JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

置いてけぼりの夜・・・それも楽しい

2008年03月02日 | p-r

「ご飯食べるんなら、炊かないと無いからね」
なんて事でしょ、今晩は置いてけぼりをくらって、一人でお留守番の真っ最中です。しかも私の夕食のことなど何も心配していないというのは「あんまりじゃござんせんか」ってんですよねぇ・・・・・・がしかし、よくよく考えてみれば、今日は日曜日ですから夕食は最初から私が作る日なのでありまして「一人きりということは、飲み放題ジャン」ということで、早速つまみの買い出しへと出かけました。

そこで、今週は早めの『料理当番、本日の一品』いやもとい『酔っぱらいオヤジ、本日の肴』であります。

まずは得意の『モツ煮込み』

こちらは『メヒカリの唐揚げ』でありまして、今回は前もって軽く醤油味を付けて揚げてみました。もちろんどちらも日本酒用の肴。
えへへへへへへ、早い時間から始めたもので、新聞を読み読みはや五合ほどいただいて、後は部屋にこもってのジャズ&バーボンタイムというわけです。

「さて、今日は何を聴こうかな????」

先日、レコードを眺めていてふと思ったのですが、ここ数年聴いていないものがけっこうあったりするものです。
本来、レコードもCDも「聴いてなんぼ」のものでワインのように寝かしておくものではありません。そう考えると私はじつにもったいない事をしています。つまりあれもこれもと買い集めることが良しとは言えないということでして、リスナーとしてあるまじき事だと反省しきり、そこでそんなもったいないレコードを毎日一枚は聴いてやろうと思っています。独りぼっちの今日は3枚聴くことにしました。

キース・ジャレットとオスカー・ピーターソンというのが、いかにも私らしいでしょ(笑)

さて、ということで今日の一枚は、そのオスカー・ピーターソンにしました。
何故かといえば、この3枚の中で一番アルコールに合っているのではないか、という単純な理由なのですけど・・・・

この「カナダ組曲」をピーターソン本人は「いつもの自分たちのトリオの演奏とは違った気分で聴いて欲しい」と言っていたそうです。たしかにいつもよりあまり弾かないピーターソン(なんじゃその表現は)といった感じはします。

ジーン・リース氏の解説によれば「カナダが空虚で寂しい国である反面、美しい風物を持った国であり、何よりもピーターソンにとってはかけがえのない国であったことを受け入れた、美しい故郷の讃美の歌が流れている。」つまり、そこに他の曲とは違ったピーターソンが見えるのだそうです。

でも、私にはそんなことはどうでもいいことで、うるさいほどのこれでもかってくらい弾きまくるピーターソンより、これくらいさり気なく聴かせて、なおかつ高度なテクニックを見せるピーターソンの方が好みであるということです。(それなら、もっと聴け!....笑)

久しぶりに聴きましたが、昔の「ピーターソンをわけもなく避ける病」は完治したようで、日本酒の追い打ちに注ぎ込んだバーボンも心地よく喉を通りすぎて・・・
いくら一人だからといって飲み過ぎちゃいけませんよね。
それじゃあ、あと一杯だけ(やっぱり飲むんかい!!!!!)

CANADIANA SUITE / OSCAR PETERSON
1964年録音
OSCAR PETERSON(p) RAY BROWN(b) EDMUND THIGPEN(ds)

1.BALLAD TO THE EAST
2.LAURENTIDE WALTZ
3.PLACE ST.HENRI
4.HOGTOWN BLUES
5.BLUES OF THE PRAIRIES
6.WHEATLAND
7.MARCH PAST
8.LAND OF THE MISTY GIANTS