分の家族と暮らすのがいちばんいい」

へぇ。極端に過保護に育てた娘なのに、ちゃんと親離れができているのね。エライエライ。


次男一家にもカミングアウト

2021-07-25 10:45:46 | 生後3ヶ月から

きのう、次男一家が遊びにきました。(小六男児と5歳双子女児をつれて。)

 

5月末の「赤ちゃんデビュー」以来の訪問です。

今日は何としても言わなくては。

子どもたちが別室で遊んで、おとなだけになったところを見計らって、口を切りました。

「じつはね、赤ちゃんには障害があるの」

すると、息子も嫁さんもうなづいて、「左耳が小耳症なんでしょ?」

 

えっなあんだ、あの日、赤ちゃんの小さい耳にふたりとも気づいていたのね。気づいて黙っててくれたのね。

その後ネットで検索したらしく、形成手術や聴力のことなど、ちゃんと知っていました。

「形成手術でかたちは整えられるし、片耳難聴ならそれほどの不自由はないから大丈夫だよね」と息子。

「う、うん。」...あらかじめ決めていたように、両耳難聴のことは言いませんでした。

つらい話は少しずつ小出しに...。

 

ひとまずこれで、家族全員と赤ちゃんの耳のことを共有できました。ホッとしました。

両耳難聴のことは、いつカミングアウトすればいいかな...。

 

 


ニッコリ笑顔

2021-07-23 20:23:11 | 生後3ヶ月から

数週間まえの激しい落ち込み時にわたしを救ったのは、赤ちゃんの笑顔でした。

ある日娘の家に入ると、赤ちゃんがベビーベッドでなくソファに寝かされていました。

そばに行って赤ちゃんと同じ高さの目線になるようにすわり、「ばあばですよー」と話しかけると、赤ちゃんがわたしを見てニッコリ笑ったのです。

それまでも何度か笑顔は見たことがあるけれど、こちらのはたらきかけにハッキリ呼応するような笑顔は初めてだったので、すっかりうれしくなりました。

順調な成長ぶりが実感されました。

ベッドの上でうつぶせにすると、かなり大きく首を持ち上げるなど、からだの発達もバッチリです。

 

「耳のことばかりにとらわれてはいけないなあ、もっと大きな目でこの子の成長を見守らなくては」と自分に言い聞かせたことでした。

 

 

 


「発言小町」

2021-07-21 12:59:58 | 生後2ヶ月から

苦痛の底を打ったようなつらさのなか(1~2週間まえ)、ある眠れない夜、スマホで「発言小町」というお気に入りサイトを見ていました。

質問者の不安や悩みに対して、親切であたたかい回答が寄せられるのが、このサイトの好きなところです。

 

赤ちゃんの難聴については、とっくに検索済みです。

先日はもっと全般的に、赤ちゃん(の健康・発達)についての不安トピックをいろいろ検索してみました。

悩める質問主さんに感情移入しながら、善意の回答をつぎつぎに読んでいきます。

たとえば、「5ヶ月を過ぎるのに首がすわらない」と心配するお母さんには、「大丈夫よー。うちの子なんて7ヶ月目でやっとの首すわりだったけど、その後順調に成長しましたよ」的なはげましがたくさん。

 

みんな文章が達者でユーモラスです。

もっと深刻な悩みに対しても、「つらいですね。わかりますよ。でもね、何とかなるから大丈夫...」と、自分の苦労話をわりとあっけらかんと語るひともいて、読んでいると肩のちからが抜けてきます。

苦しい子育ての渦中にあるひとたちに、不思議な連帯感を感じて、勇気がわいてくるのです。

 

眠れない夜、このサイトがわたしを大きく力づけてくれました。

ほかにもわたしを落ち込みから救ったものがあって、それは...。(次記事へ)


不眠の改善

2021-07-21 12:59:58 | 生後2ヶ月から

先日、不眠のつらさを切々とうったえてしまいましたが、その後、事態は改善しています。

「夜中の2時~3時台に目が覚めてそのまま朝まで眠れない」ということが、ほとんどなくなりました。

また、ときどきあった「そもそも寝つけない」(9時に布団に入って12時まで眠れない)という悩みも、ほぼ解消です。

 

睡眠改善の理由はわかっています。

「気持ちの落ち込みが徐々に回復してきたこと」が大きな理由です。

娘の出産からほぼ3ヶ月。

『意外に早い回復だったわね、頑張ったわね』と、自分をほめています。

 

不幸感のどつぼをさまよい歩いた3ヶ月。長く苦しい日々でした。

この間ずっと苦しみの大波小波が押し寄せ、先週あたりも、息ができないくらいのつらさに見舞われていました。

 

その、いわば「苦痛の底を打った」ような状況から、いま、水底を蹴って水面に浮かび上がることができているのですが、その辺の事情をお話ししますね。(次記事へ)