© (C)ORICON NewS inc. 19年度後期の朝ドラ『スカーレット』のヒロインに決定した戸田恵梨香
NHK大阪放送局は3日、2019年度後期の「連続テレビ小説」101作目が『スカーレット』に決定し、ヒロインを女優の戸田恵梨香(30)が務めることを発表した。タイトルは、窯で燃える炎の色=緋色(スカーレット)=にちなみ、戸田は信楽焼の女性陶芸家・川原喜美子を演じる。脚本は『みにくいアヒルの子』『ホタルノヒカリ』などを手がけた水橋文美江氏が務める。
同日に行われた会見に白いワンピース姿で登場した戸田は、「8月に30歳になり、不要なものを断捨離したら20代のモヤモヤが晴れました。その時このお話(朝ドラ)をいただき、自分の中にできた空間にスッと入ってきたんです。一つの役を1年間やることは未知の世界ですが、大変ぜいたくな時間だと思う。この時間を楽しみながら生きていきたい」と抱負を語った
戸田が演じる川原喜美子は、高度経済成長時代に初の女性陶芸家となり、結婚・子育ても経験。波乱万丈の人生をおくる。特にモデルとなった人物はいないが、滋賀・信楽焼の女性陶芸家である神山清子さん(81)の手記がヒントになっているという。制作統括の内田ゆきプロデューサーは、「誰かを助けるヒロインもすてきだと思うが、本気で仕事に取り組み、自分だけでなく人のためにも働ける女性を描きたいと思った。戸田さんには15歳~50代くらいまでを演じていただく予定。高度経済成長期の昭和40~50年代が中心になるが、今の時代にも元気とエールを届けることができるのでは」と語り、今回はオーディションではなく、企画段階から戸田を想定していたことも明かした。
戸田の朝ドラ出演は、12歳で出演した『オードリー』(平成12年度後期)以来。約10ヶ月の長期間撮影となるが、「クランクインまでに信楽を訪れて焼き物について勉強したい。(長丁場は)関西でおいしいご飯をたくさん食べて、皆さんと楽しく過ごしながら気合で乗りきりたい」と笑顔を見せた。
『スカーレット』は、現在放送中の『まんぷく』、次作『なつぞら』(2019年4月1日スタート)に続く101作目。2019年9月30日から放送開始予定。