GENさんの陸上ワールド

柳原 元の公式ブログ。WA世界陸連公認代理人。海外サポートしているクライアント選手、チームの活躍ぶりなどを綴ります。

米プロ・チームBTC訪問 その2

2016-06-09 03:21:37 | 日 記
バウマン・トラッククラブ(BTC)帯同レポつづきです。
5月下旬にトラックメンバーは拠点のオレゴン州からユタ州に場所を移し、リオ五輪選考会でもある
全米選手権(7月初旬)に向けての強化合宿に入っています。

↓スピード練習前のウォームアップ風景。
 個人主義が重視されるアメリカにあって、ポイント練習前のアップは基本いつも全員一緒。
 日本でも通常個々人にやることが多いのにこれは結構意外でした。
 先頭を引っ張るクリス・デレック選手(中央水色のシャツ)。ベスト記録は5千m13分08秒04、
 1万m27分31秒38。13年モスクワ世界陸上代表。
 記録もさることながら、練習では積極的に前を引っ張り、また普段の行動でもうまく皆をまとめるなど、
 スタッフ、選手からの信頼も厚い存在。私に対しても色々と気配りの声を掛けてくれます。
 この合宿中の食事は選手同士で自炊ですが、彼は料理の腕前も素晴らしく他の選手の食事を彼が
 ほとんど作ることも良くあるそうで。調理する姿も見てて手慣れたものでした。


↓この日は今合宿でも大切な練習のひとつとあってシューマッハー・コーチの言葉にも力が入ります。
 全米ではトップクラスの実力、実績を持つ選手が多い中、容赦なく厳しい檄が飛ぶ場面も。
 選手を強くするためには妥協を許さない厳しいコーチです。


↓女子組はロングインターバル。
 前からE・インフィールド(15北京世陸1万m3位。ベスト31分38秒71)、S・ホウリハン(5千mベスト
 15分06秒22)、C・クイッグレイ(15北京世陸3千m障害12位。ベスト9分24秒92)、
 S・シルバ(1500mベスト4分14秒93)の各選手。高地、暑さもありかなり負荷の高い練習でした。


↓男子3千障害組、最後は障害越えの練習。BTCにはこの種目のトップ選手が多いのも特徴。
 前からM・ヒュージ(13モスクワ世陸同種目6位、15北京世陸8位。ベストは8分11秒64)、
 E・ジャガー(12ロンドン五輪6位、13世陸5位、15世陸6位でベストは8分00秒45)、
 A・ベイヤー(同種目ベスト8分18秒08)の各選手。この時はほぼマックススピードでの水豪越え練習。
 ただその横で先に練習終えた女子選手が水に足をつけアイシングしながらぺちゃくちゃおしゃべり。。。
 これまた日本では見られない光景にびっくりでした。


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