消費税論議の鳥瞰的説明

2010-08-10 14:32:49 | 時事報道放談
民主党も総理も、根本が理解されているとは思いにくい

選挙に有利・不利だから消費税の問題の議論があるのではない
ばか者!


高齢者のたんす預金が原因で消費が低調なのではない
市民生活の基本部分を公的資金で賄う社会実験を諸外国で既に長く行っているのに
参考にできない。その原因も解明できるのに、だれも議論の焦点としない。
不思議だ!

医療費と教育費と公務員等給与体系全般の制度、年金
::
消費税率、経済成長率(所得税等)、その他受益者負担税

という対峙の議論となるはずですが



核の抑止力だと?

2010-08-10 14:32:24 | 時事報道放談
ばかカンとか言われないように、全体像を見てからお話すればいいのに・・・

欧米が広島や長崎の慰霊式に参列する、世界中のメディアが集まるイベントで

核兵器をなくそうという議論の中で行われている諸国の行動を横目に見ながら

核兵器の抑止力は必要、と公言する首相・・・

米国や国連事務総長などが始めて参列した事実を、
国家として意見表明することができない
それどころか、彼らの行為と意志を踏みにじる発言を行う


幸いにして・・・
日本のメディアは日本の首相の発言をほとんど報道しなかった。
恥ずかしい・・・

高齢者の所在不明問題

2010-08-10 14:02:58 | 時事報道放談
一件一件、原因調査が必要ですね

家族の在り方問題とか、民法改正にも関るかもしれない

相続を平等な権利というならば、親の扶養・介護は平等な義務として、
両者を計測できる数値として基準を作るという考えもあるかもしれない。
平等な権利義務から公平な権利義務を目指すならば。


家族が何十年も所在不明のまま放置される、
という事態を予想していない制度であるため
納税や各種給付など公的な制度が対応できない。


どのような制度改正が必要なのか
先ずは、原因となるデータが集積されなければならないが、
このデータ収集ができるかどうか、という初動の問題もありそうだ

それにしても・・・
愚かしい法律「個人情報保護法」
「個人情報悪用処罰法」という主旨の方が良いはずなのに、なんで?

管理者の行為を処罰するという意図でなく、
名誉毀損・利得行為など悪用者を徹底的に処罰する法であればいいだけなのに。
(犯人逮捕と利得返還が容易)


で、
給付の相手の確認方法・・・変な法律のために確認できないとか
判断能力がない高齢者の後見人制度の見直しとか

自民党に戦術があればなぁ

2010-06-09 11:33:00 | 時事報道放談
小沢はずしの菅政権を褒めて、おだてればいいのに

公共工事の許認可権者が、建築業者から金をもらう仕組みは
高度成長期に必然であったとも言えるが、
自民党はこの利権政治から脱却できなかった。

建築会社に親族がかかわっていて、
その地元に公共工事を誘致すれば
親族は私財を蓄えることができる。
バカじゃない限り、そんな仕組みは不正であることぐらいわかる。
インサイダー取引ではない、法律違反ではないと、言いたくても
悪いものであれば、規制する法律を作らなければならない立場の人間が
法律違反はないということの欺瞞に気が付いているのである。


「小沢と小沢一味を日本の政治から追放することは、国民の利益である」
・・・という立場を自民党が主張すればどうなるか


国民の8割以上は、小沢の国民を小ばかにしたような傲慢さに嫌悪しているし、
おそらくその半数以上は。「小沢が何故良くないのかという理由も知っている」
建築会社関連で私財を築いたことは疑いがないから

小沢が選挙区で小沢カラーの候補者を多く擁立しているのだから、
小沢を叩けば、親小沢候補と反小沢候補を分断して戦える。


小沢的利権候補を追放することを、国民は支持しているのである。
また、それは民主党内にだけあるのではない

自民党内の、小沢的利権候補を追放することを宣言すれば、自民党も支持されるのである。


報道のロジック

2008-10-27 12:06:59 | 時事報道放談
先週からの話の流れで・・・続きを

23日の3番目のコメントNyanさん・・・その通りです♪

特定記者と新聞社、又はその質問内容を議論したつもりはなく、これまでも質問者が相手を憤慨させることで相手の感情的な返答を誘って、それを批判する、
という報道を何度も行っていることに、視点があります。
この常套手段ともいうべき報道文章と、これを引用したテレビなどの繰り返し報道

ここに気がつくべきで・・・

テレビの解説者などの論理は、政治家の報道は「権力者の監視」みたいな使命感を言うことがあるのですが・・・
あやしいものです。

その視点のみによって報道しようとすれば、曲解としか思えない表現を行うことが考えられますし、実際にそう思わざるを得ない場合をみることがあります。

また、読者・視聴者の認識を誘導するために、たいていは「対立構造」を作り出して演出しようとする姿勢が見えます。
勝敗を競うスポーツやゲームのように報道することによって、どっちが勝つのだろうかと興味を引くことができるからです。

しかもこれをメディア自ら創作すことができます。
「週刊誌の記事では、あなたのことをこういうように言っていますが反論はありますか?」
のようなインタビュー・・・あなたの悪口を言っている奴がいますよと、両者の対立を作り、自らは第三者を気取る。


確かに、報道者の背景には、新聞が売れることや視聴率を高くするという経済動機があります。
そのために扇情的な言葉表現で全てを誘導することがありえます。
捏造的な報道となりやすいだろうこともうなずけるわけです。

正しいことを報道しても、正しいということ事態は当り前で報道に値しないと反論するでしょう。
しかし、それと意図を曲げて表現することは別のはず、また、曲解という行為は全ての事象に対して可能なことで、全てを正しくないと報道することが可能であることを認識していなければならない。

権力に対する監視は重要なことで、これをメディアが市民社会を代理して行うことは理解できます。
しかし、市民社会を代理しているかどうかは、メディア自身が常に反省と検証をすることが必要ですね。

市民社会は、為政者を権力とみることがありますが、間違いなく、新聞やテレビの報道の姿勢も権力とみます。

そういう自覚が・・・ないか希薄であるために、
政治家の一言一句の失言に対しては、過去の功績に係わりなく、辞職・退任などの責任を追及しますが、
記者やテレビの解説者の発言に責任を追求することはありません。

市民が特定の新聞・週刊誌、番組や出演者などに大きな怒りと嫌悪感をいだいていても、彼らをそのフィールドから退出させるプロセスが不明であることは、
さらに嫌悪感を増幅させます。

ま・・・今日はここまでかな・・



総理大臣の飲食報道の追加

2008-10-25 23:35:53 | 時事報道放談
一昨日の記事に追加で・・・

道新の記者が質問した内容については、価値が見えなくてあえてコメントしませんでしたが、総理大臣に限らず、ある程度の地位や職責にあるものにとって「情報」というものは非常に重いものです。

その情報はいかにして得られるのか・・・
新聞やテレビで得られると考える総理大臣がいたとすれば、その人は怠慢です。
情報は人から来るのです。

その情報を教示してくれる人に、感謝の気持ちがあれば、それなりの場所で
ご接待したいと思うのが、礼儀かもしれません。

森元総理は高級料亭で、自分のシンパとなる政治家を接待していたイメージがあります。政治ではなく、地位を維持するための人脈作りの接待です。
小泉元総理は、必要な時間以外は官邸で一人過ごしていたイメージがあります。
広角レンズで判断する情報は、はたして得られたでしょうか。

麻生総理は、連日のように様々な人と会食し、情報交換をしている印象があります。

さて、総理大臣として、好ましいのは・・・・

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

思い起こす言葉が一つあります・・・・「弱い紐帯の強み」

マーク・グラノヴェッター (Mark Granovetter) はスタンフォード大学社会学部教授で、現代の社会学に大きな影響を与えた社会学者である。彼の唱えた中で、最も洞察力を見せた説は「弱い紐帯の強み」(1973年)として知られる、共同体の中での情報の伝播に関するものである。

社会学における「弱い紐帯の強み」"The strength of weak ties" 説はグラノヴェッターの名を高からしめた。この説は、緊密な社会的繋がり、例えば親友や核家族は力を行使するには適当だが、密なネットワークは高度に冗長な情報を持つため、探索にはほとんど無用であるとするものである。一方、弱いつながり、即ち単なる知り合い関係では情報の冗長性がはるかに低いため、探索には極めて有効である。しばしば情報は力よりも重要であるから、個人が発展していく(求職等)には弱い繋がりの方が家族や友人関係よりはるかに重要となる。
[出典:たぶん・・・ウィキペディア]
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

この言葉は、特定の強い繋がりの人と話すより、そうでない人から得られる情報が重要であることを実証したとされています。
人は、身内の話ばかり聞いていると、情報が偏り、発展性・向上心を弱める・・・ということは、以前から言われていますね。


そういう意味で、家庭生活を犠牲にしてでも、連日いろいろな方とお話をされることは・・・・私であれば、与えられた役割や仕事に対する集中力の一端を示すものとして、恥ずることはない。

場所の良し悪しは、その次の問題で、居酒屋と焼き鳥屋が好ましいという野党の皆さんの庶民感覚では、自宅でコップ酒を飲む庶民感覚は説明できない。
情報を与えてくれる相手に、コンビニで買った酒で、毎日のように自宅で接待して御覧なさい。

特定の記者がどうだというつもりはなく、これを材料に対立構造を作り上げゲーム感覚で報道することと、野党の近視眼的思考を・・・あきれて見ているだけ。




北海道新聞の長谷川綾記者

2008-10-23 17:02:28 | 時事報道放談
麻生太郎首相のナイトライフに鋭く切り込む質問を行ったのは、今年夏に総理番記者となった北海道新聞の長谷川綾記者
・・・と報道されている。

必要性がある質問内容とは思えず、
言葉表現として礼節があるとも思えず

鋭い切り込みなどと各メディアに評価され、反論した相手の情緒未熟の指摘をする、という相変わらずの論法
本日のテレビ各社の解説者や出演者は、例外なく、身内びいきに、お手柄のような報道してました。


子供たちや市民社会の教育という観点でこの風景を眺めてみましょう。

相手が嫌がるだろう、又は怒るであろう誹謗中傷のような話を投げかける・・・わざと。
→相手が怒ると、「キレた」「感情をあらわにした」などと、さらに相手を批判する。

この行為を、注意するどころか「鋭い」などと褒めちぎる・・

そういうことを、してもいいのだと、テレビや新聞は、社会や子供たちに教えている。

イジメというものが、コミュニケーションの稚拙や誤りに起因すると考えるならば・・・

言葉の表現やコミュニケーションの伝播力が強い、テレビや新聞などの職業従事者は、何をどのように発するべきなのか
もっと広角な視点で、もっと愛情を持って
職業意識が・・・あるといいなぁ・・・

消費者庁の大臣発言

2008-10-03 10:38:09 | 時事報道放談
消費者行政の「食の安全」というのは?

こんにゃくゼリーで幼児が喉をつまらせる死亡事故が再発したので、商品回収を促した・・・という記事がありましたね・・・

この記事で、今年の正月はもちを食べちゃダメなんかな・・??
と連想した人もいるかも・・・

群馬県の農産物の生産と供給の問題にも波及します

一つ一つのものをチェックすると、他にも多くの食品が回収の対象になるものが
あるかもしれません。

まだ、「食の安全」の定義が定まっていないのかもしれませんね
「食生活の安全」と、言葉を少し変えただけでも、その範囲は異なりますし、
食の供給も安全・安心のベースですし、
栄養・成分によっては、安全性は人によって異なるはずです。

行政として、食の供給サイドは農林省、食品の栄養・成分分析等が消費者庁みたいな構図だと、過去の学習がない政治ということにもなりかねませんね

さて、さて・・・

秋葉原事件2

2008-06-10 10:45:03 | 時事報道放談
やっぱ!というか、案の定といいますか
マスコミの過剰?報道なんだけど・・・

ナイフの形状やサイトの予告・実況の書込みなどを詳細に伝えています。

同じ内容を伝えても、その情報を受け取る人は同じではない可能性があります。
そこが報道の難しさなんでしょうね・・・

嫌悪感を伝えても、悪意の人や趣味・嗜好、思考が異なる人がいないとは限らない。
・・・ということも斟酌して言葉を伝えるなんて、できるんだろうか・・・

ターゲットは「悪意の社会生活不適合※」の人。
報道を見て、模倣しようとする人に、その模倣動機が惹起されないような嫌悪感を与える言葉が必要ですね。

※「悪意の社会生活不適合」
相互理解を希求し平和な社会生活を営むことを良しと考える人がいる一方で、
社会的疎外感が強い人が、反社会的行動をする人もいる・・・いることは否定できません。
後者を意図して、自ら能動的に反社会行動を為すという意味で、
「悪意の社会生活不適合」と言うことにします。
肉体的精神的にハンディキャップなどがある場合の不適合に悪意はなく、社会は相互扶助すべきと考えるからです。


「加害者の家族や親族、友人などの悲劇の人生を連想させる」
という方法も取られたこともあります。

犯人は家族も含めて、社会的疎外感と恨み憎しみに苛まれていた場合はどうか、という問いには弱いのですが・・・

少なくとも・・・
マスコミの善意の報道が、全ての人に善意に受け取られることはない。
どんな人にも自己顕示やプライドがあるということを忘れてはいけません。
正義感を振りかざして相手を打ち負かせても、誠実な悔悛の情を引き出さなければ、正義感を振りかざした人のスタンドプレイで終わるかもしれません。

正義感を振りかざし、自分がいかに高潔な人物であるのかを演技する人
・・・そう思える人を、人々はテレビ画面で毎日見ています。

その、次のステップ、次元の報道が現れることを見ています。
(その兆候がないでもないとは見ていますが・・・まだ、微かなもの)


秋葉原事件

2008-06-09 10:23:47 | 時事報道放談
この手の犯罪・・・
・ネットで予告
・死刑を覚悟してのものと推測できる
・マスコミの興奮した報道
・犯行手口の解説や分析報道
というような定義の犯罪と、追随反応とすれば

次の予測は
社会的疎外感の思い込みが強い者が、自己顕示を内在的動機として
模倣する可能性と、それを危惧する思考が増加し、
死刑制度の抑止効果の再検討と
報道の犯罪心理的効果の検証が求められ、
各種予防措置の先陣である社会生活と個人の人権教育のあり方議論など。
・・・ということになるかもしれない。
いや、そうあって欲しい。

なんで…何で、こんな時にこんな所でこんな奴のために…というご遺族・関係者様の無念…怒りと苦しみが、何かの形を持って具現化する方向に動いてほしい。

限りなくノーテンキなサマータイム議論2

2008-05-30 15:09:00 | 時事報道放談
サマータイム制度の国民会議報告を見ていると・・・

省エネルギー・温室効果ガス削減効果・・・だと・・・

はぁ・・・情けない

報告書はチラ見しただけで、あと見る気がしない。
というより、何度も会議して報告書作文して・・・こっちの方が無駄だわ

IT分野と文書関連の修正、訂正などにどれほどの非生産的コストがかかるのか
アホでも思いつくのに・・・

お笑いネタで流した情報かと思えば、本気で金と時間かけて議論していたなんて


あ"~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バカだ!

限りなくノーテンキなサマータイム議論

2008-05-29 23:26:56 | 時事報道放談
職場の近所に議員宿舎や公務員宿舎がある奴等が考えると
朝1時間ぐらい早く出勤してもいいだろ・・・ってか!

サマータイムは外国では多い・・・って?
諸外国で、日本ほど電車通勤が多い国って、そんなに多くないのよね


早朝、始発近くの時間で出勤してるサラリーマン、全員遅刻!
朝6時~7時の電車乗ってる人・・・・5時~6時かぁ?(動いてないぞ)

4時に会社終わって・・・何する?残業時間↑?

そんなことより先に議論すること・・・ぼうっと考えても1万個以上はあるぞ!

あ"~・・・・・・・・・・・・・・・・バカだ!

もう寝るわ!

年金:若年世代の負担・・・というカンチガイ

2008-05-16 09:24:04 | 時事報道放談
国民年金(基礎年金)は働く世代が保険料を納め、そのときの高齢者の生活を支える基礎となる年金制度です。
(役所のHPなどに堂々とこのように記載されています)

本当にそうなのでしょうか?


40年働いて退職した人は、その間に所得税と社会保険料を一体いくら支払ったのでしょうか?

生涯賃金の平均は約2億円ですから
10%が所得税と社会保険料と考えると2千万円
ただし、一度に払ったわけではないので、
2千万÷40年÷12ヶ月=4.17万円
4.17万円を3%で毎月積立てると40年後に3871万円になります。
この3871万円を退職後平均余命を20年とすると
今度はこの3871万円を3%利回りで20年毎月取崩して消費するとすると
毎月21.7万円
(まぁ、大ざっぱな計算ですが…)
平均でこの数値になります。
ちゃんと…負担者受益の原理にはかなう数値かもしれません・・・
若年世代の負担という概念は正しいでしょうか?


年金保険料の半分は国が負担する・・・という表現も同じくカンチガイで、
国が負担するわけがなく、税金です。税金は40年の所得税の他、多くの費目の税の負担です。その税金を負担してきたことを計算から除いてはいけません。


40年働いた人が10年働いた人に納税額で劣るはずもなく・・・


この制度の「若年層の負担」という言葉で
高齢者を厄介者扱いさせる風潮を作り出したいのか・・・
若年層の保険料支払いをやめさせたいのか・・・
対峙する2者を作り出すことで、行政を第三者に仕立てて、責任追及をかわしたいのか・・・
とにかく思慮分別にかける、政治としての戦略性もない、と思えます。

不思議だ・・・誰もこれを指摘しない・・・


ある記事に意見

2008-05-06 22:58:19 | 時事報道放談
asahi.comの記事です。無知と思われる者の文章なので少し意見を・・・

ネット証券での不正取引、丸見え 監視委が分刻みで分析
2008年05月06日03時02分

※「まる見え」「監視委が分刻みで分析」という表現で、読者の認識がどうなるのか考えて書いたものでしょうか?
どうしてこのような見出しになるのか・・・??


証券取引等監視委員会や証券取引所などが、ネット証券を舞台にしたインサイダー取引への監視を強めている。「匿名性が高い」と思われがちなネット証券だが、実は分単位の売買まで分析されているという。さらに監視委は、来年5月までに証券会社や全国の証券取引所との間でシステムを接続し、売買状況などをすぐに入手できる体制をとる方針だ。

「「匿名性が高い」と思われがちなネット証券だが、」・・・誰がそう思っているのか、そのような事実はない。
ネット証券は匿名性の高さなどを売りにしているかのように読者に誤解を与えかねない表現である。


 4月に発覚した野村証券企業情報部の元社員(30)らによるインサイダー取引事件では、複数のネット証券に口座を開き、株取引をしていた。関係者によると、元社員らは06年夏、ネット売買を始めた。昨年春には、あるネット証券に証券取引所から「不審な口座があるから注意して欲しい」との連絡が入った。この証券会社が点検したところ、数銘柄で不審な取引が見つかり、すぐに監視委に報告したという。

 口座は知人名義だったが、売買は野村のかかわる企業合併・買収(M&A)情報の公開前後に集中しており、監視委は口座の入出金記録から元社員を割り出した。

 東京証券取引所は昨年、ネット上の掲示板に流れる情報を検索するシステムを強化。疑わしい取引は証券会社に取引内容の報告を求め、監視委とも情報交換している。監視委も、ネット上に開示されるすべての企業の重要事実に目を通し、「どんな少額でも、不正売買は常に監視している」(幹部)という。ネット証券各社も協力している。

 現在、個人の株取引の約9割がネット経由とされる。株式売買の手続きがネット上で完結するうえ、口座開設は一部書面のやりとりがあるものの、証券会社の営業担当者らと接触することはほぼ皆無。そのため、ネット証券経由のインサイダー取引は後を絶たないと見られる。証券業界の関係者は「野村の元社員は06年2月に入社したばかりで、証券会社員なのに甘くみていたのだろう」と指摘する。


「そのため、ネット証券経由のインサイダー取引は後を絶たないと見られる。」・・・営業担当者と接触しないことによってインサイダー取引が起こるのではない。本人確認手続と本人名義の銀行等預金口座の登録が不可欠で、銀行等の口座開設においても本人確認手続はなされている。インサイダー取引はネット証券の口座開設手続に瑕疵があって発生するかのような誤解を与えかねない。ネット上のデータ調査都合を考えると、むしろ真逆の評価が相当であるかもしれない。

バカの一つ覚えのように、得意げに体制批判するより、マスコミのコンプライアンス・プログラムとして、社内の不正取引関与者の調査と定期的開示をした方がいいかもしれません・・・よ。
調査事実ではありませんが、マスコミの視聴者・読者の多くはそう思っていますよ

ガソリン税の功罪判定

2008-05-03 11:34:03 | 時事報道放談
ガソリン税の引下げと再引き上げ

・与野党の議論で、道路特定財源の犯罪的ともいえる財務管理状況が露呈
 (これまで指摘されなかった、隠蔽されていたことには与野党問わず責任がある。)
・税源(25.1円)確保による目的を、地方予算の混乱と説明していることは、知識・情報レベルの低さを示す。論じるべきはマクロ経済の波及を数値説明することである。例えば、2.6兆円の道路予算の個人消費等の乗数効果含めた景気影響度と、「地方財源の代替を手当てした上で」廃止することによる乗数効果を検討するべきなので、私は、廃止(減税)する効果を9千億推計する調査を上回ると予想していました。今回、一旦引下げて、再引上げしたので、逆消費効果が生じる可能性もあり、元来の公共投資の乗数効果すら減殺するに違いない。
・民主党の廃止代替案が明確でない、又は弱いことで、そもそも代替案など考案する気がない思考停止の自民党は、公務員給与の削減に矛先が向かうことを避けるという官僚の目的に利する機能しか果たしていない。
・政治モラル・目的の定義がなく立法作業がなされ、国民の生活必需品を安価に提供する目的や、それが出来ることの国力としての定義に立ち返るべきであるが、その議論がない。
・例えば、財団等に対する交付金の3割削減を打ち出し、初年度1割削減で着地しても、ガソリン税の廃止は可能であったかもしれない。
・例えば、公務員給与体系の見直しを検討しないことの合理性を説明しなければならないのに、その議論はない。
・公務員給与体系を削減するには、行政サービスの低下を招かないための、各種法整備が検討されるべきであるが、その議論はない。

・最低限、自民党は道路特定財源の資金使途を全額公表して逐次説明する。工事単価の全国標準化と、地方政治家の関連企業へ資金還流と、その企業の納税実績を監視する。さらに公共工事発注の地方自治体への納税還流額の捕捉調査を行うなどの補完説明があれば、ある程度の賛同があったかもしれないが、その議論はない。

=判定=

選挙で判定すべしという判定にならざるを得ないんだけど・・・政権交代しても変わらなければ意味がない・・・
既存の政治家の改革ではない改革ができる政党政権・・・って、あるかな?