今回のプラハ・ハーフマラソン。
日本人の間ではまだまだ馴染みの薄い大会ですが、現在では国際陸連のロードレース格付けで
最高位のゴールドにランク付けされ、毎年男女共に世界の一流選手が招待されています。
平坦なコースもあり優勝タイムは2011年が男子59分30秒、女子67分33秒。
昨年は男子58分47秒、女子67分03秒と年々レースのレベルも上がり、近年海外の
ハーフマラソンでは2月のRAKハーフ(UAE)、3月リスボン・ハーフ(ポルトガル)などと
並び海外メジャーハーフの地位を確立しつつあります。
今回も主催者は男子の部に二人のケニア人ペースメーカーを用意。5k13分50秒ペースで
先頭集団を引っ張り、世界記録の演出を目論んでいました。
只、スタート時の気温が4℃。場所によっては強い風も吹き体感温度は更に低く感じる条件下、
入りの5kが14分06秒。更には石畳の影響もあってかその後も思うようにペースは上がらず、
今回世界記録の更新は残念ながら達成できませんでした。
それでも58分23秒のハーフ世界記録保持者ゼルセナイ・タデッセ選手(エリトリア)を筆頭に
ベスト59分台4人、60分台6人が顔を揃えた上位争いは見応え十分。
最後はタデッセ選手がゴール前の直線で同じエリトリアのメセル選手をかわし60分11秒のタイムで
優勝しました。
↓タデッセ選手(先頭の黄色ウェア)はレース全体のペースが遅いと見るや、自ら積極的に集団を
引っ張ったり、また揺さぶりをかけては後ろに下がったりと自由自在のレース運びを見せていました。
↓2位のメセル選手とは同タイム。メセル選手は普段、タデッセ選手の練習パートナーでまだ22歳。
これまでの自己ベストは61分20秒の選手。この日は大幅に自己記録を更新。
上位5人が約10秒の間にひしめくハイレベルの戦いでした。
↓ゴール後、国旗を持ってウィニングランをするタデッセ選手。
5千m、1万mで3回の五輪、5回の世界陸上に出場、常に優勝争いを演じてきたタデッセ選手も
今年31歳。大会期間中彼の行動を見ていましたが、主催者やメディアへの対応も笑顔で丁寧に
こなしていました。主催者によると世界記録を狙うレース前にもかかわらず、街や主催者による
複数のイベントにも出席。
レース以外の部分でも真のトップアスリートとしての役目をしっかり果たしていました。
ちなみに主催者側は今回、世界のメジャーレースから引く手あまたのタデッセ選手の参加交渉を
昨年9月から開始していたとの事でした。
世界一流の大会でこういった選手の走りだけでなく行動振る舞いを直に観る事もまた日本の選手、
指導者、そして私自身にとっても貴重な経験です。
上位のゴールシーン→動画(音声出ます)
男子上位結果
1 Zersenay TADESE ERI 1:00:11
2 Amanuel MESEL ERI 1:00:11
3 John KIPSANG KEN 1:00:15
4 Pius Maiyo KIROP KEN 1:00:19
5 Henry KIPLAGAT KEN 1:00:22
6 Abere KASSW ETH 1:01:17
7 Tigabu GEBREMARYAM ETH 1:01:28
8 Daniel Kipchumba CHEBII KEN 1:01:52
9 Medhin TEKLEMARIAM ERI 1:01:55
10 Philemon Kimeli LIMO KEN 1:01:57
日本人の間ではまだまだ馴染みの薄い大会ですが、現在では国際陸連のロードレース格付けで
最高位のゴールドにランク付けされ、毎年男女共に世界の一流選手が招待されています。
平坦なコースもあり優勝タイムは2011年が男子59分30秒、女子67分33秒。
昨年は男子58分47秒、女子67分03秒と年々レースのレベルも上がり、近年海外の
ハーフマラソンでは2月のRAKハーフ(UAE)、3月リスボン・ハーフ(ポルトガル)などと
並び海外メジャーハーフの地位を確立しつつあります。
今回も主催者は男子の部に二人のケニア人ペースメーカーを用意。5k13分50秒ペースで
先頭集団を引っ張り、世界記録の演出を目論んでいました。
只、スタート時の気温が4℃。場所によっては強い風も吹き体感温度は更に低く感じる条件下、
入りの5kが14分06秒。更には石畳の影響もあってかその後も思うようにペースは上がらず、
今回世界記録の更新は残念ながら達成できませんでした。
それでも58分23秒のハーフ世界記録保持者ゼルセナイ・タデッセ選手(エリトリア)を筆頭に
ベスト59分台4人、60分台6人が顔を揃えた上位争いは見応え十分。
最後はタデッセ選手がゴール前の直線で同じエリトリアのメセル選手をかわし60分11秒のタイムで
優勝しました。
↓タデッセ選手(先頭の黄色ウェア)はレース全体のペースが遅いと見るや、自ら積極的に集団を
引っ張ったり、また揺さぶりをかけては後ろに下がったりと自由自在のレース運びを見せていました。
↓2位のメセル選手とは同タイム。メセル選手は普段、タデッセ選手の練習パートナーでまだ22歳。
これまでの自己ベストは61分20秒の選手。この日は大幅に自己記録を更新。
上位5人が約10秒の間にひしめくハイレベルの戦いでした。
↓ゴール後、国旗を持ってウィニングランをするタデッセ選手。
5千m、1万mで3回の五輪、5回の世界陸上に出場、常に優勝争いを演じてきたタデッセ選手も
今年31歳。大会期間中彼の行動を見ていましたが、主催者やメディアへの対応も笑顔で丁寧に
こなしていました。主催者によると世界記録を狙うレース前にもかかわらず、街や主催者による
複数のイベントにも出席。
レース以外の部分でも真のトップアスリートとしての役目をしっかり果たしていました。
ちなみに主催者側は今回、世界のメジャーレースから引く手あまたのタデッセ選手の参加交渉を
昨年9月から開始していたとの事でした。
世界一流の大会でこういった選手の走りだけでなく行動振る舞いを直に観る事もまた日本の選手、
指導者、そして私自身にとっても貴重な経験です。
上位のゴールシーン→動画(音声出ます)
男子上位結果
1 Zersenay TADESE ERI 1:00:11
2 Amanuel MESEL ERI 1:00:11
3 John KIPSANG KEN 1:00:15
4 Pius Maiyo KIROP KEN 1:00:19
5 Henry KIPLAGAT KEN 1:00:22
6 Abere KASSW ETH 1:01:17
7 Tigabu GEBREMARYAM ETH 1:01:28
8 Daniel Kipchumba CHEBII KEN 1:01:52
9 Medhin TEKLEMARIAM ERI 1:01:55
10 Philemon Kimeli LIMO KEN 1:01:57