孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

わたしってやり過ぎ?

2024-11-28 15:39:27 | 3歳半から

先週末、いつものように娘一家が泊まりに来ました。

「**公園に行ってみない?」と提案し、わが家から車で30分ほどの大きな公園に行きました。

3歳児ひとりに大人が4人付き添うという、例によって例のごとくの珍妙な一行です。

「気が引ける感」はあったものの、マメを楽しませるためには、なりふりかまっていられません。

 

この行楽の企画立案者はわたしです。

事前にオススメポイントを万全に予習し、公園に着いてからもすべてを仕切ります。

*「お昼はあの売店で食べよう」

*「お昼のあとはあそこの子ども遊園地で遊ぼう」

*「そのあとはサイクリングセンターで...」

*「そのあとは...」

などなど。

 

しか〜し。

娘夫婦も夫も、とにかくのろま。

お昼をゆっくり食べすぎる!

待ちきれず「遊ぶー遊ぶー」のマメ。

けっきょく、「うん遊ぼう」とマメといっしょに走り出すのはわたしなのです。

(ランチにしっかり時間をかけたあとは、娘夫婦も合流しましたが。)

 

かなりのハイテンションで一日動きまわり、家に帰り着いたときはもうもう疲労困憊...。

夜ベッドに入ってから反省しました。

 

「70代のばあさんのくせに、わたしってやり過ぎだよね」

「マメのことになると見さかいがなくなるのよね」

「あれじゃあ娘夫婦だっていい気持ちしないよね」

 

で、反省の結果自分に言い聞かせたのは、以下3点。

1.マメと関わる最前線は、つねに両親であるべき

2.わたしは両親のうしろに一歩も二歩も下がるべき

3.両親ののろまな対応にじれじれしても、じっとがまんするべき

 

わたしも「寄る年波」だし、今のペースで突っ走っていたら身が持たない。

マメを長く確実に守っていくためには、適切にペース配分しなくちゃね。

(公園行楽のあとは疲労感が長引いて、娘一家が帰ったあとまる二日ほどベッドでグダグダと過ごしました。)

 

 

 


マメの転院事情

2024-11-19 12:03:44 | 3歳半から

4月の転居まえにマメが通っていたのは、**県こども病院です。

ここでは耳鼻科だけの受診(数ヶ月に一度)でした。

 

昨年12月、札幌医科大の四ツ柳医師を受診したとき

「形成外科もかかっておいたほうがいい」と助言されました。

「顎の低形成からくる歯科矯正問題は<小耳症あるある>ですからね」と。

 

へぇそうかな〜と話半分だったわたし。

5月にあった三歳児検診で「過蓋咬合」を指摘されて、しゃっきり本気になりました。

(「過蓋咬合」とは、いわゆる「受け口」の反対で、上の歯が過度に下の歯におおいかぶさることです。)

 

こみこみラインで相談するなど、転院先を迷いに迷ったあげく、ようやく決めたSこども病院。

10月に形成外科初診。

11月に耳鼻科初診。

 

形成外科で過蓋咬合のことを伝えると、すぐに歯科の予約をとってくれました。

歯科初診は12月です。

 

耳鼻科では、ずっと先送りにしていた「あること」を質問・相談しました。

<小耳症の左耳にも、何らかの補聴方法が考えられないものか> についてです。

すると医師から「耳の中の状況を見るために、まずCT検査をしましょう」との提案がありました。

検査は今月末です。

 

今まで気にしていなかったことや、何となくペンディングにしていたことが、今後明らかになっていく。

不安と期待でドキドキします。

 

ちなみに。

今までだったら、わたしもいっしょに診察室に入って、わたしが質問していたと思います。

でも、それってけっこう奇異なことだと、自分でもわかります。

(みっともないと自覚しつつも、「そんなことでなりふり構っちゃいられん」という気持ちの方が強かったのです。)

 

転院先では、質問も相談も説明もすべて娘夫婦にまかせることにしました。

娘だけだと頼りないけど、婿さんがいれば何とかしっかり説明できるでしょ。

(わたしほどではないにしても。)

 

もちろん、病院に行くことは行くのです。

医師の説明を、その場ですぐ婿さんから聞いておきたいし。

長い長い待ち時間、マメの相手をしてやりたいし。

 

 


「大事な子だから」

2024-11-12 07:21:32 | 3歳半から

数ヶ月まえ、家の近くに、スーパーマーケットを含む大きな複合商業施設がオープンしました。

3つある車の進入路が当初は一つだけしか利用できず、残る2つは何となく徒歩客が通っていました。

 

最近ようやく、3つ全部が本来の車進入路として使われるようになったのですが、

家からいちばん近い進入路は、車の出入りが少ないこともあり、相変わらず徒歩客が(わたしも)歩いています。

 

前置きが長くなりました。

先日、マメをつれてその店におつかいに行きました。

当然のように、家の近くの車進入路から歩いて入っていくと、マメがすぐ気づきました。

「ばあば、ここさー、車が通る道になったんでしょ」(ひとが通っていいの?のニュアンス)

「う、うん、大丈夫。あんまり車来ないし、もし来たらばあばがマメちゃんを脇に引っ張るから」

「ふうん」

 

そのあと少しして、マメからこんな発言がありました。

「マメちゃんは大事な子だから、ばあばやみんなが、危なくないように守ってくれるんだよね」

 

おお! と感銘を受けました。

自分を「大事な子」と認識する、鉄壁の自尊感情。

また、「大事な子」である自分は両親・祖父母の愛情で幾重にも守られている、という揺るぎない安心感。

 

マメをこんなふうに育てられて良かった。

 

成長するにつれて、難聴ゆえの苦労がふえていくかもしれないマメ。

時として、人生がつらいものになるかもしれないマメ。

そんなとき、「マメちゃんは大事な子」という特別な気持を、ぜひ思い出してほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


マメ3歳6ヶ月 つづき

2024-11-04 19:59:27 | 3歳半から

<マメのメンタル>

 

9月上旬にとつぜん始まった「パパの出社拒否」。

毎日パパが家にいる。なんで?

ばあばも交え、おとなたちがしょっちゅう眉を寄せて話し合っている。なんで?

 

幼いなりに、マメだって不安定になるはずです。

 

この2ヶ月、週の半分近くを我が家で過ごしている娘一家ですが、

その帰りがけに必ず「ばあばと別れるのがさびしい」と号泣するマメです。

マメの泣き顔を見ると、わたしの胸も張り裂けそうになります。

「不安なのね、つらいのね」と、例によっての深読みモードが起動するので。

 

ところが、先週も今週も、涙は見られませんでした。

バイバイと笑顔で手を振ってくれます。

良かった!

マメなりに、状況を乗り越えたのね。

えらいえらい。さすがマメだよ。

 

 

<マメの日常>

 

本当なら、先月から幼稚園に入園しているはずのマメ。

今、どんな日常を送っているかというと...。

 

毎週末(金曜日〜日曜日)は、うちに泊まりに来ます。

帰宅後の、週の前半は難聴教室です。

月曜日: グループ活動(10時〜11時半)

火曜日: 個人指導(13時15分〜14時15分)

水曜日: ペア活動(同上)

このほか、「秋の遠足」「芋掘り」「秋まつり」など、行事も盛りだくさん。

この手厚いサポート体制には大感謝です。

 

マメは、教室に大好きなお友だちがいます。

「**ちゃんと手をつなぎたい」とパパにそっと打ち明けたそうです。

「じゃあそう言えば」とパパ。

その助言(?)にしたがって、みごと、手をつなぐことに成功したとか。

先週から始まったペア活動は、そのお友だちとのペアです。

先生の配慮がありがたいし、ウキウキとうれしそうなマメです。

 

こんな感じなので、こちらから娘宅を訪問することはほぼなくなりました。

でもごくたま〜に、用事で訪問することがあります。

そんなとき、胸がキュンと切なくなります。

4月に引っ越しして半年ちょっとしか経っていないのに、その街はそんなにもなつかしいものになっていたのでした。

 

だって頑張ったもんね。

引っ越しのストレスや喪失感を乗り越えようと、娘ともども力を合わせたもんね。

いろんな所に出かけて行ったもんね。

いろんな人と出会ったもんね。

密度の濃い半年間だったもんね。

 

...3歳6ヶ月のマメのことを書いていたつもりが、ついついわたしのセンチメンタルになりました。

いけない、いけない。

 

 

 

 


マメ3歳6ヶ月

2024-11-04 18:41:02 | 3歳半から

マメが3歳半になりました。

近況をお伝えします。

 

 

<言葉と文字について>

 

日常のおしゃべりは、ますます内容豊富なものになってきました。

表現のテクニックもなかなかのものです。

先日は、ユーチューブで見た面白い場面を、何とかわたしに伝えようと頑張りました。

「...でね、...でね、...、したからね、おかしくてマメちゃん笑っちゃったの」

 

「ああ、それってこれですよ」と、あとでパパが見せてくれた短い動画。

なるほど、マメが説明してくれたとおりの内容なのでした。

 

文字については、ひらがなに続いてカタカナがほぼ読めるようになりました。

誰もとくに教えてはいません。

くもんのひらがな表に小さく付されているカタカナを見て、自然に覚えたようです。

ただ、「カットわかめ」の袋を「かしと」などと読んだりはしていますが。

 

 

<発音の改善>

 

先日長男一家が遊びに来て、娘一家と合流しました。

マメは7歳と5歳のいとこと遊べるのがうれしくて、朝から大張り切り。

「よーし、きょうは○○ちゃんと□□ちゃんといっぱいあしょぶじょー」。

 

しばらくいっしょに過ごしているうちに、長男と嫁さんが驚いて言うには、

「マメちゃん、すっかり発音がきれいになりましたね」

「会話がすごくスムーズになったね」

 

えっ、そうなの?

驚くのはこっちでした。

会話はとっくにスムーズだったし、発音もあまり気にしていなかったんだけど...。

 

マメのヘンテコリンな発音に慣れていたわたしたちと違い、

家族以外にとっては、発音の悪さが大きくクローズアップされていたんだなあとわかりました。

今回、発音の改善が目覚ましいことを長男夫婦から知らされて、大安心したことでした。

 

 

<遊びの変化>

 

40年まえのわたしは、フルタイムで働く母親でした。

こどもたちの世話は保育園や祖父母にかなり依存していて、幼児期の細かい成長過程をあまり把握していなかったと思います。

で、今、マメを密着観察してわかったことは。

遊びって変化するんだなあ、ということ。

 

ほんの半年まえまで大好きだった遊びから、卒業しつつあるマメなのです。

たとえば...。

*バケツの水を小さい容器に延々と移し替える

*砂場で似たようなことをする(泥団子をつくったり)

*落ち葉やドングリを拾い集める

などの、単純繰り返し的な遊びです。

 

公園遊びに関しても、

ブランコは相変わらず好きだし、チャレンジングな遊具も好きですが、すべり台にはあまり魅力を感じなくなったようです。

 

へぇ〜そうなんだ、と認識するわたしです。

たしかに、近くのちっぽけな公園なんかに連れて行っても、前ほど楽しそうじゃないもんね。

 

じゃあ、3歳半のマメにとって、楽しい遊びって何?

 

その答えは(以前もお伝えしましたが)、ズバリ、「ごっこ遊び」なのです。

「ばあば遊ぼう」と声がかかることも多いですが(ちょっと恐怖)、やむない時は一人遊びでもOKのようです。

「ごっこ遊び」特有の高い作り声で、人形たちを相手に延々と遊んでいます

 

「きょうだいなど、遊び相手がいれば遊びの輪も広がるのにな」と思うこともあります。

5ヶ月後の幼稚園入園に期待したいと思います。