JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

システマチック・バーバー

2005年12月09日 | d-f

「髪と爪が早く伸びるヤツはスケベだ」なんて話、きいたことあります?
それが本当だとすれば、私は根っからのスケベということになるのでしょうが、

あと一週間ほど我慢しようとも思った髪が襟足にかかり、うっとうしくて床屋さんへ行ってまいりました。
今日は、忘年会(これから出かけるのですが)、時間も無いと「こみこみ2000円ポッキリ」という初めての床屋さんに..........

ビックリしました。入るなり、
「いらっしゃいませ!3番席へどうぞぉ」「3番席どうぞ」「3番席どうぞ」.....
こだまのように全員の声、(「あれ?俺は居酒屋に来たわけじゃないよな?」)
「髪の長さはどうしますか?」
「シャンプーはどういたしますか?」
「あっ!ハイ全部お願いします。」
あっという間にカット終了。
またまた、あっという間に顔をあたり、
「眼鏡お持ちになって、シャンプー7番にどうぞ!」
「シャンプー入りま~す。」「シャンプー入りま~す。」「シャンプー入りま~す。」.....
シャンプー専門の方でしょうか
「かゆいとこございませんか?」「乾かしますので少々お待ち下さい」とお釜みたいな乾燥機をかぶらされ、
「7番仕上げお願いしま~す!」「はい、かしこまりましたぁ~~~」
なっなんと所要時間20分、ベルトコンベアーに乗った組み立て品のごとく完成であります。
まったくもって、システマチックで素晴らしいこと

でも、なんとなくチャップリンの「モダンタイムス」をふと思い出したりして
この空間に人間らしさはみじんもありませんね。

私は、今はやりの居酒屋さんにもそんなことをふと思うときがあります。
元気が良くて気持ちが良い反面、あまりにもシステマチックで人間味をどうも感じない、私には全く不向きの飲み屋さんであります。

まぁ、今日はその不向きな飲み屋さんでの忘年会ですし、床屋さんが短時間で終わったので、こうしてブログの更新もできているわけですから、このシステムに感謝しなくちゃいけないのでしょうね。

さて、今日はケニー・ドーハムです。久しぶりのブルーノートのようなきもしますが、
今の世の中にも「器用貧乏」という方、けっこういますよね。
ドーハムの場合どうだったのでしょう?ボクサーとしてもいける、科学者としてもいける、それでも彼は音楽の道を選びました。音楽の道に進んでもトランペットを選ぶのか、歌手を目指すのか、迷ったのでしょうか?
彼が最後に選んだ道はトランペッター。
この選択が正しかったのかどうかは「彼のみぞ知る」といったところでしょうが、私達にしてみれば「よくぞトランペットを選んでくれた」と感謝すべきでしょ、「カフェ・ボヘミア」での、トランペッター、ケニー・ドーハムが歌いあげたこのアルバムを聴くかぎりは

'ROUND ABOUT MIDNIGHT AT THE CAFE BOHEMIA
1956年5月31日録音
KENNY DORHAM(tp) J.R.MONTEROSE(ts) KENNY BURRELL(g) BOBBY TIMMONS(p) SAM JONES(b) ARTHUR EDGEHILL(ds)
1.MONACO
2.'ROUND ABOUT MIDNIGHT
3.MEXICO CITY
4.A NIGHT IN TUNISIA
5.AUTUMN IN NEW YORK
6.HILL'S EDGE

追伸、
昨日に引き続きの忘年会ですが、本日は午前様必至と思われます...ムヒヒヒヒ
それでは、いってまいりま~~~~す!!!