今月2日、島根県の漁船がロシアのEEZ内での違法操業の疑いで拿捕されてしまいました。
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「連行の島根漁船、書類所持せず ロシア当局、行政処分を視野」
共同通信 2月4日配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190204-00000125-kyodonews-int
【ウラジオストク共同】日本海で操業していた島根県のカニ漁船「第68西野丸」がロシアの警備艇に連行された問題で、同国の警備当局者は4日「漁船は、ロシアの排他的経済水域(EEZ)での操業に必要な書類を所持していなかった」と述べ、罰金の行政処分を視野に捜査していることを明らかにした。
当局者によると、漁船を調べたところ、冷凍と生のカニ計数トンが見つかった。一部はロシアのEEZ内で漁獲された可能性があるとみて、乗組員への聴取を続ける。
菅義偉官房長官は4日の記者会見で「人道的観点から乗組員と船体が早期に帰港できるようロシア側に働き掛けたい」と述べた。
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操業に必要な書類(事前申請)も無かったみたいで、これはやむをえない件かなと思います。漁船にGPS整備されていたのか、故意に他国EEZ内に侵入したのか、これから判明するとは思いますが、国際法に照らし合せて、非は日本漁船側にあったのですから、罰金程度で穏便に済むことを願うばかりです。
さて、本事案をみるにつけ、小生はやっぱり「あの件」のことを思い出さずにはいられません。
(ホントは何やってたんだか? 北の工作船には偽ドル札積んでいたとか、日本へ亡命しようとした北高官を取り押えに行ったとか様々な推測がされています。ともかくよほど日本に見られたくなかったのは確実)
日本のEEZ内にて、某半島の南北両国家が許認可権を有する我が国へ断りもなく侵入し、レーダー照射したばかりか、逆に我が国へ謝罪を要求するという、まさに絵に描いたような「盗人猛々しい」案件を。
まるで、人の家の庭に侵入した隣家の住民が傍若無人の振る舞いをし、注意したにもかかわらず、逆に狂人のようにわめき、ドン引き(日本が)したようなものです。
今回のロシア当局の対応を見習うなら、海上自衛隊と海上保安庁にて海域を封鎖し、南北両船舶を拿捕したとしても何ら文句を言われる筋合いではなかったはず。
(レーダー照射事件現場:明らかな日本のEEZ内)
しかし、甘いと言われれば甘いのでしょうが、日本は常に大人の態度で対応しました。
今回のロシア案件でも国民世論は一方的にロシアを非難することは無く極めて冷静です。
小生はこのような日本国民の高い「民度」に誇りを抱く者です。
いずれにせよ、政府は一刻も早く漁船の皆さんを島根の家族のもとへ返してしてもらえるようロシア側へ強く促してもらいたいものです。
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