佳子さまが英語で世界の高校生激励 国際情報五輪(18/09/02)
【全米テニス】錦織「大坂と一緒に上までいけたら」男女アベック16強は全米OP初の快挙
◆テニス 全米オープン第6日(1日、米ニューヨーク)▽男子シングルス3回戦錦織圭(日清食品)3(6―4、6―4、5―7、6―1)1D・シュウォーツマン(アルゼンチン)
第21シードの錦織圭(28)=日清食品=は、第13シードのディエゴ・シュウォーツマン(26)=アルゼンチン=を振り切った。女子の大坂なおみ(20)=日清食品=も4回戦進出を決めており、4大大会の日本勢アベック16強は16年ウィンブルドンの錦織&土居美咲(ミキハウス)以来で全米では初。4回戦ではP・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。以下、会見での主な一問一答
―試合を振り返って
「正直、硬さもあったスタートだった。球が浅くなったり、スイングができていないと前に出られて打たれていた。0―3から緊張感も和らいでラケットを振ることができた。1―4になってからいいポイントが組み立てられるようになった。第4セットは攻撃的にいけた」
―シュウォーツマンがチャレンジを勧めてきた(第3セット、5―5の第11ゲーム、0―15の場面)
「あそこまでナイスな選手は少ない。あのまま相手にささっとプレーされていたら、0―30になってしまった。感謝という言い方は分からないですけど、本当にいいやつだなと思った」
―大坂と共に16強入り
「あのスコア(6―0、6―0)で勝てるのはすごい。調子が良さそうなので、一緒に上までいけたらいいと思う」
台風21号 今年最強の勢力で上陸の恐れ
きょう2日正午現在、「非常に強い」勢力で、日本の南の海上を北上中です。今回の台風は今年、日本に接近・上陸した台風の中で、最も強い勢力となる見通しで、動向には厳重な警戒が必要です。
●台風最接近・上陸は4日の日中帯か・・・
きょう2日正午現在、台風21号は日本の南の海上を時速20キロの速さで北上しています。一時は「猛烈な」レベルにまで発達した台風21号。今は「非常に強い」勢力ですが、今後ほぼ勢力を維持した状態で、日本列島に接近、上陸の可能性があります。最新の進路予想だと最接近、上陸は4日火曜日の日中帯の可能性が高くなっています。
●台風接近前から警戒を!
台風の北上に伴い、台風周辺の非常に湿った空気が日本列島に流れ込み、西日本から東日本の太平洋側では局地的に雨雲が発達し、台風接近前から雨量が多くなる所がありそうです。特にそのような傾向があるのが、東海、近畿(紀伊半島南側)、四国(高知、徳島)です。
また、台風進路の東側に位置する地域では台風周辺で吹く暴風と台風本体の移動速度が加わり、より強い風が吹き荒れることが予想されます。
●情報は常に新しいものを!
今回の台風は日本付近で急速にスピードを上げるため、影響が急に出るのが特徴です。このため、雨や風のピークが予想よりも早まり、影響が拡大する可能性があります。気象情報や交通情報、自治体から出される情報は常に新しいものをご確認ください。
住民と行政がチームになってまちの魅力をプレゼンテーションで競う催しが25日、大阪市北区で開かれた。関西の五つの市区が参加し、奈良県生駒市が、審査員が選ぶ最高賞・プロフェッショナル審査員賞に輝いた。
グランフロント大阪で開かれた「シビックパワーバトル大坂夏の陣」。ほかに京都市左京区、大阪府枚方市、兵庫県尼崎市、神戸市が参加した。各市区がデータを駆使したプレゼンを2回ずつし、他市区との質疑応答で魅力をPRした。
生駒市は、子育て世代ら10人のチームで出場した。「暮らす」をテーマにプレゼンした高校教師の古島尚弥さん(39)は、データ上娯楽施設が少ない点について「楽しいことは自分でつくる。それが生駒流の暮らし方」と説明。具体例として、母親たちの手作り市「いこママまるしぇ」など市民が取り組む催しを紹介した。「人と人がつながりやすく、地域への愛着があふれてアイデアが生まれ、また人がつながるという好循環が生まれる」と述べた。
「かがやく」のテーマでは、女性4人がコミカルに発表。参加5市区のデータを比べ、15歳未満の子供の割合や図書館の図書貸出冊数などで1位とのデータを示し、「子育て世代に選ばれているまち」とまとめた。
審査員の河井孝仁・東海大教授(シティープロモーション戦略)は「生駒市は、自分のまちが持っている強さを最も上手に表すことができた」と評価。チームリーダーのデザイナー中垣由梨さん(39)は「市民と行政が一緒になって、考えたことはすべて伝えられた」と喜んだ。
松井秀喜とヤンキースの幸福な関係。“日本の”野球殿堂入りを祝う式典。
2018/09/02 11:30
温もりに溢れた拍手を背に、濃紺のスーツに身を包んだ松井秀喜氏は、にこやかな笑みを浮かべていた。
8月27日、ヤンキースタジアムでのホワイトソックス戦の試合前、松井氏の「日本野球殿堂入り」を祝福するセレモニーが行われた。中堅後方の大型スクリーンには、巨人時代に量産した豪快なホームランの映像が映し出され、ブライアン・キャッシュマンGMから記念品が贈呈された。
確かに、わずか数分間の短い時間だった。
ただ、そこには、2009年のワールドシリーズでMVPを獲得したというだけでなく、日本と米国の両球界で、常に真摯にプレーを続けた松井氏に対する、深いリスペクトが満ちていた。
「日本の野球殿堂入りにもかかわらず、ヤンキースタジアムでお祝いして頂き、ヤンキースの皆様に心より感謝しております。ヤンキースがプレーオフで勝ち進む事を祈っています」
松井は日本語と英語で感謝。
セレモニー後、松井氏はヤンキース広報部を通して、日本語、英語の2カ国語で、感謝のメッセージを残した。「日本の野球殿堂入りにもかかわらず」との言葉は、紛れもなく、松井氏の本音だったのだろう。
現在、ヤンキースのGM特別アドバイザーとして、傘下のマイナーを巡回し、若手を育成する立場の松井氏にとって、少しばかり照れくささを感じるほどの「リスペクト」だった。
1776年に独立を宣言した米国は、移民と開拓の国である一方で、国家としての歴史は浅い。そんな文化背景の影響なのか、特に困難な道に挑んできた「先人」に対する畏敬の念は、ことさら強いように感じる。
野球界でも、そんな空気は変わらない。有色人種として、初めて人種の壁を突き破ったジャッキー・ロビンソンの存在、活躍が、今もなお、球史の大きな節目として称えられているのは、その顕著な一例だろう。
佐々木主浩もマリナーズでVIPに。
2016年夏、かつてマリナーズのクローザーとして活躍した佐々木主浩氏が、プライベートの家族旅行でシアトルを訪れた際、情報をキャッチしたマリナーズ首脳は、すぐに「おもてなし」の準備を進めた。ダッグアウトからグラウンドまでレッドカーペットを敷き、試合前の始球式で出迎えた。
その後は、スイートルームで食事を用意し、チームの貢献者を歓迎した。試合中には、オーナー陣が直接、あいさつに訪れるなど、文字通り「VIP」として、OBの来訪を歓待した。
先人の功績を忘れることなく。
今年、100回大会を迎えた夏の高校野球では、甲子園を沸かせたレジェンドによる始球式が、初日から決勝戦まで行われた。熱闘、名勝負を演じた好投手、アイドルのように騒がれた選手らの「登板」は、オールドファンならずとも、郷愁とリスペクトを感じられる光景だった。
歴史の重みを感じ、先人へのリスペクトを再認識することは、野球界にかぎらず、意義深い。何も、過去を「旧き良き時代」として懐かしむというだけではない。
松井氏の日本野球殿堂入りを、ヤンキースタジアムで祝福し、心からリスペクトする米国野球は、ただ単純に、スピードやパワーで他国を上回っているわけではない。
先人の功績を忘れることなく、本当の意味で「リスペクト」し続ける米国に、まだまだ見習うべき部分は、数多い。