第57回奈良県吹奏楽コンクール進行予定
第4日(8月8日/土) 大和高田市文化会館さざんかホール
詳細情報:http://www.geocities.co.jp/nara_suiren/pdf/con15-4t.pdf
第57回奈良県吹奏楽コンクール進行予定
第4日(8月8日/土) 大和高田市文化会館さざんかホール
詳細情報:http://www.geocities.co.jp/nara_suiren/pdf/con15-4t.pdf
2015年8月7日 16時9分
「ジメ暑(ジメジメした湿度+高い気温)」が特徴の日本の夏は、何かと体調を崩しやすいもの。
そもそも夏バテとは、暑さによって起こる体調不良の症状であり、夏風邪も熱中症も食欲減退もすべてまとめて「夏バテ」と総称されます。
ところで、どうして夏バテになるの? 夏バテになりやすい人って? 夏バテにならないためには?というギモンを抱いている人に「夏バテ攻略法」をご紹介。
夏バテに効果的な方法を今日から早速取り入れ、カラダにエネルギーをチャージしてくださいね!
花火やBBQなど屋外イベントが多いこの季節。汗をかいたままの状態を放置すると、夏風邪の原因にも!
味の素ギョーザをヒットさせた「主婦の発想」 ビッグデータでは見えない重大な気づき
前回記事では吉野家を取り上げましたが、こうした「外食」でも自宅における「内食」でもない、「中食」(なかしょく)市場の成長が止まりません。
具体的には、スーパーやコンビニなど売られている惣菜、弁当、冷凍食品、レトルト食品、インスタント食品などを指します。各市場の規模を見てみると、外食が約24兆円、内食が約34兆円。これに対し中食が約8兆円と規模的にはまだ小さいですが、成長率では群を抜いています。
なぜ中食市場だけが著しい成長を遂げているのか、正確な因果関係は明確になっていないものの、筆者が行った調査では「女性の社会進出(共働き)」や「家事の省力化」、「個食・孤食化」「電子調理器具の普及」「高齢化」などの理由が上位に挙がってきます。
この市場の成長性に目をつけ、多くの企業がこぞって参入をしています。ナショナルブランドだけでなく、セブンプレミアムを代表格とするプライベートブランドも中食の新商品を次々と出しています。今、中食市場はまさに競争が過熱し、過当競争にもなりかねないレッドオーシャンになりつつあります。
こうした市場環境では、ちょっとした目新しさだけでは消費者は目もくれません。消費者から見て「決定的に違いが明らかで、消費者の深層心理に応える」商品を開発する必要があります。ここで大きな役割を果たすのが、前回記事でもご紹介した行動観察という手法です。消費者の行動を観察し、彼らの本当のニーズを探り当てることを目的とするものです。
今回は、その一例を紹介します。
中食商材の代表格でもある家庭用冷凍食品の市場規模は、7300億円に上ります。その中ですべての冷凍食品の単品売上額で2003~2011年まで9年連続でトップの座を守っていたのが、味の素の『ギョーザ』です。一度は食べたことがあるのではないでしょうか。
同商品は冷凍餃子のカテゴリーシェアで約55%を占める、ガリバーブランドです。味の素が冷凍餃子を発売したのは1972年。1997年にはフライパン調理で油のいらない『ギョーザ』を発売し大ヒットを記録するなど、カテゴリーリーダーでありながら絶えず新しいコンセプトを打ち出しています。
2012年に同商品をリニューアルした「ギョーザ 油・水なしでさらにパリッと焼ける!!」は、同2012年10~12月期の出荷額が前年同期の155%に達する人気となり、現在では単体商品で年商100億円を超えるという、冷凍食品分野のお化け商品になっています。
味の素は商品リニューアルにあたり、冷凍餃子のメインユーザーである主婦を対象に行動観察を実施しています。家庭で毎日使っているフライパンを持ってきてもらい、主婦たちに普段と同じように冷凍餃子を作っているシーンの調査を行ったのです。
同社によれば、行動観察の調査結果の中から特に着目したのは、目分量で入れている水の量。ギョーザは本来、適切な量の水をきちんと入れないとおいしく作れません。水の量が多すぎるとベチャベチャになりますし、量が少なすぎると焦げついてしまいます。ですので、本商品もパッケージに水の量が明記されていました。
ところが観察シーンでは、主婦たちはパッケージの表示を無視し目分量で水を入れていたそうです。料理の手間をあまりかけたくないために冷凍食品を利用していることを考えれば、目分量で手軽に作りたいというのが本音であるのは当然であります。また、味の素の『ギョーザ』はあまりに身近な商品になりすぎて、主婦たちからすれば作り方をわざわざ見るような商品ではなくなっていたのです。
行動観察という手法は定量調査だけでは気づかない、こうした細かな動作の中から「当たり前の仕草」を見つけるには大変有効な手段だったわけです。
同社の商品開発秘話には興味深い考察があります。「ギョーザ 油・水なしでさらにパリッと焼ける!!」に関連する特許を、この商品の発売より数年前の2006年に出願していることです。
特許データは公開されており、その要約は以下の通りで、内容は本商品のコンセプトそのものです。
【出願番号】特願2006-116998(P2006-116998)
【出願日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【課題】フライパン調理時に油および水を加えることなく、また、ふたをかぶせたり、とったりする煩雑な作業をいっさい必要せずに、良好な見栄えと食感を有する冷凍餃子に関する。
【解決手段】(1)餃子、(2)バッターよりなる第一層、及び(3)水又は調味液よりなる第二層を、それぞれ100:5~30:20~100の割合で接触させ、その後冷凍して得られる冷凍餃子、および、(1)トレー、当該トレーに配置された(2)餃子、(3)バッターよりなる第一層、及び(4)水又は調味液よりなる第二層をそれぞれ接触させ、その後冷凍して得られるトレー入り冷凍餃子であって、当該餃子、当該第一層、当該第二層の比率が100:5~30:20~100の割合であるもの。
ここからは推察になるのですが、おそらく同社では調査をする前から、膨大な特許データを取得していたものの、具体的な商品開発には結びつけられていなかった。しかし、目分量でギョーザに水を入れる主婦の行動を発見し、技術と消費者ニーズが結びついた、画期的な商品につながったのではないでしょうか。
蓄積していた特許技術を、行動観察によって有用な情報まで絞り込むことができた事例ではないでしょうか。
イノベーションの世界で脚光を浴びる、デザイン・ファームIDEOのCEOトム・ケリー氏という人物がいます。彼はイノベーションの技法として、まず「観察」から始めることを提唱しています。ビッグデータの時代において、消費者を観察するという、ある種基本に立ち返った行動の有用性は一層高まっていくと思います。
もちろん、行動観察が万能というわけではありません。ときには大きな結果が導き出せないことも当然あります。また、ただ行動を観察するだけでは重要な示唆を得ることもできません。行動観察から重要な示唆を得るためには、行動に注目する前に「誰の」に注目する必要があります。
次回は「誰の」行動観察を行うのがよいかについて考察し、漠然と信じられていた常識を覆し、大ヒットにたどり着くためのヒントをくれる「エクストリームユーザー」についてご紹介したいと思います。
2015年8月7日03時15分
ものづくりに携わる世界の若者がその腕前を競う2年に1度の技能五輪が11日から、ブラジル・サンパウロで開かれる。日本はかつて「世界最強」を誇ったが、韓国などに押されて前回大会では金メダル獲得数で4位に甘んじた。ものづくり大国の復権をかけ、トヨタ自動車や日立グループなどの社員が世界一に挑む。
「支えて下さった方々への思いを込めて、絶対に日本に金メダルを持ち帰る」「緊張すると思うが、自分の作業に徹する」――。サンパウロへの出発を前に都内で記者会見した日本代表選手らは、日の丸の入った紺のブレザー姿。取材陣の前で、そろってガッツポーズを決めてみせた。
日本は今回の大会で40種目に計45人の代表を送り込む。選手団の山田亮団長は、「スポーツの五輪に負けない血のにじむ努力をしてきた」と話す。
トヨタ自動車は日本企業で最多の5種目に参加。事故に遭った想定の車を修理する「自動車板金」に出場する清水拓摩さん(22)もその一人だ。4日間計22時間の競技では、へこんだボディーをトンカチでたたいて直したりする。指示書からの誤差などをもとに採点され、「100分の1ミリ単位で削ったりする正確さが求められる」(指導役の小林大輔さん)という。
この種目はトヨタの社員が2連覇中。清水さんは「プレッシャーがかかるが大会を楽しみたい」と話す。
メダル獲得が特に有力視されるのは、トヨタのほか、日産自動車、日立グループなど、日本の大手メーカーが社員を送り込むものづくり系の種目だ。
大手メーカーの選手の多くは、工場などの現場では働かず、企業内の練習施設などでひたすら技を磨く。トヨタの清水さんの場合、企業内訓練校のトヨタ工業学園の高等部を卒業後、ほかの仲間は工場に配属されたが、自身は学園に残って練習を続けてきた。
目先の利益につながらない職人の養成に力を入れるのは、「現場のものづくりのレベルを上げるには、高度な技能を持つリーダーが必要」(日立製作所)と考えているからだ。
技能五輪を経験した社員はその後、主に製品を量産する工場のラインではなく、試作品や最先端の生産設備をつくる部署に配属される。前例のない製品にチャレンジする仕事は、細かい手作業や、機械の構造への深い理解が欠かせない。トヨタではロボット開発など、日産では自動運転技術の開発などで、メダリストが活躍しているという。
サンパウロ大会の予選を兼ねた昨年の国内大会の出場者数は5年前の大会より2割増。円安で業績が回復し、日本企業は再び技能五輪に力を入れ始めている。
■韓国の躍進に危機感
日本は技能五輪で上位の常連だ。2005、07年の2大会連続で金メダル獲得数でトップに立った。だが、ここ3大会ではトップの座を韓国に奪われ、13年の前回大会では、16年ぶりに上位3位に入れなかった。今回は、「前回大会の5個を上回る金メダルを取り、金メダル数の上位3位以内を奪還したい」(山田団長)と意気込む。
国をあげて選手を育成する韓国は、技能五輪をスポーツの五輪並みに重要視。メダリストは兵役を免除されるなど手厚く支援する。台湾なども急速に力をつけ、日本が世界で勝てなくなっている。成績低迷が続けば、「『ものづくり大国』の存在感が世界で下がったり、ものづくりに憧れる若者が減って現場力が低下したりしかねない」(厚生労働省の担当者)。
関係者は危機感を募らせ、国内大会を主催する中央職業能力開発協会が前回大会の「敗因」を分析。手作業を重視してきた国内の大会の競技内容を、機械での作業が中心の国際大会のルールに近づける作業も一部の種目で始めた。
国内ではライバルである日本企業がお互いの手の内を明かさない文化も、「チームジャパンで戦うように変わってきた」(日立の田宮直彦・総合教育センタ長)。企業間の合同練習や、過去の五輪での審査員の傾向などのノウハウ共有も進めているという。(高橋諒子、大日向寛文)
◇
〈技能五輪〉 若手技能者が競い合い、技のレベルを高める狙いで1950年にスペインで始まり、日本は62年から参加している。43回目となるサンパウロ大会は、62の国・地域から選ばれた過去最高の1200人超が参加。原則22歳以下の若者が、「溶接」「移動式ロボット」「車体塗装」といったものづくり系の種目のほか、「洋裁」「洋菓子製造」など計50種目を競う。