今日は自動車保険について書こうと思います。（丸又は保険代理店でもあります）
実は昨日のことですが、運転を誤った車が駐車場に駐車中のうちの車に衝突しました。当然相手に１００％責任がある事故です。早速今日、相手の保険会社から連絡があり、レンタカーの手配など親切に対応してくれました。自分は代理店ですので普段は事故の相手の方に連絡することはないのですが、保険会社の対応は勉強になりました。
車は走行不能のためレッカーされていきました。もしかしたら全損になるかもしれません。全損とは、その車は修理ができないので廃車となってしまうことです。その場合、相手の保険からお金がおりるわけですが、新車を買ってもらえるかというとそんなわけはなく、実際に払われるのはその車の時価額です。うちの車は平成７年車のマークⅡですが、同じ車の現在の市場価格、走行距離などを加味して保険会社が金額を提示します。その金額に対してこちらも満足がいかなければ交渉していくわけです。お客様の事故対応でもいつもこの辺がもめるところです。特にお客様によっては、全損の場合新車が買ってもらえると思っているケース、また自分が悪い場合相手に保険で全額保障しますと、事故現場で言ってしまうケースです。この点は注意が必要です。
さて、それでは車を修理して乗りますとなった場合、これも時価額になりますので実際の修理はもっとかかる場合があります。相手の保険に差額修理費用特約がついていれば、時価額と実際の修理額の差額を払ってもらえますが（限度額がありますが）、ついていない場合は相手の方に払ってもらうか、自分で払うことになります。これももめることがよくあります。
また、今回は相手の保険会社がすぐ対応してくれたからよかったですが、相手が無保険の場合とか、相手が悪質でまったく対応しないといったケースもあります。今回のように相手が１００％悪い場合は、自分の保険会社は動けませんから自分自身で交渉するしかありません。その場合は、すぐに弁護士に頼んだ方がいいでしょう。今は、弁護士費用特約があります。年間わずかな金額ですので、付帯していないお客様には勧めるようにしています。今、結構悪質な人が増えてますから・・・・。
いずれにしても、事故には注意しましょう。保険のことも是非丸又にご相談下さい。