マルメゾンの庭から

都会における田園生活のようすと工夫。

季節は移り変わり

2016-04-03 19:58:34 | 庭仕事

桜の便りも聞こえ近所の桜がとてもきれいな、よい季節にになりました。桜はどこへ行っても見られるというのはうれしいことです。多くの桜は「ソメイヨシノ」という品種です。葉がないところへ一斉に咲き潔く散る、花月が良く枝が隠れるほど。花も大きめ。まるでつくりもののように咲き誇ります。ソメイヨシノは昔からあったわけではなく江戸時代の駒込の地で作出されたものです。江戸時代、それ以前はソメイヨシノガないため風景の違っていたというのは誠に不思議というしかありません。いまほど華やかではなくボリュームにかけややじみだったのかもしれませんが、花の良さに差があるわけではなく、色もとりどり、時期もずれて長く楽しめいっぺんに咲いていっぺんに散ることがなきという良さもあります。桜の色もいろいろあります。ピンクが濃いめのもの薄いもの、緑がかったピンクや幅があります。木の形も枝垂桜などはかんざしのように垂れ下がりとても美しいものです。さらに花びらの多い八重咲きもありと種類の多さも楽しみの一つです。我家にも鉢植えの小さな桜を買ったことが何度かありますが枯れてしまい育つことはありませんでした。難しい木の一つかもしれません。さて今は自慢のバラたちもまだ花はなく咲いているのは椿やシクラメン、ラナンキュラス、カロライナジャスミンなどでしょうか。椿もそろそろピークを越えたようです。数が減ってきました。今年は小さい鉢ですが10輪以上花をつけ長く楽しめました。前に紹介したときは咲き始めで2~3輪ぐらいっだたのが5輪以上付けたときは見事。写真を撮るのが難しいほど広がって満開となりました。

咲き始めはふちの白が目立つのですが開き切ると淵との境目が消えてそのかわりいろが赤かが薄くなりピンクがかってきます。上の椿が下のようになります。

とてもきれいだしちいさな器に入れておくと長持ちします。椿は花びらが分厚くかためなので長持ちするのです。

今はこんなに咲いていませんがまだまだきれいです。そして季節は確実に移り今度は春の花チューリップが。何色も混ぜて植えたのですがまず咲いたのがオレンジ色、花自体大きいです。茎が伸びすぎないので恰好よく咲いてくれました。満開になったらまた写真を撮ります。見ていただけたら嬉しいです。

 


いつも見ていたい絵

2016-03-12 18:57:48 | 庭仕事

最近なぜかボッティチェリの絵が日本でみられる機会が多くなりました。以前は一度来日すると次は何年も来なかったのにボッティチェリはまだ見てからそんなたってないイメージがあります。ボッティチェリって誰という方もいらっしゃるかもしれないのでかるくご紹介を。イタリアの画家でダビンチやラファエロよりほんの少し前の人です。チマりダビンチ達の全盛期にはもう流行遅れになっていたくらいの時間のずれがあります。全盛期は科のメディチ家の華やかだった頃の時代の人です。ロレンッオ・イル・マニフィーコや弟のジュリアーのいたころで最も芸術の花開が開いた時期です。有名なのが裸のビーナスが貝殻に乗って海岸に流れ着いた「ビーナスの誕生」や「春」です。

一度は目にしていることでしょう。描いた人はこの方、サンドロ・ボッティチェリです。美術館の一角に写真撮るコーナーがありました。

後ろは今回展示してある絵の写真、手前にいるのが等身大?のオブジェ。一緒に写真撮ろうよとでも言っているようす。さておそくなりましたが今回の目的はこの美女の絵。絵が小さいのは写真の加工がうまくいってないのですみません。

この絵は実は㈱丸紅にあるのです。日本にある唯一のボッティチェリとして有名です。題名は「美しきシモネッタ」といいます。シモネッタさんは当時のフィレンツエで超美女として有名な方だった方で、詩や絵に残されていますが若くして亡くなってしまいました。美人薄命を地でいった方です。ボッティチェリは宗教画が多く残されていますが個人的にはあまり好みではありません。暗い絵が多く、生き生きとしていないからです。それに反し裸体画や美女画などは素晴らしい。肌にほんのり赤みがあり、血管を感じます。健康的な美です。肌は白く滑らか。やはり世俗画にいいものがあります。絶対いいから見てください。今回はほかにもいい絵が来ています。師匠のフィッリッポ・リッピが何点か出ており、比べてみるとその影響が感じられます。さて展覧会は2016・4・3までです、東京都美術館です。お早めに。レオナルドもいいけど少し前のフィレンツェの若く華やかな青年時代の絵もいいですよ。上野ではもう一つカラバッジオ点も開催中。こんな幸運はそうそうありません。カラバッジオ好きな方でなくても見ておきたい画家の一人です。リアルさを追求した画家で、きれいではなくどっちかというと暗く、怖い絵です。というのも彼は血気盛んすぎていつももめ事にあいついには殺人を犯しお尋ね者に。逃亡先でも絵を描いていたようです。血のイメージが付きまとい、その頃のはやりなのか切った首の絵を何枚も書いています。聖カタリナを描くときふつうキリストの婚約者としての美女で書かれるのが普通なのですが彼はキレイには描きません。切断されたばかりの血の滴る首として描かれています。こんな人ですが才能は抜きんでています。見てください。果物かごを持つ少年・ナルキッソス・マグダラのマリアの法悦・トカゲにかまれる少年・バッカスなどが有名です。私は比較的明るい「女占い師」が気に入ってます。なかなか見ることのできない画家ですのでぜひ見てください。内容が素晴らしいです。

6月12日までです。


早春花(そうしゅんか)

2016-03-05 14:34:51 | 庭仕事

いよいよ春っぽくなって来ましたね。殺風景だった家にもそろそろ春めいた雰囲気が出てきました。寒い中植え替えした鉢たちにも動きが。ずっと何も動きがなかったところへ條々からたくさん芽吹いてきて将来花が咲くための準備が始まったばかりです。この先どのように展開していくのかはわかりません。枝が伸びても咲かなかったり、枯れたりという予想外のことはことはつきものだからです。

 でもそんな中で早くも花を咲かせてくれたものたちがいます。クリスマスローズとか梅や椿達です。早速写真を撮りましたので公開を。下は玉之浦ピーコックです。椿の名花「玉之浦」系の一種です。玉之浦は白覆輪で真ん中が赤、外側が白い椿です。こういう椿は増やそうとすると先祖がえりして赤一色になったりします。突然変異でできることが多くもとは五島列島の山にあった椿が原木でした。有名になると人々がおしかけ、枝を盗み山に立ち入ったため枯れてしまいました。人々の欲の犠牲になってしまったわけです。でもその改良した花は世界中に広まり親しまれて我家にあるピーコックもその一つです。もとは一重の5弁の椿ですが我家のは小ぶりですが八重咲きになっています。さすがに玉之浦ですので赤地にくっきりとした覆輪がきれいです。

さて赤系はこれくらいにして別な花に行きましょう。

 

もう一つも椿です。こちらは白い大輪しかも八重、中心のおしべが黄色でアクセントになっています。ちょっとだけ赤が入ったりしていますがほとんど白です。大輪で花数も多く見応えがあります。鉢植えですので木自体は小さく多花といっても数は限られてはいますが。洋椿と言ってもともとは日本の椿が海外で改良され派手に強健になって里帰りしたものです。あじさいなどもそうですが。固有名前は忘れました、我が家に昔からあります。

最後に季節を感じさせる一番の花、梅をご紹介します。もともとは枝代わりの赤梅と白梅でしたが、場所争いに負け枝が折れとうとう枝が1本に。でももともと数本の枝がありそれぞれに白梅、紅梅の枝というように分かれていたものなので1本になれば当然白のみになると思いきや残った白枝にピンクの花が付きさらに2色が混じったものまで現れる不思議さ。まったく遺伝子や生態というのは想像をはるかに超えています。そのふしぎさにとらわれ毎年花々を作り続けているわけです。ずっと永遠に続けたいという気持ちです。余談ですが梅は中国語です。

 

 

 

 


お久しぶりです

2016-02-29 23:56:41 | 日記

しばらく空いてしまいました。PCがいうことをきかなくなり書いたり写真を加工したりできなくなり休業状態。ほんと機械がないと生活できないですね。なにもできずただおろおろするばかり。こういう時はSDカードまでいっぱいで撮れなくなりさらにパニック。でもあせってもしょうがない。こういう時にこそ悠然と構えて行くしかありません。おいしいものでも食べて心機一転。ほんかくてきに寒くなる前にふぐ屋さんに行きとても気に入りましたがまた行たいと思っていました。しかしなかなかいけません。忙しいのとお金がないのとなどのせいです。

今までは外食派ではなかったのですがさすがにふぐだけは無理。お店で食べるしかありません。それでまた食べに行きました。とらふぐ亭さんです。外に水槽があって下記の写真です。写真はグロテスクですが味は最高。

コースですので刺身と、空揚げ、なべ、と続きます。写真を撮り忘れ残念ながら刺身しかとっていないことにあとで気づきました。なべをいただいた後はごはんをいれて雑炊にして終わり。最後はアイスのデザートでしめました。ごちそうさま。

 

 

 


いまさらのクリスマス。

2016-01-17 17:18:34 | 日記

いまさらでもないでしょうが12月は多忙につきブログはお休み状態。(12月だけでないだろうと突っ込みが入る)で12月にはあまりいろいろと作れなかったのですがちょこちょこ小さいものは作ってました。いまさらといわれそうですがせっかくですのでご紹介します。

小さいけれどシンプルだけどヘクセンハウスです。ドイツの習慣で、お菓子の家を作ります。もともとはレープクーヘンなどの長持ちするスパイスの香りのきつい固焼ビスケットですがそれが苦手な私は普通のクッキー生地で作ります。色を付けるためココアが少々入っていうますすが原型が普通のクッキーなので食べやすいと思います。昨年も作りましたが大きくて重さに耐えられず不細工になり失敗。今年は小さく作り何とか建ちました。大きいと重さで立たないのです。特にデザインにこだわり屋根を大きくしたのがいけない。恰好はいいがつぶれてしまいました。今年は小さく普通に作りました。飾りがシンプルです。本当は飾りも作りたかったんだけど時間切れ。

写真の構図があまりよくないのでもう一枚原型の方をどうぞ。こっちのほうがわかり易いですね。垂れているのはつららをイメージした砂糖を溶かしたもの。接着もこれでやっているので食べても安全。下の地面も同生地なので食べられます。ここへ粉糖をかけると一面の銀世界になりもっと幻想的です。今回はやらないけど。ドイツではクリスマス前からこれらのお菓子やクリスマス用カレンダーを買ってクリスマスまでカウントダウンをします。それで長年待ちさせる必要があるのです。最近おなじみのシュトーレンも毎日一切れずつ切って食べていくものなのです。今年はシュトーレンはなし。チョコレートケーキは作りましたがクリスマスを過ぎてました。さて来年はいや今年のクリスマスのお菓子はどうなるか。

最後に前回の続きおせちを作って写真がなかったので中身をご紹介。オードブル用に並べてみました。きんとんは豆と栗の2種を作りましたがですが栗しか写ってなかった。手前の円形はミニカマンベールです。焼いて溶かしています。奥は煮物。もちろんカニや刺身もありましたが写真には撮っていません。ちゃんと重箱に詰めましたよ。写真無いけど。