マルメゾンの庭から

都会における田園生活のようすと工夫。

夏のばら

2017-08-12 16:59:10 | 庭仕事

ばらは暑さに弱く夏にばらは咲かせないのですが今回はどうしても花が見たくて咲かせてしまいました。ピースといって大好きな花です。いまでは古い品種となりなかなか売っているのを見ません。名花なのでたまに売っていますがばらは流行に左右させるため古くなると市場から姿を消してしまいます。インターネットで探して買うようなことにもなりかねません。ぐうぜん「あらかわバラの市」で売られていたので即買い。この市のいいところは古い品種と新しい品種と両方が売られていて探す楽しみがあることです。売値も安いので朝早くから順番待ち。やっと入ったころにはほしいのがとられてなんてことはよくあることです。

うちではあまりよく育っていないのですがそれでもこの美しさ。さすが名花です。咲き進むと切り花と違い形は崩れてきますが大輪になりそれも見事です。下図のようになります。 巻き巻き君もいいですが色が少しずつ変化していくのも咲いているばらならこそです。切り花はあまり変化しないうちに枯れてだめになっていきます。

鉢を新しく買ってついていたつぼみが咲いたのですがこれは本当の花ではなく、どうしても家ではどのように咲くのか見たくなったのです。ばら写真は多いですがいつもあのようにきれいに咲くわけではありません。つぼみの時はきれいに渦巻にまいていたのに咲くと平べったくなったりまたは芯がみだれてぐちゃぐちゃになったりスポーツとおなじでコンディションにより形が変わることは多いものです。ということでうちにおいたら果たして写真のように咲くか見たかったので夏にもかかわらず2番花を咲かせてみました。結果は下の通り。種類はストロベリーアイスといいます、いちごアイスですね。可憐です。フロリバンダ(中輪裂き)なので香りはありません。なぜフロリバンダには香りがないのでしょうか。不思議でなりません。バラはすでに多くのものを持っているので欠点も少し残したのでしょうか。香りがないのはいたい。

花びらの数が少ないのですぐに平たくなってしまいます。上のピースと違ってボリュームもありません。しかし可憐な花が多いです。ちょっと庶民的な。豪華さというよりカジュアルな感じ。同じばらでもこのようにいろいろあるのがいいですね。今度は秋まで休ませるつもりです。