角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

読者は必ずだまされる東野圭吾の「叙述トリック3部作」

2012-04-29 16:57:10 | ミステリー
GW連休に入ってからの2日目、4月29日は「緑の日」。先帝陛下の誕生日の日ですよね。
で、出勤前川代では、田んぼの水路をきれいにする作業があったので行ってまいりました。
朝5時の、川代から女ヶ崎方面の風景。
(今朝の川代)

実は、少々寝不足。というのも、ミステリーを夜遅くまで読んじゃったため。

家に居ても「吉田類の酒場放浪記」以外は一切テレビを見ない小生。
↓ ↓ ↓
http://pub.ne.jp/gwnhy613/?daily_id=20120324

なので、お酒を飲みながら、「ガンプラ」「読書」なんですが、この間箱を開けた「ギャン」が一向に作業が進みません。

というわけで、最近読んだ本がこれ。
東野圭吾の初期の作品「回廊亭殺人事件」「白馬山荘殺人事件」


どちらも「叙述トリック(読者に勘違いさせる)」を用いた作品というだけでなく、山奥の建物の中に複数の人物が集まって「この中に犯人がいる」というヤツです。

まあね、どちらもラストは二転三転するんですが、必ず見事にだまされますね。
まぁ、小生の場合犯人当てようとかは思ってませんからどうでもいいですが。
好みでいえば、「回廊亭」の方がトリック的にも面白いんじゃないかと。(読後感はイマイチ)
けど、女性を描くのが苦手と告白する東野先生なんですが、コレどっちも、主役が女性だけでなく、1人称で語られていて中々ウマい。

ところで、昨年この「回廊亭」がテレビドラマ化されたそうですが、「叙述トリック」の場面どう処理したのか不思議です。
興味あるんですが、テレビを見る習慣のない小生にとってしょうがないです。

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さて、この「叙述トリック」「山荘」ものをドッキングさせた最高傑作はコレ。
題名もそのものズバリ!!
「ある閉ざされた山荘ので」

前2作と併せて東野先生の「叙述トリック3部作」と紹介する人もいます。



(ストーリー)
早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?


これね、どこが面白いか詳しく書いちゃうと、すぐネタばれになっちゃうので、ともかくだまされたと思って1回読んでみてください。
本当にだまされますから。

そんなに厚くもないので、一気に読めます。

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ついでなので、東野ファンにはこの「山荘もの」という分野では「仮面山荘殺人事件」の方が上だという方も多数います。
確かに、最後のどんでん返しはただただ、唖然とします。





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