エンゼルス大谷、メジャー121勝右腕から右越え二塁打 20度目マルチ安打
「エンゼルス-レンジャーズ」(12日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)が「4番・指名打者」で出場し、三回の打席で右越え二塁打を放った。シーズン40本目の長打となり、日本選手では2012年の青木宣親(ブルワーズ)以来となった。
メジャー通算121勝のガヤードとの2度目の対決。前回8月19日の対戦では2打数1安打1四球だった大谷は一回2死二塁の場面で空振り三振。カウント1-2から6球目、外角高めのチェンジアップにバットは空を切った。
やり返したのは2-0の三回だ。2死走者なしの場面でツーボールからの3球目、内寄り145キロスライダーをとらえて右越え二塁打にした。速度174キロ、飛距離110メートルの打球に快足を飛ばし、最後は滑り込んで二塁を陥れた。後続の三塁打で生還した。
さらに前日の試合でメジャー初本塁打を放ったフェルナンデスにも2号2ランが飛び出し、リードを6点に広げた。
七回の第4打席では8月18日に代打で13号3ランを放っている右腕バトラーから右前安打を放ち、20度目のマルチ安打をマークした。
大谷はここまで打者として87試合(代打22試合)に出場し、打率・291、19本塁打、54打点。前日の試合は3打数無安打で9試合ぶりのノーヒットだった。