車で行く寺社仏塔とA級B級すぽっと!
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大明寺聖パウロ教会堂(だいみょうじせいパウロきょうかいどう)。てういか、昨日の明治村です。明治村にある3つの教会の中でもいちばん地味で、また最も古い教会です。その時代は何と日本最古と言われる国宝の大浦天主堂に次いで2番目に古いんじゃないかというもの。もちろん元々の存在は長崎・伊王島。1873年にキリスト教禁教令が解かれたので、そのわずか6年後のもの。なので内部はゴシックでも、外観は木造で、あまり目立たないようにしている。これはキリスト教が解禁になったと言っても、まだまだ自由とうという雰囲気ではなかった時代であることを示しております。現在もその場所に建て替えられた教会があるようですが、これがそのまま残っていれば、もしかしたら「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産の一つになっていたかもしれないという、意外とすごいところです。

 

内部は明るく、天井はリヴ・ヴォールト(日本語ではコウモリ天井)。正面右には有名な「ルルドの洞窟」が再現されており、壁にはキリスト・ゴルゴダの丘の状況の絵。但しステンドガラスはありません。

 

明治村の中でもちょっと端っこの方にあり、また他の2教会の外観は美しいので見逃しがちです。ところで「大明寺」という名前は、お寺と教会が一緒になっているわけではなくて、「大明寺地区」にできた教会のようです。




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