JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ゾンビ復活!

2005年11月23日 | g-i

休前日の昨晩は、いつものごとくバーの片隅で今日を迎えてしまいました。
いつものバーで飲んでいると隣に居合わせたお客様が、(初対面の方でしたが)
「昔はジャズ喫茶もいっぱいあったよね、このへんだけで4,5件あったもんなぁ」
このお客さんも高校生の頃ジャズ喫茶によく行かれたそうで
「俺は、○○によく行ってたなぁ」
「はあ、○○ですか、私は××でバイトしてたんですよ」
「××?じゃあマスターは△△さん」
「ええ、行き始めは△△さんの時です。バイトし始めたときはミーちゃんがママでしたけど」
てな話で一盛り上がり、いつしかロックからストレートにかわったグラスは、スイスイと杯数を重ねることとなってしまいました。
「明日は休みだぁ!」とばかりにもう一件で飲み直し(何を直す必要があるのか?)

家に帰って布団に潜り込んだところで
「あれ?まてよ、明日も外装工事はいるって言ってたよなぁ、え?ということは、朝ゆっくり寝てらんない?たたき起こされる?」
そこで気づいても後の祭り、休日だというのに6時にたたき起こされてしまいました。(げー、目がはれてる~~~~~~、酒が残ってる~~~~~)
いくら二日酔いのない私といえども、あの量飲んで4時間睡眠では.......

ブツブツ言いながらもしっかり朝食を取り、近くのコンビニまでトマトジュースを買いに。
さぁ、シャキッとしなければ
シャワーを浴び、トマトジュースを一気に飲み干し、「HAPPENINGS」を大きめな音量で、
「よしよし、再生してきたぞ、我が肝臓はゾンビのように生き返るーーーー」
と叫び(迷惑なのでつもり)、ラジオ体操第一。
これにて、完全復活でありました。

便利な体ではありますが、よくよく考えてみれば、夕べそれなりのお金を酒に使ってきたのですから、もう少し酔いを楽しんだ方がよかったかも、まったく燃費の悪い昔のアメ車みたいです。

さてと、ということで今日は、ボビー・ハッチャーソンの「HAPPENINGS」であります。サンフランシスコを拠点に活動していたハッチャーソンは、1961年ビリー・ミッチェル、アル・グレイの双頭グループの一員としてニューヨークへ、それまで話題にも上がらなかった彼でしたが、ニュー・ウェイブの波にも乗り、数年後には最先端のバイブ・プレーヤーとして注目をあびることとなりました。
とても都会的なイメージがある彼のバイブ、このアルバムは彼の代表作です。
個人的趣味ですが、ハンコックのオリジナル「処女航海」(MAIDEN VOYAGE)は、ハンコックのアルバム「MAIDEN VOYAGE」の同曲より、こちらの方が好きだったりします。

HAPPENINGS / BOBBY HUTCHERSON
1966年2月8日録音
BOBBY HUTCHERSON(vib,marimb) HERBIE HANCOCK(p) BOB CRANSHAW(b) JOE CHAMBERS(ds)
1.AQUARIAN MOON
2.BOUQUET
3.ROJO
4.MAIDEN VOYAGE
5.HEAD START
6.WHEN YOU ARE NEAR
7.THE OMEN

追伸、BABU HOUSE 「JAZZ四方山話No.22~24」、「酒話 その三」アップしました。よろしければご覧下さい。