虫さん魚さん

サラリーマンの昆虫採取とフィッシング日記

「鉄魚」って知ってましたか? 

2011-01-07 21:35:31 | 家族
友人から頂いた年賀メールに添付されていた「金魚」の写真。



上の写真が「オランダシシガシラ」という金魚の親で、下の写真の真中の白い2匹が子供達。
昨年送ってくれた写真と比べると、随分大きくなりましたが、色が白く変色してしまったらしく、この後もどのような体色に変わっていくのか?予測がつかないそうです。
金魚の突然の体色変化って本当に不思議ですね!



ところで、メールに添付されていた「金魚」の写真を見ていたら、先日の「虫の先生たち」との新年会で、ちょこっと話題になった「鉄魚」のお話を思い出しました。

「鉄魚」?
私も最初はどんな魚の話をしているのかわかりませんでしたが、良く聞いてみると「鉄魚」と呼ばれているフナの一種のことでした。

「鉄魚」とは、宮城県魚取沼で1922年に発見されたフナの一種で、当時は金魚の原種ではないかと噂になったそうですが、その後のDNA鑑定によって、在来種であったフナの突然変異であることが判明し、金魚とは無関係だったようです。
いずれにしても在来種であるキンブナが、代々血を守り抜いてきた貴重な固有種で、現在も野生の個体数は数百匹程度と言われ、絶滅が危惧されています。
※1933年には魚取沼一帯が「鉄魚」の生息地として国の天然記念物に指定されたそうです。

そんな貴重な「フナ」がいるとは、私も全く知りませんでした。

それにしても魚取沼に限らず、山間の池や沼に、どの様にして魚が住み着いたのか?
人為的なのか? 大昔に川とつながっていたのか? 地下でつながっていたのか? 実に不思議なことです!

お話を聞いている最中、ダーウィンの進化論のヒントとなったといわれる「ガラパゴスゾウガメ」のことを、ふと思い出してしまいました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。