JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

偽ブルー

2008年11月08日 | g-i

 ♪ 不幸せという名の猫がいる
   いつも私のそばにぴったり寄添っている
   不幸せという名の猫がいる
   だから私はいつも独りぼっちじゃない ♪

昨夜は自宅で烏賊の塩辛なんぞで日本酒を飲んでおりますと、よしゃいいのに浅川マキなんぞ聴き始めまして、

 ♪ う~~んそうね、気ままに暮らしていこうかな・・・・・・
   一人の夜はやっぱり長いけど また一人よ ん~~~私・・・・・・ ♪

私、昨夜はほんとに一人だったんでして
なんだかとっても寂しくなって、タクシーを呼んでしまいました。(笑)

「ママ 来ちゃったぁ~~」
「どうしちゃったのぉ?バブちゃん」
「一人で飲んでると泣いちゃいそうだから、ボクちゃん来たの・・・」(笑)

そんな夜もありますわな ねぇ

 ♪ 寂しさには名前がない ん~~~誰が言ったの
     なんにもいらない これからは
   ドアを開けたら朝の光が また一人よ ん~~~私 ♪

またまた、オンス?
そんな時、本来ならカウンターの隅でロックグラスの氷を鳴らしながら、「あ~~~」ってため息ついて、
「ママ いくら飲んでも今夜は酔えそうもないや」
なんて、その方が絵になるんでしょうけど
そこは私ですから
突然襲ってくる原因の分からないブルーを楽しんでいる自分がいるんですね。飲み始めればため息も出ないし、不思議といつもより味がよいように感じます。
結局は、他のお客さんやママとくだらないことを話して酔っぱらって、家に帰る頃には寂しさなんてどっかに行っちゃうんですから、なんとはかないブルーでありましょうか。

「う~~~ん、それは『偽ブルー』だね、たんに飲みに行きたいってだけだよ」
「やっぱり」(笑)

さて、今日の一枚は、ジョー・ハリオットです。
ジャマイカ生まれのアルト奏者ハリオットが、イギリス・コロンビアからリリースしたEP盤2枚を、ジャズランドがLP化した一枚ですが、オリジナルEP盤はもちろん聴いたことがありません。(笑)

ブルーな私をファンキーさが救ってくれる、そんな一枚なのでありまして・・・・あれ?酒でブルーはまぎれたんじゃ???まぁまぁ(笑)
ともかく、1960年頃、イギリスではこんな感じのハード・バップが流行ってたんでありますよ、流行ってたんでしょう、流行っていたんだと思いますよ。

一聴の価値はある一枚だと私は思います。

それにしても、ジャケットの女性、チョットいい女だよなぁ
「今晩あたり、またボクちゃんブルーになっちゃうから、癒していただけやせんでしょうか?」
「こらぁ~~!!」

SOUTHERN HORIZONS / JOE HARRIOTT
1959年5月5日[1,2,3,5], 1960年4月8,21日[4,6,7,8,9]録音
JOE HARRIOTT(as) HANK SHAW[1,2,3,5], SHAKE KEANE[4,6,7,8,9](tp) Coleridge Goode(b) Bobby Orr(ds) Frank Holder[4,6,7,8,9](bongo)

1.STILL GOOFIN'
2.COUNT TWELVE
3.SENOR BLUES
4.SOUTHERN HORIZONS
5.JUMPIN' WITH JOE
6.LIGGIN'
7.CARAVAN
8.YOU GO TO MY HEAD
9.TUESDAY MORNING SWING