最強台風に警戒、20号に似たコースで直撃
2018年09月01日17:16
台風20号が上陸した8月23日から24日にかけては、本州付近は広く大雨となり、和歌山県や兵庫県、京都府、大阪府など西日本を中心に続々と記録的短時間大雨情報が発表され、川の氾濫なども発生しました。20号の進路は、紀伊半島に甚大な被害をもたらした平成23年の台風12号にも似ていました。
今回の21号も、暖かい海水面の上を進んで水蒸気をたっぷり蓄え、台風周辺は発達した雨雲がまとまっていて、上陸してからも大雨になる恐れがあります。
また暴風域を伴って上陸し、速度を上げて北上すると、雨だけではなく、風も強く吹く可能性もあります。樹木やブロック塀が倒れたり、走行中のトラックが横転したりするような、屋外での行動が極めて危険な暴風が吹き荒れたり、満潮の時刻と重なると潮位が上がって高潮の被害が出たりすることも考えられるため、より一層厳重な警戒が必要です。
上陸は火曜日頃、その後日本海を北上
秋雨前線はあす(2日)にかけても、九州から関東付近に停滞すると見られ、台風の接近前から大雨になる恐れもあります。また、すでに大雨の被害が発生している地域や、普段あまり影響を受けないような地域でも、今後の台風の動きには厳重に警戒し、必ず最新の情報を確認するようにしてください。