げんきくんのわくわく日記

グリーンコープひろしまの活動報告ブログです。
いろんな行事の報告、おすすめレシピ等々、
お伝えしていきます!

桃と葡萄のおいしい話

2018-02-23 16:43:11 | 中央支部理事会
「“ふたつ葉マーク”のぶどう・桃は、奇跡に近い!」
※ふたつ葉マークとは、グリーンコープのカタログにあるマーク。ふたつ葉=化学合成農薬は3年未満不使用。化学肥料は有機質肥料のみでは補うことが困難なため、補助的に使用しています。

そうおっしゃったのは、グリーンコープ農産部の平阪さん。

そんな「奇跡のぶどう・桃」を生産されているのが『やまなし自然塾』のみなさんです。



1/24、雪降る極寒の中、参加してくださった組合員のみなさんに、熱く語りかけてくださった『やまなし自然塾』の小澤博さん。
約30年前、大量の農薬にまみれながら、ただ作って売るだけの農業に疑問を感じ始めていた頃、BMWの技術に出会ったそうです。
少ない仲間たちと試行錯誤しながら実践し始め、その後、全国の仲間たちとつながり、ますます可能性が広がっているといいます。

BMW技術とは?
B=バクテリアの働きで
M=ミネラルバランスのとれた
W=水を作ります

農畜産物の排泄物や残さなどのバイオマスを、「生き物によい水、よい土」に変え、農薬をはじめとする化学物質に頼らない本来の自然循環の仕組みを形作る技術

つまり、地球に負担をかけない生産体制。
地球が永続できるように、原点を大切にする農業です。

近年は、畑にミツバチが飛ばなくなり、受粉の作業はすべて手作業。

「生き物に敵も味方もない」
「生き物にはそれぞれ価値があって、それを尊重すれば共存できる」
「役目があるから、必要だから、そこに存在している。」
「自然のバランスを壊してはいけない」
「人間が欲をかきすぎれば、そのしっぺ返しは必ずどこかに出てくる」

この信念の下、桃の栽培において、慣行では29剤も農薬を使用しているところ、
やまなし自然塾では、5剤程度に抑えているそうです!
「雑草を刈り取らない方が、甘味が強く、大きい桃が育った!」
「真夏の暑い日が続いた後、たくさんいたアブラムシが、すっかり姿を消した!」
―――そのような経験から、
「すべて農薬に頼らなくても、自然現象の中にヒントがある」
と、実感を持ってお話されます。
「厳しい寒さ・暑さがあるから、それを乗り越えた作物はすばらしいものに育つんです。」
寒い日も、暑い日も、予測できない自然の中、「より良いものを!」と努力を積み重ねていらっしゃいます。

「自然に忠実なものには、魅力がある」
「だから、“種あり”ぶどうの方が、本当は美味しいんです」

一方で、消費者は、食べやすさや、見た目を重視する人が多いそう。

―――「本当に美味しいもの」を選んでもらえない・・・
生産者の悔しさもにじませていました。

人間にとって、より美味しく・・・
そんな欲によって品種改良されたため、
味はいいけれど、他の外敵への力が弱くなってしまった、ぶどう・桃。

1本の木に1000以上咲く花一つ一つを、すべて手作業で取り扱うそうです。
乾燥にも、大雨にも弱いので、
水にぬれないように、日焼けしないように、虫に食べられないように、
袋かけから、雨用の傘、日よけの傘・・・と
一つ一つお姫様のように大切に育てられた、ぶどう・桃。



やまなし自然塾の農家さんたちの、熱い想いと共に、今年もみなさんの元へ届けます!

山梨の農園の眺めは、絶景だそうです。
ぜひ、機会があれば、訪ねてみたいですね。

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