孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

「じつは...」と婿さん

2023-09-26 20:32:11 | 2歳から

先日の3連休に娘一家が泊まりに来たとき。

 

「満3歳での幼稚園入園のこと、どう思う?」と婿さんに聞いてみました。

すると、「ああそれなんですけど...」と口ごもる婿さん。

「じつは...、来年4月は転勤になると思うんです...」

 

ええっ! 何ですって!!

 

よくよく聞いてみると、

「もしかして」ではなく「絶対確実」らしい。

部署がどうの役職がどうのと言ってたけど、そんなことは頭に入りません。

 

婿さんが転勤族であることは、もちろんわかっていました。

でも過去には、ひとところに5〜6年留まっていたこともあったとか。

何となく楽観していました。

まだ数年は大丈夫だろうと。

それまでは、考えないようにしていようと。

 

ショックでした!

住み慣れた街(明るく住みやすい街です)を離れなければならない寂しさ。

そして何より、ろう学校幼児教室に通えなくなることが、大きなダメージです。

とても評判のいいろう学校で、先生たちもじつにプロフェッショナル。

来年からは週2回にふえて、本格的な言語指導も始まる予定だったのに。

ああ残念...。

 

そしてもちろん、それより何より不安なのは、転勤先です。

わたしたちが通えないほど遠いところだったら?

車で片道4〜5時間とか、飛行機でないと行かれないとか。

そしたら、娘とマメのことをあきらめるのか?

いやいや、そんなことはできない。

 

何日も眠れぬ夜を過ごし、だんだん覚悟が決まってきました。

「外国じゃあないんだから」と自分に言い聞かせます。

どんなに遠くても行く。

何としてでも娘とマメのサポートを続ける。

体力・気力・経済力の限界まで頑張る。

 

「(超優秀な)わたしが本気出せば、できないことなど何もない」

というおなじみの自信がモリモリ沸き起こってきます。

 

いまはわりあい落ち着いています。

「マメの難聴のことは上司に話しているし、できるだけ近いところ(できれば県内)への異動を申請しています」

という婿さんのことばを思い出し、かすかな希望も胸に秘めています。

 

 

 


婿さんの天職は保育士?

2023-09-19 14:04:37 | 2歳から

この三連休、娘一家が泊まりに来ました。

「婿さんも来るんじゃ気を使って大変でしょ」と思われそうですが、そんなことはありません。

むしろ、娘とマメだけで来るよりうんと楽ちんです。

 

娘は家事も育児もわたしに丸投げだけど、婿さんはマメとよく遊ぶのです。

じつに根気よく、じつに楽しげに、じつに愛情深く。

「幼児と遊ぶのが大の苦手」というわたしは、いつも驚きの目で見ています。

婿さんの天職はもしかして保育士?

 

ただ、滞在の真ん中の日は、いつものようにふたりで出かけてしまいます。

「たまにはふたりだけでデートしたいもん」と娘。

「はいはい、どうぞごゆっくり」とわたし。

「すみません、、、」と婿さん。

 

さて、最終日のきのうは、近くに住む長男一家が遊びに来ました。

「XXちゃん(6歳女児)と〇〇ちゃん(4歳女児)が来るよ〜」と、朝から期待値を高めていた甲斐あって。

にぎやかな一家を玄関口で出迎えたマメ、

「XXたん、〇〇たん、あとぼー(あそぼー)」と、大きな声で堂々のごあいさつ。

おお!と、長男も嫁さんも感心してくれました。

わたしも、誇らしくて胸が高鳴ります。

 

もちろん、まだまだ「いっしょに遊ぶ」という感じにはなりません。

ふたりのおねえちゃんにみそっかす的についてまわるだけでしたが、

それでも、興奮して嬉しそうなマメでした。

 

楽しく幸せな一日でした。

でも、夕方みんなが帰ってしまうと、苦しい不安が胸に広がります。

前の晩に婿さんから聞いたことがショックで、、、眠れない夜となりました。

それについては次記事でお伝えします。

 

 


デリカシーのないおっさん医師

2023-09-15 21:06:06 | 2歳から

きのう娘を訪問すると、マメに鼻水・鼻づまりの症状がありました。

熱はないのですが、何となくいつもの元気がありません。

流れてくる鼻水が気になるのか、しょっちゅうティッシュでふいています。

 

やばいやばい、鼻水は中耳炎の主原因なのよ。

(小耳症のグループラインで最近教わったばかり。)

すぐ耳鼻科を受診しなければ。

 

ネットで調べて、近くの耳鼻科医院を見つけます。

電話応対の看護師さんがとても感じ良かったし、娘と3人ですぐ出かけました。

 

診察室でわたしたちを迎えたのは、40代くらいの体格のいい男性医師です。

*左耳が小耳症で聴力はほとんどないこと

*右耳も中等度難聴で、補聴器を使用していること

*大事な右耳の聴力を守るため、中耳炎には気をつけたいこと

*鼻水が中耳炎の主原因と聞いているので、今日の鼻水と耳の状況をみてもらいたいこと

を話しました。

 

「えっそうなの?たいへんだねぇ!」というのが医師の第一声。

大きなどら声です。

つぎに左耳小耳を見て

「ほんとだ、ちっちゃい穴は開いてるけど、鼓膜なんかなさそうだよねぇ」と、やはりどら声。

そして重ねて

「耳のほかに、奇形とかはないの?」と来ました。

「(ムカッ)ないです、ぜんぜん」

「へーそりゃ良かったねー」

(終始一貫、がさつなためぐち。)

 

何なんだ、このおっさんは!?

 

診察台でわたしに押さえ込まれ、顔を真っ赤にして大号泣のマメでしたが

最後に鼻汁をシュ〜と吸い取ってもらったのが良かったのか、診察室の外に出ると晴れ晴れとした笑顔。

家に帰ってからも見違えるように元気になりました。

 

「すごくたくさんの鼻汁が吸引できましたよ。

幼児は鼻がかめないから、こうやって吸い取る必要があるんですよね」とのこと。

たしか娘の家には、長男からもらった「電動鼻吸い器」があるはず。

使い方をマスターして活用しなくては。

 

今後の鼻水時の対応としては

1.電動鼻吸い器で吸い取る

2.耳を痛がるなどいつもと違う様子のときは、すぐ受診する

でいいかな、と思います。

近くに適当な耳鼻科がほかにないことから、受診はあの「がさつなおっさん医師」でがまんするしかなさそうです。

 

 

 

 

 


幼稚園の気がかり

2023-09-14 07:30:13 | 2歳から

先日のT幼稚園公開保育。

おおむね良い印象を持ったものの、気がかりな点もいくつか。

 

<気がかりその1>

満3歳児は入園後年少クラスに加えられることが判明しました。

う〜む、そういう扱いか。

満3歳入園児だけでクラスを作るわけではないのね。

そうなると、、、4月生まれマメのせっかくの強みが活かせません。

「月齢が高くて発達が進んでいるぶん、余裕をもって初めての集団生活を始められる」という。

逆に、クラスでいちばん幼い状態でのスタートとなり、大丈夫かなあ、、、。

 

<気がかりその2>

建物内に、小さな雑音が充満している気がしました。

幼児がたくさんいるのだから当たり前ですが、それとはべつに建物構造上のムダな反響というか、、、。

レストランやカフェなどでもよく感じることですが、

雑音が壁や天井にスっと吸収されて静かな店と、やたらワンワン反響する店がありますよね。

T幼稚園は後者のような感じなのです。

 

公開保育でバタバタしていたから、よけいそう感じたのかもしれません。

ああいうサウンド環境で、マメが疲れてしまわないかなあ。

よその幼稚園はどうなのかなあ。

けっこう大事なポイントなので、比べてみたいです。

 

こういう具体的な気がかりのほかにも、漠然とした不安が胸に広がります。

 

幼稚園入園を契機に、難聴のマメは初めて健聴者の世界に出ていくことになります。

それも、家族の付き添いがない状態で。

 

いつかはそういう日が来る。

でも、でも、来年5月じゃちょっと早い気がする。

ふつうの年少入園まで、あと1年半待ったほうがいいのかな。

でも、保育園児だったら、1歳ごろからそういう環境で過ごすわけだから。

大丈夫かな。

迷います。

 

 

 

 

 

 


幼稚園えらびスタート

2023-09-09 08:05:49 | 2歳から

市役所幼児教育課に、市内9幼稚園のパンフレットが置いてあったので、もらってきました。

来年度入園の願書提出(11月初旬)まで2ヶ月弱。

それまでに全園(遠いところを排除してじっさいには6園)を見学・調査・研究しなくては。

忙しくなるぞー。

 

ひとつのパンフレットに、二日後にせまった「公開保育」のチラシがはさんでありました。

「とりあえずこのT幼稚園に行ってみよう」と、娘と確認。

 

さて、3日まえのT幼稚園「公開保育」です。

10組あまりの親子(うちのように祖母づれのところもあり)が参加していました。

10時から12時までの約2時間。

前半は保育のようすを自由に見学し、後半は集まって説明会です。

 

園内は、建物も園庭もこじんまりしてアットホームな感じ。

保育士さんたちはベテラン風のひとが多く、落ち着いています。

全体の雰囲気は、かなりGOODでした。

 

さらに説明会でわかったことは、

1.「遊び」重視の教育方針であること

2.障害のある子も受け入れるインクルーシブ教育であること

3.他園よりクラス定員を少なく抑えていること

 

どれも好感がもてますが、とくに2には心がふるえます。

 

アラアラと、ちょっと困ってしまうわたしでした。

6幼稚園の「見学・調査・研究」をスタートしたばかりで、早くも本命的な園に出会ってしまうとは。

まあいいか。

T園という明確な基準があれば、他園も比較対照しやすいかもね。

 

マメは初めて行ったところなのに場所見知りすることもなく、室内や園庭の遊具で楽しそうに遊んでいました。

説明会のときは、ボランティアの在園児ママさんたちに相手してもらって、キャッキャとはしゃいでいました。

 

3人とも大満足で「ああ楽しかった」と引き上げてきたのですが、じつはわたしの心には一抹の不安が、、、。

(次記事につづきます)