今週明け「海自大湊ヘリ墜落」という大きなニュースが!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/a0/128c4a33a003b4821370880abeaa0675.jpg)
↓↓↓先週、八戸港へ見学してきた護衛艦「まつゆき」と接触して墜落したとのことでビックリ!
http://pub.ne.jp/gwnhy613/?daily_id=20120411
で、昨日は機長の宮永雅彦3等海佐(昔なら少佐)が遺体で発見されたとのニュースがありました。
まだ、37歳。若すぎます。さぞやご無念のことだったでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/f7/8cc300c0187556c1452d95adcb53f9aa.jpg)
さて、この事故に関してのコメント。
海自トップ杉本正彦海上幕僚長は・・・
「国民に大変な心配をお掛けし、申し訳ない。事故調査を厳格に実施し、再発防止に万全を期したい」
青森県三村知事は・・
「県民に大きな不安を与え、自衛隊の安全管理体制に対する不信感を増大させかねず、誠に遺憾であり、厳しく受け止めている。速やかに事故原因の究明を行い、今後このような事故が発生しないよう、再発防止に万全の措置を講じてほしい」
現場、むつ市民のコメント。
男性(63)
「地域住民の一人としては非常に不安だ。」
女性(79)
「今後の安全のためにも徹底的に事故原因を調査してほしい。」
誰か一人くらい、亡くなった機長へ「哀悼の意」をコメントする人はいなかったのでしょうか・・・・
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一方、この宮永3佐(九州出身)のご遺族らの反応。
できれば、じっくり読んでください。お願いです。
(デーリー東北4月17日朝刊)
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小生、これを読んで真っ先に思い出したのが明治末期に起きた「海軍潜水艇沈没事件」のことでした。
明治43年(1910年)4月、演習のため山口県新港沖を出発した、第六潜水艇がマシントラブルのため途中沈没。この事故により艇長佐久間海軍大尉以下14名の将兵が命を落としました。
(第六潜水艇)
数年前、ロシアの潜水艦沈没事故でも、将兵たちが艦入口で折り重なるように亡くなっていたことが報じられましたが、この潜水艇が海上に引き上げられ艇内を調べると、全員自分の持ち場で絶命していたことが判明。
当時の日本人のみならず、世界中の海軍関係者を驚かせました。
ちなみに今でも英国王室海軍潜水資料館にはかの一部始終が展示されています。
そして、艇長佐久間大尉の上着のポケットから発見された手帳には遺書が書かれてありました。
「謹ンデ陛下ニ白ス、我部下ノ遺族ヲシテ窮スルモノ無力ラシメ給ハランコトヲ、我ガ念頭ニ懸カルモノ之コレアルノミ、左ノ諸君ニ宜敷(ヨロシク)」
まず、第一に陛下の艇を沈め、部下を死なせるようになった罪を詫び、乗組員一同が、よく職分を守ったことを述べ、部下の遺族のことを心配しています。
最後は「十二時四十分ナリ」というところで筆が途絶えていました。
まだ30歳という若さの佐久間大尉は、自分のことより部下の遺族の今後の生活の心配をしています。
(佐久間勉海軍大尉)
あっぱれではありませんか。
この事件について夏目漱石も「文芸とヒロイック」においてと感銘と称賛の一文を書いています。
(小生の漱石愛用書)
「余(よ)は近時潜航艇艇中に死せる佐久間艦長の遺書を読んで、・・・・・・ヒロイックなる文字の、我等と時を同じくする日本の軍人によって、器械的の社会の中に赫として(赤々として) 一時に燃焼せられたるを喜ぶものである」
つまり、死する直前まで、自分の任務を全うしようとした、彼らの崇高さ(ヒロイック)を称賛している訳です。漱石先生が・・・
遺書こそなかったものの、今事故の宮永3佐にも、小生は同じ共感を抱くものです。
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確かに事故が起こったことは残念だし、事故原因は解明されなければならないでしょう。
しかし、津軽海峡海面下には中国、ロシア、北朝鮮等の仮想敵国の潜水艦がうようよいるのは周知の事実。
彼ら、対潜哨戒ヘリ乗組員の命がけの任務によりこれら潜水艦の所在地は正確に把握し、抑止力を発揮しています。
「不安」というのであれば、この海自の命がけのヘリでの哨戒任務を怠り、敵国潜水艦を野放しにすることの方がもっと不安だとは思いませんか?
「景気が悪い」だの「株が下がった」だのという我々の経済活動も、全て彼ら自衛隊員の国防の上に成り立っているのですから。
宮永雅彦3等海佐のご冥福を心からお祈りいたします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/a0/128c4a33a003b4821370880abeaa0675.jpg)
↓↓↓先週、八戸港へ見学してきた護衛艦「まつゆき」と接触して墜落したとのことでビックリ!
http://pub.ne.jp/gwnhy613/?daily_id=20120411
で、昨日は機長の宮永雅彦3等海佐(昔なら少佐)が遺体で発見されたとのニュースがありました。
まだ、37歳。若すぎます。さぞやご無念のことだったでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/f7/8cc300c0187556c1452d95adcb53f9aa.jpg)
さて、この事故に関してのコメント。
海自トップ杉本正彦海上幕僚長は・・・
「国民に大変な心配をお掛けし、申し訳ない。事故調査を厳格に実施し、再発防止に万全を期したい」
青森県三村知事は・・
「県民に大きな不安を与え、自衛隊の安全管理体制に対する不信感を増大させかねず、誠に遺憾であり、厳しく受け止めている。速やかに事故原因の究明を行い、今後このような事故が発生しないよう、再発防止に万全の措置を講じてほしい」
現場、むつ市民のコメント。
男性(63)
「地域住民の一人としては非常に不安だ。」
女性(79)
「今後の安全のためにも徹底的に事故原因を調査してほしい。」
誰か一人くらい、亡くなった機長へ「哀悼の意」をコメントする人はいなかったのでしょうか・・・・
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一方、この宮永3佐(九州出身)のご遺族らの反応。
できれば、じっくり読んでください。お願いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/53/1cdc80a54652f24130f175dda964526f.jpg)
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小生、これを読んで真っ先に思い出したのが明治末期に起きた「海軍潜水艇沈没事件」のことでした。
明治43年(1910年)4月、演習のため山口県新港沖を出発した、第六潜水艇がマシントラブルのため途中沈没。この事故により艇長佐久間海軍大尉以下14名の将兵が命を落としました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/24/ea1d30eb4cce20c66aa78a1f71e2dd82.jpg)
数年前、ロシアの潜水艦沈没事故でも、将兵たちが艦入口で折り重なるように亡くなっていたことが報じられましたが、この潜水艇が海上に引き上げられ艇内を調べると、全員自分の持ち場で絶命していたことが判明。
当時の日本人のみならず、世界中の海軍関係者を驚かせました。
ちなみに今でも英国王室海軍潜水資料館にはかの一部始終が展示されています。
そして、艇長佐久間大尉の上着のポケットから発見された手帳には遺書が書かれてありました。
「謹ンデ陛下ニ白ス、我部下ノ遺族ヲシテ窮スルモノ無力ラシメ給ハランコトヲ、我ガ念頭ニ懸カルモノ之コレアルノミ、左ノ諸君ニ宜敷(ヨロシク)」
まず、第一に陛下の艇を沈め、部下を死なせるようになった罪を詫び、乗組員一同が、よく職分を守ったことを述べ、部下の遺族のことを心配しています。
最後は「十二時四十分ナリ」というところで筆が途絶えていました。
まだ30歳という若さの佐久間大尉は、自分のことより部下の遺族の今後の生活の心配をしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/33/bdb03102af3ced74a8166283f0d1a47d.jpg)
あっぱれではありませんか。
この事件について夏目漱石も「文芸とヒロイック」においてと感銘と称賛の一文を書いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/d7/5cf2eb6558c2d24afc1ae5392617e87b.jpg)
「余(よ)は近時潜航艇艇中に死せる佐久間艦長の遺書を読んで、・・・・・・ヒロイックなる文字の、我等と時を同じくする日本の軍人によって、器械的の社会の中に赫として(赤々として) 一時に燃焼せられたるを喜ぶものである」
つまり、死する直前まで、自分の任務を全うしようとした、彼らの崇高さ(ヒロイック)を称賛している訳です。漱石先生が・・・
遺書こそなかったものの、今事故の宮永3佐にも、小生は同じ共感を抱くものです。
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確かに事故が起こったことは残念だし、事故原因は解明されなければならないでしょう。
しかし、津軽海峡海面下には中国、ロシア、北朝鮮等の仮想敵国の潜水艦がうようよいるのは周知の事実。
彼ら、対潜哨戒ヘリ乗組員の命がけの任務によりこれら潜水艦の所在地は正確に把握し、抑止力を発揮しています。
「不安」というのであれば、この海自の命がけのヘリでの哨戒任務を怠り、敵国潜水艦を野放しにすることの方がもっと不安だとは思いませんか?
「景気が悪い」だの「株が下がった」だのという我々の経済活動も、全て彼ら自衛隊員の国防の上に成り立っているのですから。
宮永雅彦3等海佐のご冥福を心からお祈りいたします。
事故後、殆どの方のコメントは酷いものでした。
税金を使って事故を起こしただの、税金で遺体を探すなら探さなくていい等、酷いものでした…。
今回ブログを拝見して、私自身の心が救われました。
ありがとうございます。
ご親族か、ご同僚の方でしょうか?
お気を強くお持ちになってください。
まだまだ、この国も捨てたものではありません。
我々と同じ考えを持った国民が多数いるのですから。
こちらにコメントされた「みや」さんは、「あなたへ・・・」というブログを書いている方です。
もしかしたらご存知かもしれませんが、このコメントのやり取りを見て、もし知らなかったらぜひ・・・とお伝えしたく思いました。
心の痛みが分る方だけが、あの方の癒しになると思いました。
(ちなみに私はみやさんのブログを読めませんし、面識もありません。とあるブログのつながりで、彼女のブログを知り、事故の件で調べた中で、こちらのブログを見つけました。)
さて、チラッとみやさんのブログ拝見させていただきましたが、ホント胸が痛みます。
自分思うに、尖閣で日々ご苦労されている海上保安官の皆さんも大変でしょうが、津軽海峡の対潜ヘリ乗りもそれ以上に命がけの任務を何十年もされてそれこそ日々大変だったと思うんですよね。そして、ご家族も気苦労が耐えなかったと推察します。
そんな彼らに守られて生活している国民の一人として「哀悼の意」を述べたいがために書かせてもらいました。
それにしても、ご主人は奥様とお子さんを残してさぞやご無念だったでしょうにと言葉もありません。
せめて、国や県ははこんな防人(さきもり)たちのために率先して国民意に崇敬の念を持たせるよう、自ら哀悼の意とご冥福を述べるべきなんです。
少なくとも小生はそう思います。
故人のこと、大事に書いてくださって、ありがとうございます。