孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

ろう学校1歳児クラス(2)

2023-04-29 13:56:40 | 1歳半から

ろう学校の金曜日もふくめて「今年も週3回で訪問する」と心を決めたはずなのに。

先週、もののはずみで「ろう学校なんて、ひとりで電車で行かれるでしょ」と娘を挑発してしまいました。

「おお、望むところだともさ」と、すぐ挑発に乗る娘。

 

じゃあためしに、お母さんがついてくから、電車で往復してみよう。

ということで、その「ためし」がきのうでした。

娘の家からろう学校までは約1時間。

それほど遠くはないのですが、行き方がなかなかハードです。

 

1、最寄り駅まで徒歩10分(自転車で5分)

2、電車①に10分乗車

3、乗りかえて電車②に20分乗車

4、バスに10分乗車

5、バス停から徒歩7分

 

マメが小さいので、4と5はタクシーを使うことにして、いざ出発。

「行きはよいよい」でした。(行きはこれまでも何度か電車を経験ずみ。)

でも、帰りが(大)問題でした。

 

疲労と眠気でぐずぐずになったマメ。

いつもなら、車のなかですぐにスヤスヤ眠ってしまうのに、電車では眠れないようです。

しきりに身をよじらせ、落ちついて座っていられません。

自宅最寄り駅のエスカレーターをおりたところで、地面にへたりこんでしまいました。

「もうやだ、もう動きたくない」の意思表示。

何とか娘が自転車補助椅子に乗せて家に連れ帰ります。

 

家に着いたのが2時すぎ。

12時半~2時といういつもの昼寝時間をすぎています。

「中途半端になるから、もう今日は昼寝なしでいいよ」と娘。

ダメダメ。疲れてヘロヘロのマメがかわいそうすぎる。

短時間でもいいからと、わたしが抱っこバンドで寝かしつけました。

 

3時。

「夜眠れなくなるからもう起こさなくちゃ」と娘に言われ、やさしくマメを抱き起こします。

心地よい熟睡をじゃまされて怒ったマメ、大泣きで抗議します。

泣くこと泣くこと、20分以上泣いていました。

ああもうかわいそうでかわいそうで...。

ずっと抱きしめて、いい子いい子となでさすっていました...。

 

総括。

まだまだ小さくて体力もないマメに、電車通学はムリ。

あんなしんどい思いをさせてはいけない。

これまでどおり、車での送迎をつづけよう。

 

それにじっさいのところ、ほかのママたちも、電車利用のひとなど誰もいないのでした。

自分で車を運転するか、じいじの送迎つきなのでした。

「他県からわざわざ」というのは大人の事情であって、マメには関係ないことです。

ガンバローとあらためて思ったことでした。

 

それにしてもきのうは、抱っこしたがらない娘(べつに教育的配慮からでなく重くてしんどいから)に代わって、どんだけマメを抱っこしたことか。

乗りかえに間に合わないからと、10Kg超のマメを抱いたまま駅構内を走ったり階段を駈けおりたり。

もう夢中でしたね。「火事場の○○力」でしたね。

マメのためなら、スーパーマンならぬスーパーばあさんになるわたしです。

(2歳になったマメのようすは次記事でお伝えします。)

 

 

 

 

 


ろう学校1歳児クラス(1)

2023-04-29 09:48:52 | 1歳半から

ろう学校の幼児教室。

0歳児クラスから1歳児クラスに進級して、回数は変わらないけれど時間が延びました。

1時間半から2時間半へと。(10時~12時半)

 

これまでの室内遊びに、外遊びが加わったのです。

「室内遊び⇒外遊び⇒昼食⇒解散」という流れです。

 

教育(保育?療育?)内容が多くなったのはうれしいけど、「えっ!」と不安が高まります。

弁当持参に関する不安です。

「キャラ弁」ということばが頭に浮かびます。

色とりどりの可愛らしい弁当。

ムリムリ、ぶきっちょな娘にはムリ。

 

ほかのマさんたち、気合いを入れるんだろうなあ。(5人グループです。)

へやで丸くなってのランチタイム、娘(とマメ)の弁当は見劣りがするだろうなあ。

娘はいいけど、マメがふびん。

 

以前のわたしなら、「お母さんが作ってあげる」でした。

でもいまの娘はそんなことは受け付けないし、わたしもそれはマズイとわかる。

できるのはアドバイスをすることだけ。

娘が買っていた可愛い弁当箱を見せてもらって、

「ここに小さいおにぎりをふたつ入れて、ここはゆで卵と小さいウィンナソーセージで、すみに果物かな」

「そんなことわかってるよ」と、ブッスリ顔の娘。

 

小さくて可愛いクーラーバッグを買って持っていったのも、娘をムカつかせたようです。

「たしかに自分では気づかなかったけど、ひとこと言ってくれれば自分で買ったよ」と。

そうよね、そうなんだけど...。

娘を信用できない自分がいやなんだけど...。

 

心配がつきない。

和気あいあいのランチタイム、口下手の娘はママたちの談笑の輪に入れるかな、とか...。

(つづきます)


肩の力を抜いて週3回

2023-04-22 08:29:34 | 1歳半から

4月に入ってからのモヤモヤ感がようやくおさまり、わたしのなかで、今年度のビジョンが固まりました。

今までどおり、週3回 娘を訪問します。

じつはこれまで、このブログのなかでさえ見栄をはって(バカ親と思われたくなくて)「週2~3回」などとぼかしていましたが、じっさいは、去年もおととしも 週3回 行っていました。

この訪問頻度を、今年もキープするつもりです。

 

去年はろう学校の幼児教室が火曜日だったので(送り迎え必要)、3回の行き方がむずかしかった。

月火木とか、火水金とか、火木金とか、どこかで連日になることが必須。

連日のところは、疲れてしんどかった。

でも、今年度の幼児教室は毎週金曜日。

これなら月水金と飛び石で行かれてラッキーです。

 

さて、モヤモヤ気分をおさめて「今年も週3回」と腹をくくるにあたり、自分に言い聞かせたことがあります。

肩の力を抜く、ということです。

 

「マメの成長支援プロジェクト」において、わたしこそがチームリーダー(統括本部長)なのよ、キッ!

わたしこそが、有能な保育士兼言語聴覚士としてマメを支えるのよ、キッ!

ぼんくらヒラ職員(夫と娘)どもは控えおろう。

 

いつもこんなふうに、肩肘張って気負って(いばって)いたわたし。

新年度にあたっても、「保育のカリキュラム」について頭を悩ませていました。

 

お絵かきで、丸は描けているから、つぎは三角や四角にすすむ?

ハサミやのりを使った工作的なことも始める?

レゴブロックを導入する?

外遊びでの達成目標は?

などなど。

 

ひとまず肩の力を抜いてみます。

つーか、抜かざるを得ません、あんまり疲れて。

 

ただの祖母として訪問すると、これがもう楽ちん。

マメの遊びに合わせながら、まったりと過ごします。

積み木を高~く積んでから、おもちゃのかなづちで叩いてくずすマメ。

スーパーボールを何度も投げては取りに行くマメ。

お気に入りワンワンをおもちゃベビーカーに乗せて「お散歩」させるマメ。

楽しげなマメのそばで、いっしょに笑ったり手をたたいたり。

時にはひざに抱いてテレビを見たり。(幼児番組に限らず、料理やニュースなども解説しながら。)

 

いいなあ、このゆるい感じ。

(過剰適応傾向のわたしなので)肩に力を入れまくって「キッ!」となることがまたあるかもしれません。

でも、しばらくはこのスタンスでやっていこうと思います。

 

次記事で、新年度のろう学校幼児教室のことをお伝えします。

 

 


新年度のモヤモヤ(3)「あんたのせいだよ」

2023-04-16 17:58:02 | 1歳半から

「新年度のモヤモヤ」を二連続記事で書いて、期待どおり、あたまの中が整理できました。

 

けっきょくわたしは、「昨年一昨年と同じことを今年もつづける」のが、しんどくなったのです。

週2~3回、往復4時間の車移動はつらい。

日々活発に成長していく2歳児の遊び相手をするのもつらい。

だけど、平日昼間の多くの時間を、娘とマメだけで過ごすというのは不安。

どこか、良い集団保育の場はないものか。

 

こんなふうに堂々めぐりをしているうちに、わたしの中に芽生えてきたある感情。

それは「あんたのせいだよ」という気持ちです。

あんたってほんとに頼りないんだから。

あんたがもっとしっかり子育てできるなら、お母さんはこんなに苦労しないんだよ。

なんでいつもいつも、あんたのフォローでてんてこまいしなくちゃいけないの?

 

ここ2週間ほど、このネガティブな感情がチクチクと胸に刺さります。

そしておととい金曜日、ささいなことで娘に小言を言っていたら、このネガティブ感情が爆発してしまいました。

気づいたときには、上記太字部分をエンドレスに繰りかえしていたのでした。

 

しばらく黙ってがまんしていた娘もキレ始め、あとはいつもの修羅場です。

(夫とマメは部屋のすみでひっそりと遊んでいます。)

マズいマズい、わたしの言ってることはとてもマズい。

わかっているけど、何だかあまりに疲れていて、気持ちをコントロールできません。

 

4時の「いないいないばあ」が始まるのを待って、そそくさと引き上げました。

 

きのうも今日も思っています。

娘をムダに傷つけてしまったと。

「あんたのせい」なんかじゃないのに。

 

ほんとうは...。

娘とわたしの関係性を、もっと見つめ直さないといけないのよね。

でも...、ゆっくり見つめ直す余裕なんてないのよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


新年度のモヤモヤ(2)三歳神話の逆転

2023-04-15 22:17:20 | 1歳半から

わたしが子育てをしていた40年くらいまえ、いやもう少しまえですかね。

世の中には「三歳神話」というものがありました。

<子どもの健全な発育のために、三歳になるまでは母親のそばで育てるべき>

というものです。

世の多くのひとたちが、マジでこの神話を信じていたように思います。

 

だから、0歳児~2歳児を保育園にあずけて仕事に出る母親は批判されたし、

そういう子は「かわいそう」と同情されたのでした。

 

ところが、それから50年の歳月がたって...。

いまや、保育園に行っていない0歳児~2歳児のほうが「未就園児」とか言われてかわいそうがられています。

家庭での母親との密着生活で、虐待などが起こりやすいと。

 

いま政府が打ち出している「異次元の少子化対策」でわたしが注目しているのは、

<仕事をしていない母親も保育園を利用できるようにする>というものです。

これがじっさいに運用されるのはまだ先のはなし。

マメには間に合わないと思いつつも心惹かれます。

 

そうです、

わたしはマメに、ろう学校の週1回の幼児教室のほかにも、集団保育を体験させたいのです。

両親・祖父母など大人だけと決まり切った遊びをするのでなく、同年代の子どもと遊ばせたいのです。

昨年、障害児のサポート施設である「児童発達支援」もトライしてみたけれど、あえなく撃沈。

 

活発なお母さんなら、公園などで知り合った「ママ友」と、子どもを遊ばせ合ったりできるでしょうが、

もちろん、娘にそんな才覚はありません。

 

何か良い方法はないかなあ。

(つづきます)