JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

酒と女は敵なり

2008年03月12日 | a-c

バカ陽気だった昨日から私はチョンガー状態でありまして、昨晩はおもてで飲んで帰ることも考えたのですが、いつものバーもお休みですし一人ゆっくりと自宅で飲むことを選びました。

ならばと帰り際に刺身を仕入れ、あとは日曜日にフワフワ鶏団子を作った残りのはんぺんで一品作り、ビールで始まり日本酒突入!
「あれ?帰宅時間がいつもより早いんじゃない?」
まぁまぁまぁまぁ、それはそれとして、久しぶりに自宅での深酒とあいなりました。止める者のいない一人飲み、これはこれでよろしいものであります。
それにしても自宅での深酒というのはおもてでのそれよりたちが悪かったりもしますね、すっかり酔っぱらってしまった私は、ブログの更新すら面倒になり、ギター抱えて歌ってみたり、夜にしては少々ボリュームを上げてレコードを聴いたりとやりたい放題。後始末も考えずに飲み惚けてしまいました。

ところが、不思議なものです。一人でゆっくり飲む酒ほどありがたいものはないはずなのに、酔えば酔うほどちょっとだけ寂しくなって「話し相手がいればなぁ」なんて思ったりもして、相手がいれば自由に飲めず、自由に飲めば相手が欲しい、
「人間、そんな矛盾を抱えた生き物でござんすよ」(笑)

あ~あ、こんな時にちょっと色気のあるいい女が「バブさん、いいから今夜は飲んどくれよ」てなこと言いいながら一杯注いでくれて、ご返杯ってんで杯をわたすと
「そう、じゃいただいちゃおうかしら」なんて・・・・
そもそも色白なもんだから、少しの酒でも頬のあたりがポーっと桜色に染まってさぁ、これがまた色っぽい。
そのうちにちょっと笹が進めば眠気もさすってもんで、ごろっと横になるね、するってぇと
「バブさん、自分の腕枕なんて野暮なことしないで、あたしのここを枕におしよ」
なんて、あ~た!!!!!!!

・・・・・・・・いかん、完全に落語の『浮世床』みたいになっちゃってます。
でもいいですよね『浮世床』も私の話も全部夢話ですから

世の中は色と酒とが敵なり どふぞ敵にめぐりあいたい

四方赤良(よものあから)の狂歌にこんなんがありました。まったく男なんてぇ者はしかたのないものでありますね。

さて、今日の一枚は、ジーン・アモンズです。
といっても、プレスティッジお得意のオール・スター・セッションですので、アモンズ一人をフューチャーしたアルバムとは言えません。アモンズを中心に当時の若手(笑)アート・ファーマー、ジャッキー・マクリーン、ケニー・バレルそれぞれのソロを充分楽しめるそんな一枚に仕上がっています。

2曲目「PINT SIZE」でのマクリーンのソロが私は好きですねぇ、ふと「4,5 AND 5」の「SENTIMENTAL JOURNEY」を思い浮かべてしまうような・・・・
もちろんアモンズも「STELLA BY STARLIGHT」あたりを聴くとさすがといった感じ、他のファーマー、バレルのソロもなかなかです。
バックもさすがマル・ウォルドロンと思えるところがそこかしこにあって、なかなか面白いアルバムだと思いますよ。

FUNKY / GENE AMMONS
1957年1月11日録音
GENE AMMONS(ts) ART FARMER(tp) JACKIE McLEAN(as) KENNY BURRELL(g) MAL WALDRON(p) DOUG WATKINS(b) ART TAYLOR(ds)

1.FUNKY
2.PINT SIZE
3.STELLA BY STARLIGHT
4.KING SIZE