日本の無人補給船「こうのとり(HTV)」7号機が国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、28日午前3時10分ごろ、結合作業が完了した。ISSへの輸送成功は7回連続。

 HTVは23日に鹿児島県種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられ、27日夜にロボットアームでISSにキャッチされた。

 今回は過去最重量の約6・2トンの物資が積まれている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型回収カプセルを積み、日本実験棟「きぼう」から試料を持ち帰る初めての実験を試みる。JAXAの山川宏理事長は「将来の宇宙活動に向けた技術実証に挑戦する」とコメントした。食料や衣類など、飛行士の生活に必要な物質も積まれている。(浜田祥太朗)