げんきくんのわくわく日記

グリーンコープひろしまの活動報告ブログです。
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「今 知りたいお葬式・お墓事情」を開催しました。

2018-02-14 14:39:12 | 中央支部地域福祉委員会
11月22日に中央支部で、一般社団法人グリーンワークス FP円縁の高橋留美さんを講師にお迎えし、開催しました。



講師の高橋さんのご家族が亡くなられたときの実際の話もあり、様々な事例をわかりやすくお話いただきました。葬儀で決めることやかかる費用などとても多く驚きました。



一言でお葬式・お墓と言っても、多種多様で、また一人ひとりいろいろな価値観があり、おくる側・おくられる側、双方の『思い』も大きくかかわってくることだと聞き、なるほどと気付かされました。
火葬式のみ、家族だけで行われる家族葬もあること、樹木葬、散骨、献体が増えていることも知ることができました。
元気なときから話題にするのは難しいことかもしれませんが、元気だからこそ、大切な人のためにしっかり夫婦で家族で話し合っておくことの必要性を感じました。

マイノート(エンディングノート)を作って、家族で共有しておいたり、見積もりをとっておく、毎年、写真(遺影用)を撮っておく等、今できることを知り、少しずつ備えておこうと思いました。

最後に読んでくださった『親の「老い」を受け入れる』と言う詩が、深く心に残りました。(『親の「老い」を受け入れる(長尾和宏×丸尾多重子著)』より)

一部紹介します。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 

老いるということ
親が老いていくということ
それは何度も同じ話をするということ
何度も同じことを訊いては、
あなたを苛々させるということ

親が老いていくということ
それは、自信がなくなるということ
自信がなくなるけど、
子どもにだけは強がっていたいということ

親が老いて行くということ
それは、歩くのが遅くなるということ
膝や腰が常に痛いということ
低気圧がくるだけで
動くのがしんどい日があるということ

親が老いていくということ
それは、食べる量が減るということ
噛む力が弱まるということ
でも食べたいものを食べさせるのが
一番の健康法であるということ

親が老いていくということ
それは、もう生きているのは嫌
早く死にたいと言い出すということ
だけどあなたに迷惑をかけたくない気持ちと裏腹かもしれないこと

(中略)

老いるということ
親が老いていくということ
それは、言葉が咄嗟に
出なくなってくるということ
言葉が出なくなっても、
心の中に想いはちゃんとあるということ

親が老いていくということ
それは、周囲の友人や
愛している人や犬や猫が
徐々にこの世からいなくなって
どんどん不安になるということ

親が老いていくということ
それは、不安である分、
あなたのことが気がかりだということ

あなたの電話を待っているということ
声が聴きたいと願うこと

親が老いていくということ
それは、萎んでいくこと
小さくなっていくということ
小さくなって軽くなって
それでもあなたの親であるということ

親が老いていくということ
それは、お別れの日が少しずつ
近づいてきているということ
親がどんなお別れを望んでいるか
察してあげること

親が老いていくということ
それは、うとうととする日が
多くなってくるということ
この世とあの世の境目が少しずつ
曖昧になってくるということ

親が老いていくということ
それは、命の仕舞い方を、
あなたに教えてくれているということ
あなたもいつかこうなるのだと
それは最後のプレゼント



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