孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

元気で長生き、マメのため

2024-07-31 20:31:48 | 3歳から

先日、はきなれない靴で歩いていたとき、足首がカックンとしました。

足首カックンはよくあることなので、ちょっと照れ笑いをしながら態勢を立て直そうとしたところ...。

立て直せませんでした。

 

そのまま前にのめって、両手と両膝をついてしまったのです。

まわりのひとたちが「大丈夫ですか?」と声をかけてくれて、ありがたいやら情けないやら。

 

ああこれが「フレイル」(老化による運動機能の低下)と言われるものなのね。

 

やばいやばい。

今後、フレイルが進んで、この程度ではすまないことが起こるかもしれない。

ねんざや骨折でしばらく歩けない、とか。

 

そうしたら、娘とマメの世話ができなくなる。

ダメよダメダメ、そんなことは耐えられない。

 

また、フレイルとはべつに、重い病気にかかるかもしれない。

ガンで余命数ヶ月とか。

 

でもまあ、それって心配しても仕方のないことだし、わたしには一種の自信があります。

「大きな病気をせず運動機能も保ったまま92歳まで生きられる」という自信が。

母がそうだったから、という以外、あまり根拠のない自信なのですが。

(母は95歳で大腿骨頸部骨折をするまでは、どこにでも歩いて行っていました。)

 

ところで、なぜ92歳?

それはわたしにとっての17年後。

そうです、マメが成人する年なのです。

マメが20歳になるまでは、健康な心身を保って、マメの成長をしっかり支えたいのです。

 

特別な健康法を持っているわけでなく、フレイル予防もろくにしていない怠惰なわたしですが、

「元気で長生き」に関しては妙に楽観的です。

 

さて、マメを守るためには「元気で長生き」だけでは足りません。

「見た目を保つ」というハードルもありますが、これについては次記事でお伝えしますね。

 

 

 

 


髪を結ぶこと

2024-07-27 20:36:52 | 3歳から

マメの髪はずっと「おかっぱスタイル」です。(わたしが散髪。)

よく似合って、とても可愛らしいです。

それにこのヘアスタイルだと、「補聴器の右耳」も「小耳症の左耳」も、いい具合に隠れるのです。

 

でも周囲を見ると、髪を結んでいる2〜3歳女児が圧倒的に多い。

マメもあんなふうにしてやりたいなあ。

髪を結ぶことで、この猛暑も少しはしのぎやすくなるかもしれないし。

 

両サイドの髪を少量だけ取って結んでみました。

いい感じです。

補聴器も小耳も「多少は見える」けれど、それほどのむき出し感はありません。

マメはすぐ鏡を見に行って、「かわいい〜」とご満悦です。

 

どうせぶきっちょな娘にはうまく結べない。

だから、ばあばの来ない日は、いつものおかっぱスタイルでいいよね。

こんな暗黙の了解があったはずですが(わたし、娘、マメのあいだで)、先日行くと、マメの髪が結んでありました。

サイドの髪を、少量でなくたくさん取っています。

右耳補聴器も左耳小耳も、丸見えでむき出しです。

 

むむむ...。

 

その日は図書館に行くくらいしか予定がなかったので、「まいいか」でしたが、内心複雑な思いでした。

そして、図書館から戻ったときに、近所の「小2ガールズ」ふたりに遭遇したのです。

(なぜか、小2のお姉ちゃんたち3〜4人がマメを可愛がってくれる。)

 

ふたりのうちひとりが

「マメちゃん、耳がわるいの?」と聞いてきます。

(今日初めて気づいたという感じではなく、前から聞きたかった、というニュアンスでした。)

もうひとりのガールは

「いいの?そんなこと聞いて」と、困ったように下を向いています。

 

「うん、これに気がついたの?」

「これ、補聴器って言うんだよ」

「マメちゃん、ちょっと耳がわるいけど、これがあるとよく聞こえるんだよ」

「だから大丈夫、ふつうにお話できるよ」

などと饒舌(すぎる)説明をしたのは、わたしもあわてていたんですね。

 

悪意の質問でないことはわかったし、あまり気にかけずに帰宅しました。

するとちょうどその日、こみこみラインに、まさにその話題が投稿されたのでした。

<3歳の娘の髪を結ぶことにためらってしまう、皆さんはどうされていますか?> と。

 

すぐに10件近い返信がつきました。

全員が

*ためらわずに耳を出して結んでいる

*親が隠す姿勢だと、子も後ろ向きになるからダメ

という趣旨でした。

 

そう、そうよね、だけどさー。

正論すぎる回答よねー。

 

今のわたしは

「少量の髪を取ることでチラ見せ的にする」ことが精いっぱいな感じです。

 

 


夏休みでも教室がある

2024-07-26 14:45:28 | 3歳から

そういえば、少しまえに娘が

「夏休みも教室はあるんだよ」

と言っていたことがあったけど、

「そんなわけないじゃん」と軽く受け流していたわたしです。

 

でも、娘の言うとおりなのでした。

「これが確定予定表だよ」と見せてくれたプリントによると...。

8月中旬に10日ほどの休みがある以外は、ほぼ平常通りの教室スケジュールなのでした。

 

うわっ、なんてありがたい!

「幼稚園のプレクラスもお休みで、どこも行くところのない40日間」と思っていたのに。

 

ろう学校はしっかり40日(以上)の夏休みだったけど、

そうか、なるほどね。

あちらは「国立の学校」、

こちらは「民間の療育機関」。

いろいろ、内容やスタンスが違って当然なのね。

 

こうして難聴教室への信頼感が高まってくると、わたしの心のなかに、こんな考えが生まれてきました。

<1.今年度いっぱいは難聴教室メインで通い、幼稚園は来年4月からでもいいのでは?>

<2.ついては、難聴教室を、現在の週2回から3回にふやしてもらえないか?>

 

2について教室に軽く打診したところ、イエスのニュアンスでした。

 

ただ、娘は、

「やだ、秋から幼稚園に入れたい」との考え。

 

まあたしかに、トイトレは順調に進んでいるので、10月入園は可能だとは思うけど。

迷います...。

 

ちなみに、幼稚園入園後は

「幼稚園に週3回、難聴教室に週2回」という通園形態になります。

(10月入園でも来年4月入園でも、それは同じ。)


難聴教室の終業式

2024-07-26 13:48:43 | 3歳から

きのうは、難聴教室の一学期終業式でした。

終業式って、どんな感じなんだろう?

 

あとで娘に聞くと、

1)2歳児クラス以上が大教室にあつまる(親子30組弱)

2)教室前方にこどもたちが座り、後方に親たちがすわる

3)一学期にならった歌をみんなで歌ったり手遊びをしたりする

4)その後、年齢べつクラスごとに小教室にうつって遊ぶ

5)最後におやつを食べて解散

といった楽しげな内容で、

マメもご機嫌で帰ってきました。

 

3)のところでマメは終始大張り切りで歌ったらしく、先生にほめられたよーとうれしそうな娘でした。

 

すっかり「新しい学校」になじんでいるマメ。

そのように仕向けてくれる先生たちに、感謝の思いでいっぱいです。

 

この教室、いろいろなところにきめ細かさを感じるのです。

 

<例1:5月に入室するとすぐ、担任4人の顔写真を配布してくれたこと>

壁に貼った写真を見ながら、「〇〇しぇんせい」「XXしぇんせい」とうれしそうなマメでした。

 

<例2:歌・手遊び・ダンスなどを先生たちみずから実演してDVDにおさめ、各家庭に配布してくれたこと>

TV画面にうつるおなじみの先生たちを見て、マメは大はしゃぎでした。

 

<例3:家族の写真を活動のなかで効果的につかうこと>

いちどグループ活動にわたしが付き添ったとき、先生がわたしの写真を撮ってすぐプリントアウトし、活動に生かしていました。

その手際の良さに感心しました。

 

などなどなど...。

 

「明日から夏休みで、先生やお友だちに会えなくなるね、さびしいねー」

とマメに話しかけていると、

「ちがうよー」と娘。

「ん? どこがちがうの?」

(次記事につづきます)

 

 

 

 


またしても補聴器を外すマメ

2024-07-19 15:19:34 | 3歳から

おととい娘を訪問すると、おや? マメが補聴器をつけていません。

ん? なになにどうしたの?

 

娘に聞くと、

「きのうまでは普通につけてたけど、なぜか今日は朝から拒否してる」とのこと。

えっ?

 

2ヶ月まえにも同様のことがあって、そのときは大パニックになったわたしです。

ろう学校担任の先生に、すがりつくように相談したのでした。

先生はおっとりとほほえんで、

「おばあちゃま、こんなことは <補聴器あるある> ですよ」

「大げさに考えなくて大丈夫」

「マメちゃんだって、たまには補聴器のない生活をしてみたいのかもしれませんよ」

 

なので、今回はあわてずさわがず、マメの意志を尊重することにしました。

補聴器をつけないマメをそのまま受け入れて、一日過ごしたのです。

 

もちろん、いつもの音量で話しかけても聞こえません。

良い方の(大きい)右耳に口を近づけて話すと、何とか聞こえるようです。

とても不便です。

(マメ自身はいつもと変わらずペチャクチャしゃべるけど、自分の声は聞こえているのかなあ。)

 

補聴器のありがたさを改めて感じました。

 

マメがもし、機械文明が遅れた未開の地で生まれていたら、

江戸時代とかに生まれていたら、

子の難聴に気づかないうかつな親のもとに生まれていたら、

マメは3歳をすぎた今でも、言葉のない世界に生きていたかも...。

 

補聴器をつけないまま、

図書館に行ったり、近くの公園で水遊びをしたり、一日楽しく過ごしましたが、

あとで考えて、マメの「動機」に思い当たりました。

 

その日マメは、斜めがけしたポシェットに、なぜかマスク(幼児用)とメガネ(おもちゃ)を入れていました。

そして、ときどき顔につけてうれしそうにしていました。

「この暑いのに何でマスク?(メガネ?)」と突っ込みましたが、「いいのいいの」とニコニ顔。

 

思うにマメは、

補聴器に引っかかる心配なしに、マスクやメガネをつけてみたかったのかな?

外で、人のいるところで(おおやけの場で)、そのふたつを装着してみたかったのかな?

(小耳症の左耳は小さいなりに耳の形があるので、多少不安定ながら、マスクもメガネもかけられます。)

 

そういえばマメは日ごろ、

<帽子のゴムなどが補聴器に引っかかる> ことを、けっこうストレスに感じているみたいだったなあ。

 

その日(おととい)は、そのまま寝るまで補聴器なしで過ごしたようです。

翌日(きのう)は難聴教室の日。

娘宅に着いたとき、やはり補聴器をしていませんでした。

その状態で「本読んで」と言うので、大きな声を張り上げて何冊も読んで、のどが痛くなりました。

 

出かける時間がせまってきて、

「マメちゃん、新しい学校に行くよ、さあお耳さんつけよう」

「うん」

難聴教室では補聴器が必須なことを理解して、素直にママに補聴器をつけてもらうマメでした。

 

補聴器に関して、マメなりにいろいろ思うことが出てきたんだなあ...。