げんきくんのわくわく日記

グリーンコープひろしまの活動報告ブログです。
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fromネグロス学習会

2016-12-20 14:10:09 | 福山支部理事会
11月9日(水)10:30~12:30 エフピコRim福山セミナールームにてAPLA(アプラ)の野川未央さんをお招きし『fromネグロス学習会』を開催しました。
 
  
1985年に起こった砂糖の価格の大暴落で、ネグロスの砂糖労働者は仕事がなくなり、飢餓が起きました。そのネグロスの飢餓を救済するために日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)が設立されました。この活動がのちにAPLAに引き継がれます。グリーンコープは1980年代後半からフィリピンのネグロス島との民衆交易の取り組みを始めました。この取り組みは現在もAPLAを通して広がっています。
  
この飢餓で砂糖労働者は『自立して暮らしたい』と願うようになりました。そこで一時的な支援ではなく、自立のための経済づくり『民衆交易』を目指し始めました。まずはマスコバド糖の輸入から始まったそうです。それからバナナ、コーヒー、エコシュリンプ、チョコレートなどの商品や産地も広がっています。
お金の問題(フェアトレード)だけではなく、人や情報が交わることで自立をしていくことが民衆交易だと教えていただきました。
買うだけではなくて、“現地の人が見つけた”農業の方法を支援するなどです。人との“つながり”を大切にしているので、『貿易』ではなく『交易』だそうです。

グリーンコープも、実際に現地へ行き、現地の方と交流してきました。そして自立のための経済の仕組みを一緒に作っていくことを目指して活動してきました。「グリーンコープは何かが起こった時に実際に助けに行くところが特別なところ」野川さんは、そうおっしゃっていました。

『民衆交易』は安心・安全なだけではなく、農薬や抗生物質をなるべく使わないなど、作る人にも環境にも配慮されています。安心・安全な商品が届くよう、沢山の方々が努力してくださったおかげで、今、安心・安全な民衆交易品を口にすることができていること、『共生』できる関係の大切さを改めて実感することができました。

最後に今年もグリーンコープで取り組んでいる、『fromネグロス・クリスマスキャンペーン』のカンパについてお知らせをしました。このカンパは民衆交易で繋がる人々の自立を支えるためにAPLAを通して活かされます。生産者と消費者が一緒に作り上げていく民衆交易について知り、私たちにできることは何か?を考えさせられました。


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