孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

マメ2歳11ヶ月

2024-03-28 13:16:15 | 2歳半から

2歳11ヶ月になったマメ。

言語状況はこんな感じです。

 

マメ:「パクパクしたら(=ごはん食べたら)**こうえんいこう」

(へぇ、公園の固有名詞が言えるのね。)

わたし:「うん、いいお天気だもんね」

マメ:「かぜもないもんね」

(おお、気象状況がよくわかってるのね。)

 

外に出ると、まぶしいような青空。

わたし:「わぁきれいな空!」

マメ:「たいようさーん、ありがとう!」

 

公園に着きます。

いつもたくさんいるハトが、ぜんぜんいません。

マメ:「あれ、はとさんいないねえ、どこいったのかな、びょういんいったのかな」

 

砂場でたっぷり遊んだあと、わたしにひとこと。

マメ:「マメちゃんおててあらってくるから、ばあばここにすわっててね」

 

自在な会話モードが心地よいです。

 

ただ、発音は相変わらずで、

「*#%$Z¥&Q#@...だね〜」「えっ?」

みたいな場面がまだまだあります。

 

婿さんのお母さんは遠く離れたところに住んでいて、マメはあまり会う機会がありません。

その存在感を印象づけようと、壁に写真を貼って、「やすこ(仮名)ばあばだよ」と教えています。

ところが、「やすこ」ということばがうまく言えないマメです。

「ぱちょひ」みたいな「わさる」みたいな、奇妙キテレツな発音になってしまいます。

今度会うときまでに、うまく言えるようになっているといいなあ。

 

ちょっと前まで「いち、にー、さん、ごー、はち、ろく、きゅう」みたいだった数詞。

今は、積み木のようなおもちゃを順に指さしながら、10まで正確に数えることができます。

また、10までの数字を読むことができます。

 

わたしたちおとなが特に教えたりしていないことを思うと、

これは「ベビーくもん」で習ってきたんだなあとわかります。

 

このほか、

*日常で使わない語彙がふえている

*読めるひらがなが少しある(10個くらい?)

なども、くもんのおかげかもしれません。

 

わたしは早期教育信奉者ではないし、

「べびーくもん」は、単なるマメの居場所づくりみたいな感覚だったけれど、

着実に知識を与えてもらっているマメを見ると、ありがたいなあとは思います。

 

 

 

 


おばあさん大丈夫?

2024-03-23 13:21:07 | 2歳半から

最近のマメ訪問時、

「近所の公園」プラス「イトーヨーカドー」

という不動のルーティーンを離れて、<車でお出かけ>することが増えています。

 

*大きな総合公園

*ふれあい動物園(ここは2度訪問)

*外食ランチ

など。(どれも、車で30〜40分くらいの近いところ。)

 

引っ越し準備があるだろうに、そんなに遊び歩いていいの?

まあそうなんですが、引っ越しというのは、最後の最後になるまでは(ダンボール詰めなど)、不要物を捨てる以外あまりやることはありません。

ただ、その不用品処分も、どの程度進んでいるのやらわかりませんが...。

 

そういう状況下で遊び歩いているそのココロは、ズバリ

「娘を元気づけたいから」。

 

転勤で弱っているのはわたしばかりではありません。

娘もしょんぼりしています。

そんな娘を見ると、わたしの心身が自動で反応してしまうのです。

「この子の悲しい顔を見るのはつらい」

「この子を元気づけなくちゃ」と。

 

というわけで、遊び歩くメインの理由は「娘接待」。

そこにもちろん「マメ接待」の要素も加わります。

 

さてきのうは、小規模ながらも魅力あふれる公園(遊園地?)に4人で出かけました。

園内は楽しそうな遊具でいっぱい。

マメはもうじっとしていられません。

コンビニで買ったおにぎりをほんのちょっとだけ食べて「あそぶーあそぶー」と大主張。

 

じいじもママも、ベンチにすわってのんびりランチの構え。

仕方なくわたしが付いて巨大遊具のところに行きます。

(こういうとき、わたしも気がはやるタチです。)

 

マメといっしょに

長い長いローラーコースターをすべり下りたり(かなり怖かった!)、

横段はしごをよじ登ったり(足を踏み外したらたいへん!)、

もう無我夢中。

 

すると、後ろの方から

「おばあさん大丈夫?」という声がします。

「ん?」と振りかえると、

小学校4〜5年生くらいの男子がふたり、ビックリ顔でわたしを見ています。

 

「う、うん、大丈夫だよ、ありがとう」

 

きまり悪かったです。

気がつけば、まわりは子どもと若い両親ばかり。

70代ばあさんのわたしは、そりゃあ目立ったろうなあ...。

 

そこに、ようやくランチを終えたじいじとママが合流しました。

公園の少し奥の方に移動して、今度はじいじが娘とマメをボートに乗せてくれました。

初めてのボートに「ああ楽しかった」とマメ。

 

夫もわたしも全力投球で疲労困憊。

でも、娘とマメの接待が成功してうれしかった。

ルンルンと帰ってきました。

 

 

 

 


量より質(少数精鋭)

2024-03-20 15:27:13 | 2歳半から

図書館に足繁く通って、「これは」と思う絵本をどんどんリストアップする。

この作業のなかで、絵本作家の名前や作風も少しずつわかってきました。

 

今のところ気に入っているのは(マメの受けも良い)、

 

1.片山健

ストーリーも絵もユニークで魅力があります。

「コッコさんシリーズ」「きはなんにもいわないの」など。

 

2.大田平八

「かさ」という、文章のまったくない絵本がステキでした。

ほかの作品(「どうぶつたちのおかいもの」「あのみち このみち」)も、絵が精密で美しい。

 

3.尾崎玄一郎・由紀

妖怪が遊ぶ「かくれんぼ」が実に秀逸。

絵もすばらしい。

 

4.鈴木まもる

上記作家たちに比べると、子供っぽく親しみやすい絵(およびストーリー)。

「ならんでるならんでる」「なにしてるの?」「どこでもタクシー」など。

 

その他

「なつのあさ」谷内こうた

「マルをさがして」山本久美子

「でんしゃにのって」とよたかずひこ

なども良かったです。

 

これら厳選チョイス本を、マメ訪問の際に1〜2冊ずつ持参します。

「わぁ!」と顔を輝かせるマメ。

 

<毎晩3冊ずつ読み聞かせるから、ひと月に100冊近い本を図書館から借りる>

と豪語していた長男。

それと比べたらぜんぜん少ないけれど、まあいいや。

マメには「量より質(少数精鋭)」でいきましょう。

 

図書館通いと本選び、これからもがんばります。

 

 


絵本の状況

2024-03-19 20:04:29 | 2歳半から

婿さんの転勤で、心が大波小波で揺さぶられる日々。

まだまだ「凪(なぎ)」の状態には程遠いのですが、

今日は気分転換に、絵本の話をしたいと思います。

 

これまで何度かお伝えしているように、最初の絵本選びはネット頼りでした。

「0才児オススメ本」とか「1歳児オススメ本」とか、各種サイトでリストを見て。

ところが、本によってはイマイチ反応が良くない。

わたしが読んでもあまり楽しくない。

そこで「自分で(図書館に行って)選ぶ」に切り替えたところ、これが大成功!

 

マメの好みも何となくわかって、選ぶのが楽しくなりました。

ただ、最近「赤ちゃん棚」を卒業する感じになって、モーたいへん!

(注: 「赤ちゃん棚」には、0歳〜2歳用の絵本100冊くらいがコンパクトにまとめられています。)

 

つまり、

「ももんちゃんシリーズ」

「わにわにのおふろ」

「おつきさまこんばんは」

的な絵本では、やや物足りなくなってきたようなのです。

(マメの反応から何となくわかる。)

 

となると、「赤ちゃん棚」から「幼児棚」にうつらなくてはならない。

でも、こちらは数が多いのです。

何百冊もあります。

著者五十音順にズラ〜リと並んでいます。

どうやって選んだらいいの?と途方に暮れます。

 

けっきょく、片端から見ていくしかありません。

気が遠くなる感じもしますが、マメのためならエンヤコラです。

いくつかフィルターをかけるので、ある程度は絞りこめますし。

 

<フィルター1> 当面、外国絵本は排除

最初は「日本の文化」「日本の感性」「日本のことば(翻訳でなく)」でスタートしたいから。

 

<フィルター2> 「こぎつねごんたのえんそく」みたいなタイトルは敬遠

なんつーか、センスの問題。

あと、動物の擬人化はもういいかな(幼稚っぽい)という感覚もあります。

 

上記以外は一冊一冊、棚から引き出して開いてみます。

*字が多すぎない

*ストーリーにユーモアや驚きがある

*絵が魅力的である

など、マメが喜びそうな絵本に出会ったら、とりあえず表紙の写真を撮っておきます。

 

この作業に、これまで10時間近く投入しています。

この先まだまだかかりそうです。

慎重な上にも慎重なチョイスのかいあって、今のところはかなりいい感じです。

(長くなって疲れました。つづきは次記事にて。)


新しい療育先候補

2024-03-07 14:16:36 | 2歳半から

2年あまり前、デフサポ牧野さんに教えてもらった難聴療育教室。

「**難聴教室」と検索をかけ、公式サイトで基本情報をゲットします。

ふーむ、かなり良さそう。

 

つぎに実踏に出かけます。(相変わらずフットワークの軽いわたしです。)

最寄駅から徒歩7〜8分といったところ。

こじんまりとしたなかにも、歴史と権威を感じさせるたたずまいの施設でした。

 

当面はここまでしか動けません。

いま通っているろう学校に、転居後もしばらくは通うつもりだからです。

「ろう学校が遠すぎてやっぱりムリ」という見極めがついてから、**教室には連絡するつもりです。

二股をかけるようになってはいけないので。

 

そんな状況下、**教室について、思いがけず生(なま)の情報が得られました。

 

こども病院の補聴器技師(言語聴覚士)Oさんからです。

先日、新しいイヤモールドを作る件で、Oさんが勤務する補聴器店を訪ねたときのことです。

転勤の話をし、新しい療育先として**教室を考えていると伝えました。

 

「**教室をご存知ですか?」

「もちろん知っています。とても有名で評価の高いところだし、何よりわたし、そこで研修したことがあります」

「え、ほんとですか?」

 

**教室について、Oさんの説明でわかったこと。

1.徹底的に口話中心の療育であること(手話は用いない)

2.地域の小学校への就学をめざしていること

3.母親を巻き込んでの療育(家庭課題とか?)になるので、母親の負担が大きいこと

 

説明を聞きながら、「いいね、いいね」と内心盛り上がるわたし。

いっぽう娘は、母親うんぬんの説明で不安そうに表情を曇らせます。

「大丈夫だよ、お母さんがいろいろサポートするから」と、あとでフォローしました。

 

マメの新しい療育先、何とかなりそうです。

安心して胸がじんわりしました。