震災で両親を亡くすなどした子どもを保護するため、宮城県は、24日から沿岸部
の3つの市と町で実態調査を始めました。
今回の震災では、親を亡くした子どもが多数に上るとみられています。24日は、
宮城県東部児童相談所の担当者が、津波で大きな被害を受けた東松島市と石巻市、
それに女川町の避難所を回りました。このうち、東松島市では、子どもが多く避難
している4つの学校で避難所の責任者などから聞き取り調査を行い、「津波で両親を
亡くした小学生の男の子が避難所で生活している」といった情報が寄せられたという
ことです。宮城県東部児童相談所の伊藤弘見技術主査は「親を亡くした子どもの保護
に向けた調査を進めたい」と話していました。身寄りのない子どもは通常、児童相談
所で一時的に保護されますが、宮城県によりますと、児童相談所は、虐待などで保護
された子どもで定員に近い状態で、新たな受け入れは限られているということです。
宮城県は、保護者がいない子どもの調査を重点的に進め、一時的に保護する施設の
確保を急ぐことにしています。
(NHK)
震災孤児。なんて悲しい言葉の響きだろう。
生きているうちにこんな悲劇を目の当たりにするとは。
涙が止まらない。