JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

大都会を闊歩

2006年01月26日 | a-c


やっぱりインフルエンザ・ウイルスも宿主を選ぶ権利があったようで、昨日までの不調はどこへやら、「バブ復活!」であります。

帰宅途中、スイング・ジャーナルの立ち読みでもしようと、書店を覗くと、月刊プレーボーイの表紙が目に入りました。もちろんグラマラスなプレイ・メイトの表紙ではなく、ブルー・トレーンのジャケット写真が使われた表紙ですよ。
昨年から、コルトレーン特集を月刊プレーボーイでやることは知っていました、買うかどうかはパラッと内容を見てからと思っていましたが、いざ表紙を見てしまうとやっぱり買ってしまいますね。そういえば昨年のビル・エバンス特集号も買っちゃったもんな。


「ジャズに命を捧げた聖者」と名付けられた特集は、中山康樹氏監修で、なかなかの内容でありました。
中山氏の「コルトレーン、2大ライブ名盤の洗礼」を読んでいると、話は「SELFLESSNESS」と「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD」なのに何故か「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN」の時の写真が、むろん「これは5年後の....」という注意書き付で使われておりました。

とりあえず、夕食を済ませ、ひととおり読み終えたとき、
「うーん、『LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN』のマイ・フェイヴァリット・シングスを、久しぶりに聴いてみようかな.....けっこう力がいるぞ」

聴きました...バーボンを一杯用意しましたが、口も付けずにいっきに聴きました
「フー....」

「コルトレーン極めつきの30枚」という記事の中での「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN」対する田中伊佐資氏の解説
『前略.....心和らぐ美旋律とは無縁、聴くというよりも、体当たりし、知覚を総動員して激浪を受け止めよう。しかし今どきはiPodに詰めて、大都会でも闊歩すれば最高にスリリングなBGMになるかも。』

あははは、大都会を闊歩、なるほど、でもドライブは不可能ですね。

LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN / JOHN COLTRANE
1966年5月28日録音
JOHN COLTRANE(ts,ss,bcl) PHAROAH SANDERS(ts,fl) ALICE COLTRANE(p) JIMMY GARRISON(b) RASHIED ALI(ds)
1.NAIMA
2.INTRODUCTION TO MY FAVORITE THINGS
3.MY FAVORITE THINGS