土地を売買する場合、登記簿の面積で契約する登記簿売買と、測量士さんに測量をしてもらった面積で契約する実測売買というのがあります。
登記簿売買の場合、登記簿の面積と実測の面積と誤差が出る場合があるので注意が必要です。
実測売買の場合、隣地の人や市の職員との立会いのもと、隣地、道路との境界をきちんと確認するので正確な面積が出ます。費用と手間はかかりますが、正確な面積が出るのでこちらがおすすめです。
先日もある土地を測量しました。その土地は以前に(何十年も前ですが)市が分譲した土地、よって面積も正確だと思ったのですが、実際測量してみると、前面道路が4mとってあるはずが4mない、そこに市が縁石を作っている。よって、縁石から少し下がったところが道路と土地の境界になります。何十年も前だと市も多少いい加減なところがあったということでしょうか・・・。
しかもその縁石、少し高さがあるので削ろうとする場合は市の許可が必要になります。でも削る費用はこちら持ちということだそうです。なんとも都合のいい話のような気がしないでもないですが、お役所仕事ってこういうこというのかなぁって思いました。
ちなみに隣地の方は市の作った縁石が道路幅4mを満たしていないため、家を建替える場合は縁石の上の塀を壊して、一部市に道路寄付をしなければなりません。建替えなければ問題ないのですが、いずれはその時がくるでしょう。市の作った縁石が規定を満たしていないのに・・・。