約3週間近くに及ぶ、バウマン・トラッククラブ(BTC)帯同。
↓この中長距離クラブはまだ設立されて年月も浅いですが、既にその実力は全米でも1,2位を争うレベル。
その中にあって何と言ってもヘッド・コーチ・J・シューマッハー氏(中央)の存在、指導力によるところが大きい
と感じました。今回指導を見ていても個性のある一人ひとりの選手と丁寧にコミュニケーションを取っている。
選手がコーチの方針に合わせるのではなく、コーチが個々の選手の状況や特性に合わせ指導している。
そしてこのクラブには男女16名、中距離、障害、長距離、マラソンと様々なトップ選手がいる中、ハイレベルな
指導を実践、結果に結びつけているのは本当に凄いと思いました。
あとは厳しい練習の日でも冗談を言いながら明るく選手と話しつつ、明るい雰囲気を作るのが上手いコーチだと
感じました。
↓BTC内で特に印象の強かった選手の一人、3000m障害のエバン・ジャガー選手。
基礎的内容の練習であっても決して手を抜くことなく常に一つひとつ真剣に取り組んでいたのが印象的。
彼は同種目の全米記録保持者(8分00秒45)。只、昨年パリDLでこの記録を樹立した時、ケニアの
トップ選手らを抑え優勝、そしてアフリカ系選手以外で初の7分台を目前にしながら最後の障害で転倒。
結果2位で上記タイムに終わったジャガー選手。その時の悔しさが今の彼を支えていると同クラブの
スタッフが話していました。ケニア勢が長年上位を占めている3000m障害。その一角を崩し、五輪、
世陸でメダル獲得射程圏内にいるジャガー選手の活躍が楽しみです。
↓そしてもう一人。1500m、5000mが専門のロペス・モロング選手。
いつも明るく冗談を言い、皆の笑いを誘っている、まさにチームのムードメーカー。
08年北京五輪1500m、12年ロンドン五輪5000mに出場。ロンドンでは10位の同選手。
生まれは長期に渡り内戦が続くアフリカ南スーダン。戦争で両親を亡くし孤児として難民キャンプで育ち、
16歳でアメリカに移住。21歳時(07年)に米市民権を得て、翌年の北京五輪では開会式でアメリカチームの
旗手も務めた同選手。子供時代を私達が想像を絶するような環境で育ち、今はアメリカ代表選手として活躍する
ロペス選手。普段の明るい表情の中に底知れぬ強さを感じました。
↓4年に一度の五輪選考会でもある全米選手権を間近に控えた時期に関わらず、帯同期間中快く対応してくれた
BTCメンバーには感謝。起業して5年が経った今、今回帯同では彼らから本当に多くのことを学び、考えさせ
られる機会でした。
そして滞在先のユタ州の合宿地。2年前から私も日本の実業団チームの夏合宿サポートで同地を訪れていますが、
今回彼らからも更に幾つかの素晴らしい練習コースも教えてもらいました。
来月からはいよいよこの地で長期に渡る合宿サポート業務もスタート。今年はチーム数も増えるので今から
非常に楽しみです。
↓この中長距離クラブはまだ設立されて年月も浅いですが、既にその実力は全米でも1,2位を争うレベル。
その中にあって何と言ってもヘッド・コーチ・J・シューマッハー氏(中央)の存在、指導力によるところが大きい
と感じました。今回指導を見ていても個性のある一人ひとりの選手と丁寧にコミュニケーションを取っている。
選手がコーチの方針に合わせるのではなく、コーチが個々の選手の状況や特性に合わせ指導している。
そしてこのクラブには男女16名、中距離、障害、長距離、マラソンと様々なトップ選手がいる中、ハイレベルな
指導を実践、結果に結びつけているのは本当に凄いと思いました。
あとは厳しい練習の日でも冗談を言いながら明るく選手と話しつつ、明るい雰囲気を作るのが上手いコーチだと
感じました。
↓BTC内で特に印象の強かった選手の一人、3000m障害のエバン・ジャガー選手。
基礎的内容の練習であっても決して手を抜くことなく常に一つひとつ真剣に取り組んでいたのが印象的。
彼は同種目の全米記録保持者(8分00秒45)。只、昨年パリDLでこの記録を樹立した時、ケニアの
トップ選手らを抑え優勝、そしてアフリカ系選手以外で初の7分台を目前にしながら最後の障害で転倒。
結果2位で上記タイムに終わったジャガー選手。その時の悔しさが今の彼を支えていると同クラブの
スタッフが話していました。ケニア勢が長年上位を占めている3000m障害。その一角を崩し、五輪、
世陸でメダル獲得射程圏内にいるジャガー選手の活躍が楽しみです。
↓そしてもう一人。1500m、5000mが専門のロペス・モロング選手。
いつも明るく冗談を言い、皆の笑いを誘っている、まさにチームのムードメーカー。
08年北京五輪1500m、12年ロンドン五輪5000mに出場。ロンドンでは10位の同選手。
生まれは長期に渡り内戦が続くアフリカ南スーダン。戦争で両親を亡くし孤児として難民キャンプで育ち、
16歳でアメリカに移住。21歳時(07年)に米市民権を得て、翌年の北京五輪では開会式でアメリカチームの
旗手も務めた同選手。子供時代を私達が想像を絶するような環境で育ち、今はアメリカ代表選手として活躍する
ロペス選手。普段の明るい表情の中に底知れぬ強さを感じました。
↓4年に一度の五輪選考会でもある全米選手権を間近に控えた時期に関わらず、帯同期間中快く対応してくれた
BTCメンバーには感謝。起業して5年が経った今、今回帯同では彼らから本当に多くのことを学び、考えさせ
られる機会でした。
そして滞在先のユタ州の合宿地。2年前から私も日本の実業団チームの夏合宿サポートで同地を訪れていますが、
今回彼らからも更に幾つかの素晴らしい練習コースも教えてもらいました。
来月からはいよいよこの地で長期に渡る合宿サポート業務もスタート。今年はチーム数も増えるので今から
非常に楽しみです。